山口智子
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来歴
栃木市立栃木西中学校、栃木県立栃木女子高等学校を経て、青山学院女子短期大学家政学科卒業[1]。短大在学中に声をかけられ、女性ファッション雑誌・ViViのモデルとして活動を開始する[2][3][4]。1986年、東レキャンペーンガールでデビュー[1]。
23歳となり、NHK連続テレビ小説のヒロインオーディションに合格し、1988年度後期放送の『純ちゃんの応援歌』のヒロイン・小野純子役で女優デビュー。この作品の義弟役・唐沢寿明とは、この共演がきっかけで後に結婚する[3]。
1990年には、(シリーズモノは別として)火曜サスペンス劇場枠の2時間ドラマに異例とも言える3作品に主演した。ほどなくして連続ドラマでは、日本テレビやTBS、フジテレビなど数々のトレンディードラマのヒロイン級の役柄を担当し、一躍スターダムにのし上がる[1]。これら1990年代の山口の全盛期の出演ドラマは、同世代の女性達から支持を集め、いずれも高視聴率が取れたため「連ドラクイーン」や「高視聴率の女王」とも呼ばれた。
1995年に唐沢寿明と結婚してからは女優業を徐々に縮小し、CMを中心に仕事をシフトしている。1996年の『ロングバケーション』(以下、『ロンバケ』)の出演を境に女優業から一旦遠ざかり、当面の間主婦業に専念する[4]。
2008年から2010年3月まで中目黒の川沿いに燕子花(かきつばた)という西洋/東洋の伝統工芸雑貨のセレクトショップをオーナー経営していた。2010年には世界中を旅して出会った多様な民族音楽と文化を収録する映像シリーズ「LISTEN.」[5]のプロデュースを開始し、自身のライフワークとしている[2][6]。
2012年の『ゴーイング マイ ホーム』で『ロンバケ』以来16年ぶりに連続ドラマに出演[7][8]、2015年には『ロンバケ』以来19年ぶりの連続ドラマのラブストーリーとなる『心がポキッとね』に出演[9]。また、2018年の『BG〜身辺警護人〜』では、木村拓哉と『ロンバケ』以来22年ぶりとなる再共演を果たし、話題を呼んだ[10]。
2018年現在は単発的にTV出演などのタレント活動もしている。
2019年には同年度前期放送のNHK連続テレビ小説『なつぞら』で『純ちゃんの応援歌』以来31年ぶりに朝ドラに出演[11]。また、7月期放送の『監察医 朝顔』で『ロングバケーション』以来23年ぶりにフジテレビ月9ドラマへ出演した[12]。
注釈
- ^ 中学生入学後は、祖母から旅館の手伝いを優先して週末の部活動を休むよう言われるなどした[13]。
- ^ 寮の門限は21時だったが、寮のお風呂も同時刻に終わってしまうため、放課後街に出かけても入浴時間を考慮していつも20時半頃には帰宅していたという[13]。
- ^ 例として、朝山口が新鮮な空気を入れようと窓を開けるが、後から起きてきた唐沢がアレルギー物質が入る恐れを気にして窓を閉める等。
- ^ その一例として、山口は「夜はできるだけくつろぐ」ということを決めており、夕食後に食器洗いを絶対にしたくないとのこと。対して唐沢はバイ菌が増えるのが嫌で食器を一晩置きたくない。このため山口が流しに食器を置いておくと何も言わなくても唐沢が洗ってくれるため、内心「ラッキー」と思っているとのこと[13]。
- ^ 本人は、出典のインタビューで「LISTEN.」の活動で家を空けることが多いことを左記のように例えている。
- ^ 跡地は現在ファミリーマートになっている。
- ^ 本人によると「入部後、陸上部で誰もやらない分野に回されて800mを走ることになったんです。一番苦しいから(やりたいって名乗り出る人がいなくて)」と回想している[22]。
- ^ これまで、「花のように、ただそこに立つ(存在感)だけで魅力を放てる人間にどうやったらなれるのだろう」と考えてきたとのこと[13]。
- ^ 具体的には、「私はすぐ姿を消したくなるタイプなので、同じ劇場に1ヶ月間通うことを考えるとゾッとします(笑)」と理由を述べている[13]。
出典
- ^ a b c d e f g h i 別冊宝島2551『日本の女優 100人』p.110.
