子音
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/05 15:38 UTC 版)
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母音のように気道が開放されることはなく、舌、歯、唇または声門で息の通り道を完全に、または部分的に閉鎖したり通り道を狭くしたりして発音する。無声音と有声音とがある。子音が連続する場合には二重子音・三重子音と呼ぶ。
この記事では音声学に準拠して、一般的・客観的な記述をする。但し音韻論では、子音を特定言語の話者が弁別する最小の音声単位である音素によって分類・定義する。音韻論の方法は個別の言語に依存することになり、話者・研究者によって見解が大きく異なることがある。
なお、以下で用いる「音(おと)」という記述は「音声」、「音声要素」または「単音」を指す。単音は、音声学における最小の音声単位であり、特定言語を母語とする話者が弁別するか否かとは無関係に定義される。
注釈
出典
- ^ 小学館『デジタル大辞泉』、平凡社『百科事典マイペディア』、角川書店『角川類語新辞典』など
- ^ "有声開始時間(Voice Onset Time, 以下 VOT)... VOT とは, 声道の閉鎖開放によって生じる雑音成分と, 声帯振動によって生じる母音部の開始時間差である" 田村. (2016). 閉鎖子音における有声性の知覚メカニズム: 聴覚時間分解能との関係性. 情報処理学会研究報告, vol2016-MUS-111, No.25, p.1. より引用。
- ^ "VOT を連続的に変化させた合成音声/da/-/ta/を用いて聴取実験を行うと, 日本語話者の場合, VOT 15~20 ms を境にその知覚は/da/から/ta/へと急激に切り替わる(カテゴリー知覚)" 田村. (2016). 閉鎖子音における有声性の知覚メカニズム: 聴覚時間分解能との関係性. 情報処理学会研究報告, vol2016-MUS-111, No.25, p.1. より引用。
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