山口智子
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その他
実家は栃木市倭町内にかつて存在した創業120年の老舗旅館の「ホテル鯉保(こいやす)」で、業績不振と実父の死去に伴う後継者難により2005年8月31日で廃業[16][17][注 6]。一人娘で家業を継ぎ女将となることが定められていたが[4]、旅館を一人で切り盛りする祖母の苦労を目にして家業のために自身を犠牲にする祖母の生き方に疑問を抱き、家や宿命に縛られることなく後悔しない人生を自身で選びたいと実家を離れた[18]。
フラメンコに20代から10年間にわたって本格的に取り組み、15年のブランクを経て、本場のスペイン・アンダルシアの旅先で目にした日常生活の中で何気なく踊られる踊り手の人生が投影されたフラメンコに触発されて、2017年より再び練習を再開した[6][19]。元ダンサー役を演じるNHK連続テレビ小説『なつぞら』では、劇中でフラメンコのエッセンスを生かしたダンスを披露した[20][21]。
俳人・松尾芭蕉を経済的にも支援した門弟・杉山杉風の子孫にあたる。
中学校時代には生徒会会長を務めた。
学生時代に陸上部に所属し、中距離走の800mを担当していた[22]。陸上部に入ったきっかけは、「顔面で風を受けるのが気持ちいいから」[注 7]。
短大時代は広告研究会に所属した。また、当時からモデル業を始めたが、本人は「卒業後は、結局故郷に帰って見合い結婚して女将を継ぐのかも」とも思っていたため、この頃に見合い写真を撮っている[13]。
以前から朝ドラの大ファンだった祖母は、『純ちゃんの応援歌』の撮影期間のある日撮影現場を見学し、笑福亭鶴瓶たち出演者と一緒に写真を撮った[3]。後日大きく引き伸ばしたこの写真を実家の旅館に貼ったところ、集客に一役買ったという[3]。
「人としてどう存在するべきか」ということを人生のテーマにしている[注 8]。
舞台経験があるかは不明だが、本人は「舞台は向いていない」としており苦手である[注 9]。
先述の通り子供の頃から海外に憧れていたため、「LISTEN.」などの活動で色々な国に行けるようになったことについて、「世界を巡れるなんて夢のよう。とても嬉しい。ただ、家を空けることが多いため、唐沢さんからは内心呆れられているかも(笑)」と語っている[13]。
注釈
- ^ 中学生入学後は、祖母から旅館の手伝いを優先して週末の部活動を休むよう言われるなどした[13]。
- ^ 寮の門限は21時だったが、寮のお風呂も同時刻に終わってしまうため、放課後街に出かけても入浴時間を考慮していつも20時半頃には帰宅していたという[13]。
- ^ 例として、朝山口が新鮮な空気を入れようと窓を開けるが、後から起きてきた唐沢がアレルギー物質が入る恐れを気にして窓を閉める等。
- ^ その一例として、山口は「夜はできるだけくつろぐ」ということを決めており、夕食後に食器洗いを絶対にしたくないとのこと。対して唐沢はバイ菌が増えるのが嫌で食器を一晩置きたくない。このため山口が流しに食器を置いておくと何も言わなくても唐沢が洗ってくれるため、内心「ラッキー」と思っているとのこと[13]。
- ^ 本人は、出典のインタビューで「LISTEN.」の活動で家を空けることが多いことを左記のように例えている。
- ^ 跡地は現在ファミリーマートになっている。
- ^ 本人によると「入部後、陸上部で誰もやらない分野に回されて800mを走ることになったんです。一番苦しいから(やりたいって名乗り出る人がいなくて)」と回想している[22]。
- ^ これまで、「花のように、ただそこに立つ(存在感)だけで魅力を放てる人間にどうやったらなれるのだろう」と考えてきたとのこと[13]。
- ^ 具体的には、「私はすぐ姿を消したくなるタイプなので、同じ劇場に1ヶ月間通うことを考えるとゾッとします(笑)」と理由を述べている[13]。
出典
- ^ a b c d e f g h i 別冊宝島2551『日本の女優 100人』p.110.