- ^ a b c d e f g h 山口智子(インタビュアー:錦光山雅子)「夢描くことを親に許されず、私は… 山口智子さん」『朝日新聞 Dear Girls』、朝日新聞デジタル、2017年2月27日 。2019年7月5日閲覧。
- ^ a b c d e f 山口智子(インタビュー)「いま思えば毎日が崖っぷち。自分のすべてをささげました 第41作「純ちゃんの応援歌」 小野純子 役 山口 智子さん」『朝ドラ100』、日本放送協会、2019年5月3日。 オリジナルの2019年5月25日時点におけるアーカイブ 。2019年5月25日閲覧。
- ^ a b c d 山口智子(インタビュアー:FRaU編集部)「山口智子が考える「幸せな生き方」インタビュー全文公開!」『FRaU』、講談社、2頁、2017年6月27日 。2019年5月24日閲覧。
- ^ “THE LISTEN PROJECT”. Twin Planet Communications. 2019年7月5日閲覧。
- ^ a b 山口智子(インタビュアー:Miho Maeda)「年齢を超越する、山口智子の美と強さの秘密。」『VOGUE JAPAN』、コンデナスト・ジャパン、2019年6月25日 。2019年7月5日閲覧。
- ^ “山口智子「ロンバケ」以来16年ぶり連ドラに「新鮮で感動の毎日」”. 映画.com. (2012年9月27日) 2019年5月24日閲覧。
- ^ “山口智子、16年ぶり連ドラ出演に「すべてが新鮮」”. ORICON NEWS (oricon ME). (2012年9月27日) 2019年5月24日閲覧。
- ^ “山口智子、長せりふに苦戦「必死です」 19年ぶりラブストーリー出演”. ORICON NEWS (oricon ME). (2015年3月31日) 2019年5月24日閲覧。
- ^ “木村拓哉・山口智子、『ロンバケ』以来22年ぶり再共演に喜びのハグ 『BG』で元夫婦役”. ORICON NEWS (oricon ME). (2018年2月18日) 2019年5月24日閲覧。
- ^ “山口智子「なつぞら」で31年ぶり朝ドラ「感慨深く」おでん屋の女将役 比嘉愛未も 歴代ヒロイン4人集結”. Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2019年2月12日) 2019年5月24日閲覧。
- ^ a b “山口智子、『ロンバケ』以来23年ぶり月9に「ほっとする親近感」 髪もバッサリ”. ORICON NEWS (oricon ME). (2019年6月10日) 2019年10月6日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r 週刊文春2022年12月1日号・「阿川佐和子のこの人に会いたい」第1420回・山口智子p120-125
- ^ “唐沢寿明 妻・山口智子とは「式も指輪も新婚旅行もなし」婚”. デイリースポーツ online. (2019年7月4日) 2019年7月5日閲覧。
- ^ 山口智子(インタビュアー:菊地陽子)「山口智子インタビュー「大人になってからが人生は楽しい」」『FRaU』、講談社、2016年2月16日 。2019年7月5日閲覧。
- ^ “山口智子の実家のホテルが経営難で閉館”. SANSPO.COM (産経デジタル). (2005年9月1日). オリジナルの2005年12月17日時点におけるアーカイブ。 2019年5月24日閲覧。
- ^ “山口智子さんの実家「ホテル鯉保」廃業”. YOMIURI ONLINE. (2005年9月1日)
- ^ 山口智子(インタビュアー:FRaU編集部)「山口智子が考える「幸せな生き方」インタビュー全文公開!」『FRaU』、講談社、4頁、2017年6月27日 。2019年5月24日閲覧。
- ^ 山口智子(インタビュアー:FRaU編集部)「山口智子が考える「幸せな生き方」インタビュー全文公開!」『FRaU』、講談社、5頁、2017年6月27日 。2019年5月24日閲覧。
- ^ a b “山口智子、最近の挑戦は朝ドラ『なつぞら』 「まさか人前で踊る役をやるとは」”. ORICON NEWS (oricon ME). (2019年3月20日) 2019年5月24日閲覧。
- ^ a b “山口智子「体を張って踊ります」次期朝ドラに意欲的”. 日刊スポーツ. (2019年3月20日) 2019年5月24日閲覧。
- ^ a b “山口智子、有森裕子とのCM共演に感動「元陸上部としては憧れの存在」”. ザ・テレビジョンのウェブサイト (2022年11月3日). 2022年12月11日閲覧。
- ^ “木村拓哉&山口智子:「ロンバケ」以来22年ぶりドラマ共演で“元夫婦”に 久々の再会でハグ”. まんたんウェブ (毎日新聞デジタル). (2018年2月18日) 2018年2月18日閲覧。
- ^ “亀梨和也主演「正義の天秤 season2」来春放送、天才弁護士・鷹野和也が帰ってくる”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2022年11月24日) 2022年11月24日閲覧。
- ^ “KAT-TUN亀梨和也主演「正義の天秤 season2」キービジュアル解禁 追加キャスト発表”. モデルプレス (ネットネイティブ). (2023年4月5日) 2023年4月5日閲覧。
- ^ “山口智子、佐藤浩市×横浜流星『春に散る』で27年ぶり実写映画出演 橋本環奈とWヒロイン”. リアルサウンド映画部 (blueprint). (2022年11月29日) 2022年11月29日閲覧。
- ^ 「CF撮影余話(日産自動車)」『近代企業リサーチ 11月10日』第716号、中小企業経営管理センター事業部、1994年11月10日、77頁、NDLJP:2652217/39。
- ^ “山口さん起用 日本テレコム新キャラクター”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 3. (1996年10月9日)
- ^ “山口智子:美しい海をバックに鮮やか赤ワンピで笑顔 新・機能素材“着る岩盤浴”の温かさを表現 新CMのビジュアル公開”. 毎日キレイ. MANTAN (2024年1月10日). 2024年1月10日閲覧。
- ^ “okaeri 山口智子 美の巡礼”. デジタルブック・ジャパン (2010年4月19日). 2016年10月13日閲覧。 “女優・山口智子さんと、多摩美術大学教授・鶴岡真弓さんの2人が、東欧はハンガリーへ美を巡る旅を行いました。その姿を、BSフジにて4月24日22時より2時間番組として放送。その番組の記者会見の模様を追いかけました。”
- ^ [1]図書館検索「カーリル」のウェブサイトより。
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