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現代俳句データベース(俳句)
現代の名俳句について、作者や季語、出典などの情報を記載したデータベースです。 提供 現代俳句協会 URL http://www.gendaihaiku.gr.jp/index. shtml |
現代俳句データベース(俳句) のさくいん
「あ」から始まる用語のさくいん
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- あ(アルファベット)
- あ(タイ文字)
- あ(数字)
- あ(記号)
- 秋の蝶よりも遊女の低き墓
- 秋の月木蔭は闇を従へて
- 秋の土鶏のみつむるもの動く
- 秋の峠黒牛売られ人は佇ち
- 秋の道百をかぞえる間に暮れる
- 秋の七草指折る途中夫が出る
- 秋の波志海苔古錢の中来たり
- 秋の波どんぶり勘定してゐたり
- 秋の虹地検帳に天正と記
- 秋の虹夕べの地をはなれけり
- 秋の蠅輝きながら虫を責む
- 秋の墓昼辨当を使ひけり
- 秋の橋渡り一番列車待つ
- 秋の蜂孤はしずかなる建築
- 秋の浜男一人の足へ波
- 秋の浜貝を焼く手に近くゐる
- 秋のパリ迷ひし道の暮れそめぬ
- 秋のひと音叉一と打ちしてゆきぬ
- 秋の灯にひらがなばかり母へ文
- 秋の灯にひらがなばかり母の文
- 秋の灯やガラスの部屋の薬剤師
- 秋の日や姉妹異なる髪の影
- 秋の昼眉描きて尚さびしき顔
- 秋の昼ぼろんぼろんと艀ども
- 秋の日をとづる碧玉数しれず
- 秋の蛇去れり一行詩のごとく
- 秋の蛇人のごとくに我を見る
- 秋の蛇ブルーノートに黄昏て
- 秋の星座砂漠の色でまたたくか
- 秋の水自在に彩を得て愛し
- 秋の水水琴窟の音となり
- 秋の水湛える地図から消えた村
- 秋の村田にはりつきて渚澄む
- 秋のやつめがポケットの底で咄っていた
- 秋の山足裏に土の微熱かな
- 秋の山向こうに魂置きに行く
- 秋の陽や両手拡げて抱くものなし
- 秋の夜扉一枚づつ増えて
- 秋の夜の憤ろしき何々ぞ
- 秋の夜の男匂はすサクソフォーン
- 秋の夜のなぞなぞ遊び子が主役
- 秋の夜の目刺の貌はみなちがふ
- 秋の夜の露天湯やけどの傷透かす
- 秋の夜や紅茶をくぐる銀の匙
- 秋の夜や道に迷いし文字探す
- 秋の夜やまだ街道の宵の口
- 秋の路上死に隣りして嬰を抱く
- 秋は豆腐を握りつぶすことに反対してはならぬ
- 秋はまたヘッセの詩集たづさへし
- 秋晴に天草灘の濃ゆかりし
- 秋晴の運動会をしてゐるよ
- 秋晴の何処かに杖を忘れけり
- 秋晴のをとこ舟出す三崎港
- 秋晴や宇治の大橋横たはり
- 秋晴や火口を落ちる砂の音
- 秋晴や草生の中の苜宿
- 秋彼岸過ぎていよいよ独りなり
- 秋彼岸麓の馬の紺に見ゆ
- 秋彼岸兵戈無用の文字鐘に
- 秋彼岸まだ呼ばないで倶会一処
- 秋日射し杉の匂ひの厠紙
- 秋愁ひ出さずじまひの文を抱く
- 秋旱掘つても穴にならぬなり
- 秋日和片肺頼みの磴の数
- 空瓶透き大人ばかりの家の冬
- 空瓶と遠雷ひとつ海に浮く
- 空き瓶の透明サウンドレノンの忌
- 空瓶のぬくもり浚ふ土用波
- 秋深く傘の内なるひとりかな
- 秋深しいばって眠る父がいる
- 秋深し菓子の木型の鳥や花
- 秋深し乳房にぶつかりながらゆく
- 秋深しふき井に動く星の数
- 秋深し谷中の坂の猫だまり
- 秋深し用事はないといふ電話
- 秋深む家の中にもけものみち
- 秋深む歳月の風韻身に座る
- 秋深むたかが一句に見くびられ
- 秋深む那須塩原の蛇尾川
- 秋深むひと日ひと日を飯炊いて
- 秋深む美貌の石をさがすかな
- 秋深む藤村寓居のスリッパ立
- 秋遍路硫黄島から来たと言ふ
- 空部屋に石ひとつ置く秋の国
- 秋蛍閃光を売る六本木
- 秋蛍むかし暗号解読兵
- 秋沒り日海境遠く緋に染めて
- 秋また秋その空欄をうめよ
- 秋祭合せ鏡に見入る母
- 秋まつり十中八九兄の笛
- 秋祭その夜求婚されしこと
- 秋めいて郵便受けのカタと揺れ
- 秋めきし闇のやさしく流れをり
- 秋めきて風なきに散るもののあり
- 秋めくやいささ群竹風に鳴り
- 秋めくやギリシャ神話の天球儀
- 飽きもせず生きているなり心太
- 秋谷の戸ごとに怒鳴り酔つぱらい
- 秋山の襞を見てゐる別れかな
- 秋夕焼くわえて抜き手切っている
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