- ^ a b c d e f g h 山口智子(インタビュアー:錦光山雅子)「夢描くことを親に許されず、私は… 山口智子さん」『朝日新聞 Dear Girls』、朝日新聞デジタル、2017年2月27日 。2019年7月5日閲覧。
- ^ a b c d e f 山口智子(インタビュー)「いま思えば毎日が崖っぷち。自分のすべてをささげました 第41作「純ちゃんの応援歌」 小野純子 役 山口 智子さん」『朝ドラ100』、日本放送協会、2019年5月3日。 オリジナルの2019年5月25日時点におけるアーカイブ 。2019年5月25日閲覧。
- ^ a b c d 山口智子(インタビュアー:FRaU編集部)「山口智子が考える「幸せな生き方」インタビュー全文公開!」『FRaU』、講談社、2頁、2017年6月27日 。2019年5月24日閲覧。
- ^ “THE LISTEN PROJECT”. Twin Planet Communications. 2019年7月5日閲覧。
- ^ a b 山口智子(インタビュアー:Miho Maeda)「年齢を超越する、山口智子の美と強さの秘密。」『VOGUE JAPAN』、コンデナスト・ジャパン、2019年6月25日 。2019年7月5日閲覧。
- ^ “山口智子「ロンバケ」以来16年ぶり連ドラに「新鮮で感動の毎日」”. 映画.com. (2012年9月27日) 2019年5月24日閲覧。
- ^ “山口智子、16年ぶり連ドラ出演に「すべてが新鮮」”. ORICON NEWS (oricon ME). (2012年9月27日) 2019年5月24日閲覧。
- ^ “山口智子、長せりふに苦戦「必死です」 19年ぶりラブストーリー出演”. ORICON NEWS (oricon ME). (2015年3月31日) 2019年5月24日閲覧。
- ^ “木村拓哉・山口智子、『ロンバケ』以来22年ぶり再共演に喜びのハグ 『BG』で元夫婦役”. ORICON NEWS (oricon ME). (2018年2月18日) 2019年5月24日閲覧。
- ^ “山口智子「なつぞら」で31年ぶり朝ドラ「感慨深く」おでん屋の女将役 比嘉愛未も 歴代ヒロイン4人集結”. Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2019年2月12日) 2019年5月24日閲覧。
- ^ a b “山口智子、『ロンバケ』以来23年ぶり月9に「ほっとする親近感」 髪もバッサリ”. ORICON NEWS (oricon ME). (2019年6月10日) 2019年10月6日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r 週刊文春2022年12月1日号・「阿川佐和子のこの人に会いたい」第1420回・山口智子p120-125
- ^ “唐沢寿明 妻・山口智子とは「式も指輪も新婚旅行もなし」婚”. デイリースポーツ online. (2019年7月4日) 2019年7月5日閲覧。
- ^ 山口智子(インタビュアー:菊地陽子)「山口智子インタビュー「大人になってからが人生は楽しい」」『FRaU』、講談社、2016年2月16日 。2019年7月5日閲覧。
- ^ “山口智子の実家のホテルが経営難で閉館”. SANSPO.COM (産経デジタル). (2005年9月1日). オリジナルの2005年12月17日時点におけるアーカイブ。 2019年5月24日閲覧。
- ^ “山口智子さんの実家「ホテル鯉保」廃業”. YOMIURI ONLINE. (2005年9月1日)
- ^ 山口智子(インタビュアー:FRaU編集部)「山口智子が考える「幸せな生き方」インタビュー全文公開!」『FRaU』、講談社、4頁、2017年6月27日 。2019年5月24日閲覧。
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- ^ a b “山口智子、最近の挑戦は朝ドラ『なつぞら』 「まさか人前で踊る役をやるとは」”. ORICON NEWS (oricon ME). (2019年3月20日) 2019年5月24日閲覧。
- ^ a b “山口智子「体を張って踊ります」次期朝ドラに意欲的”. 日刊スポーツ. (2019年3月20日) 2019年5月24日閲覧。
- ^ a b “山口智子、有森裕子とのCM共演に感動「元陸上部としては憧れの存在」”. ザ・テレビジョンのウェブサイト (2022年11月3日). 2022年12月11日閲覧。
- ^ “木村拓哉&山口智子:「ロンバケ」以来22年ぶりドラマ共演で“元夫婦”に 久々の再会でハグ”. まんたんウェブ (毎日新聞デジタル). (2018年2月18日) 2018年2月18日閲覧。
- ^ “亀梨和也主演「正義の天秤 season2」来春放送、天才弁護士・鷹野和也が帰ってくる”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2022年11月24日) 2022年11月24日閲覧。
- ^ “KAT-TUN亀梨和也主演「正義の天秤 season2」キービジュアル解禁 追加キャスト発表”. モデルプレス (ネットネイティブ). (2023年4月5日) 2023年4月5日閲覧。
- ^ “山口智子、佐藤浩市×横浜流星『春に散る』で27年ぶり実写映画出演 橋本環奈とWヒロイン”. リアルサウンド映画部 (blueprint). (2022年11月29日) 2022年11月29日閲覧。
- ^ 「CF撮影余話(日産自動車)」『近代企業リサーチ 11月10日』第716号、中小企業経営管理センター事業部、1994年11月10日、77頁、NDLJP:2652217/39。
- ^ “山口さん起用 日本テレコム新キャラクター”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 3. (1996年10月9日)
- ^ “山口智子:美しい海をバックに鮮やか赤ワンピで笑顔 新・機能素材“着る岩盤浴”の温かさを表現 新CMのビジュアル公開”. 毎日キレイ. MANTAN (2024年1月10日). 2024年1月10日閲覧。
- ^ “okaeri 山口智子 美の巡礼”. デジタルブック・ジャパン (2010年4月19日). 2016年10月13日閲覧。 “女優・山口智子さんと、多摩美術大学教授・鶴岡真弓さんの2人が、東欧はハンガリーへ美を巡る旅を行いました。その姿を、BSフジにて4月24日22時より2時間番組として放送。その番組の記者会見の模様を追いかけました。”
- ^ [1]図書館検索「カーリル」のウェブサイトより。
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