大連ソフトウェアパーク 中国の他都市への進出

大連ソフトウェアパーク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/03 20:23 UTC 版)

中国の他都市への進出

大連ソフトウェアパークは今までの経験をもとに、各地の高新技術園区管理委員会と協力して、次の3都市への進出が決まっている。

  • 湖北省の武漢:武漢“光谷”軟件園。2007年4月から入園が始まっている。武漢は長江の中流の都市で、中国の人口配置の中心に当たり、北京・天津回廊に次いで大学が多いといわれている。
  • 江蘇省の蘇州市:蘇州高新区管理委員会との合弁で、蘇州の西郊外、太湖のほとりに建設中。2007年12月から入居可能。
  • 天津直轄市:天津新技術開発区(TEDA 泰達)管理委員会との合弁で、天津“泰達”開発区の渤海寄りに建設予定。2008年12月から入居可能予定。

その他、数都市への進出が予定されている。

大連市内の主なIT企業・機関

大連高新技術園区の会社・機関

(大連高新技術委員会が管理)

大連ソフトウェアパーク1期の会社・機関

(大連ソフトウェアパーク(株) DLSPが運営)

大連ソフトウェアパーク2期の会社・機関

大連アセンダス(騰飛)ITパーク
(シンガポールのアセンダス社(Ascendas Pte. Ltd.)とDLSPの合弁会社が建設・運営)
コニカミノルタ、旅順南路ソフトウェア産業帯紹介庁、豊田通商電子(大連)有限公司、など
大連天地ソフトウェアパーク
(香港の瑞安集団(Shui On Group)に属するシュイオン・ランド(瑞安房地産)とDLSPの合弁会社が建設・運営)
建設中、2009年に数棟のビルが完成予定

大連市内の他箇所の会社・機関

(市内の他箇所でもIT企業は自由に設立できるが、優遇政策は適用されない)

大連永佳電子技術(Informeida)、阪急阪神東宝グループ ウィズシステム、住生コンピューターサービス、NHST(韓国最大のサーチ・エンジン会社NHNの関連会社)、大連市ソフトウェア産業局、大連市ソフトウェア協会(大連市軟件行業協会)など

大連市の業務アウトソーシングの沿革

  • 1992年 大連市コンピュータセンター(DCC)がNTTデータのアプリケーション開発を受注
  • 1996年 DCCから大連華信(DHC)を分離・独立。大連海輝(Hisoft)が創立
  • 1998年 大連ソフトウェアパークの定礎式(6月)
  • 1999年 大連ソフトウェアパークの開業式。東軟グループが入園(7月)
  • 2000年 東北大学 東軟信息学院が発足(9月)
  • 2001年 日本の情報サービス産業協会 (JISA)・中国ソフトウェア業界協会 (CISA) 共催の「第5回 中日情報サービス産業懇談会」を大連市で開催(7月)。松下通信が日本企業として初めて入園(9月)
  • 2002年 大連華信が中国のソフトウェア輸出ランキングで首位に
  • 2003年 大連市が旅順南路ソフトウェア産業帯の建設を発表、大連ソフトウェアパーク2期の開工式(5月)。第1回中国国際ソフトウェア・情報サービス交易会(CISIS)を開催(7月)。IBM、Accenture、CSK、トライアルカンパニーなどが入園
  • 2004年 HP、SAP、オムロンなどが入園
  • 2005年 CISIS交易会で「中日組み込みソフトセミナー」を開催、T-Engine実験室もオープン(6月)
  • 2006年 中国の「国家プロジェクト1110」(国内に1000のアウトソーシング企業を作り、世界トップ500企業のうち100社に中国でアウトソーシング子会社を作ってもらい、10都市をアウトソーシング基地とする)に、大連市も選ばれた
  • 2007年 大連ソフトウェアパーク2期で、大連アセンダスITパークが開業式(9月)、大連天地ソフトウェアパークが開工式(9月)
  • 2008年 大連ソフトウェアパークは10周年を迎えて(6月)、新日本製鐵シスコシステムズ損保ジャパンBTグループフィデリティ・インベストメンツなど世界的に有名な企業が入園。東京・新宿住友ビルに「大連(日本)ソフトウェアパーク」を開設

参照







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