大宮総合車両センター
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保存車
下記に、東大宮センターを除くセンター本所内などに保存されている車両を場所別に示す。各車両に特記事項がなければ、2017年4月1日時点で確認されている車両[41][42]。
※はJR貨物大宮車両所内の車両。
R.G.P.(レールウェイガーデンプロムナード)
- D51 187
- 保存までの流れ:1971年8月26日除籍。最終配置区:浜田機関区(現・廃止)→1971年10月14日:準鉄道記念物の指定[43]→1972年:当所で保存
- センター正面玄関横のR.G.P.[注 23]に保存展示されている。大宮工場で新製されたD51形の第1号機である。
- 鉄道100周年を記念して当所で保存されたとき、除煙板は標準型に取換えられた[44]。
- 一緒にいたED4010が鉄道博物館での展示のために移動した2007年10月14日以降は、車体全体を見られるように通路が整備され、トンネルの中を走るイメージを持つ屋根に覆われて展示されている。
- 保存までの流れ (EF15 168) :1984年8月23日除籍。最終配置区:八王子機関区(現・廃止)→保存時1エンド側を当所で保存、2エンド側は、大阪府高槻市の民間人が所有[45][46]。
- 保存までの流れ (EF58 154) :1985年9月12日除籍。最終配置区:田端機関区(現・田端運転所)[47]→2エンド側のみ保存。
- 運転台のみのカットボディ。以前はセンター本所内の展示だったが、2007年10月14日より、センター本所外周西側近接の沿道北側(正門より鉄道博物館側)に設置されたR.G.P.に移設された[注 25]。
センター本所内
- 保存までの流れ (EF60 47) :1985年6月27日除籍。最終配置区:沼津機関区(現・沼津運輸区)[47]→2エンド側のみ保存
- 保存までの流れ (EF63 13) :1998年6月5日除籍。最終配置区:高崎運転所(現・ぐんま車両センター)[48]→2エンド側のみ保存
- 運転台のみのカットボディ。以前は上記の2台とともに、4台並べて展示されていた[注 27]。
- 1972年3月に試作された、ガスタービンを動力とする高速運転用ガスタービン気動車。
- T1-M2-T3の3車体4台車の連接構造で、M2車にガスタービンエンジンを床上に搭載した。
- 落成後、川越線、伯備線[注 28]、田沢湖線[注 29]などで、試験走行を繰り返したが、騒音や乗心地の問題に加え、折からのオイルショックによる原油価格高騰などで同エンジン車の量産を断念したため、試験走行も終了した。
- しばらく米子機関区(現・後藤総合車両所運用検修センター)に留置後、鉄道技術研究所(現・鉄道総合技術研究所)に搬送された。のちに当センター本所にて保存され、以前は編成全体が保存されていた。
- 2015年2月に車体のほとんどを解体し、それ以降は片エンド側運転席部分のみがカットボディとしてセンター正面奥に保存されている[52]。
車両ではないが、スポーク車輪とEF58 154のナンバープレートをコンクリートに埋め込んだモニュメントが、センター本所内のEF63 13・EF60 47の左横に置かれて展示されている。
- 2022年に大宮総合車両センターで除籍・解体された185系C5編成のうちクハ185-110がカットモデル化された上でEF60 47の左に展示されている。
新幹線高架下
これらの車両は原則非公開の車両。これらの車両の一般公開実績は、鉄道のまち大宮 鉄道ふれあいフェアの記事を参照。
- 344号供奉車[53]
- 1986年度除籍。最終配置区:品川客車区(現・廃止)
- 一等室(一人掛の回転椅子が並ぶ定員17人)と二等室(固定式腰掛を備える定員16人)の合造車である。
- 旧・大宮工場時代の1932年3月に製造。除籍後から当センター本所で保存されている。
- 1990年代前半にはよく一般公開で展示される車両だった。
- 1972年6月28日除籍。最終配置区:秋田運転区(現・秋田総合車両センター南秋田センター)
- 鋼製2軸ボギー三等客車で標準丸屋根(タイプA)。元はスハ33650として製造され、のちにオハ35 1に改番した。
- 電気暖房を取り付けたことで、(元番号+)2000番台を名乗る。
- 元々C58 239とともに岩手県盛岡市の県営交通公園に静態保存されていたが、同機の復活に伴い2012年12月に当センター本所に移送された[W 25]。
ED16 10は、2015年2月頃解体されたと判明[W 26]。EF15 192およびEF80 36は、当項目の冒頭以降の2017年内に両機ともに解体された(詳細な月日は不明)[55]ため、後述の「#過去に保存・留置された車両##現存しない車両(解体などによる)」の項目に記述。
訓練施設
保存車ではないが、センター内の訓練施設に留置され、使用されている車両を示す[56]。
クハ209-7
- 2009年12月25日除籍。最終配置区:浦和電車区(現・さいたま車両センター)
- 2012年10月より、センター内「大宮グローアップスクエア」の脱線復旧訓練所の訓練用車両として使用中。
クハ205-1、モハ204-1、モハ205-1
- 3両とも、2009年9月30日除籍。最終配置区:京葉車両センター
- 2011年9月29日に当センターに搬送[57]後、しばらく留置された[58]。
- 上記のクハ209-7と同様に、2012年10月から、センター内「大宮グローアップスクエア」の検修技能訓練所にて職員の検修技能アップのために使用されている。
注釈
- ^ 2013年(平成25年)までは「JRおおみや鉄道ふれあいフェア」。
- ^ 2000年(平成12年)までは、10月14日の鉄道の日前後の開催。2001年 - 2019年は5月第4土曜日に開催。
- ^ 宇都宮線下り電車は高崎線との分岐点まで。
- ^ ニューシャトルの大宮行き列車が一番見やすく、東北新幹線からだと高架の真ん中を走るため、見にくくなる。
- ^ 東京起点:30.1 km付近。
- ^ 大宮駅橋上駅舎「エキュート大宮」の真下にあり、新幹線ホームに一番近い方。
- ^ 普段はここに保存車両を留置している。
- ^ その間、用途廃止となった蒸気機関車が大宮工場でも数多く解体された。
- ^ 新小岩は主に貨車を、橋本は主に気動車用エンジン・エアコンなどの部品と自動車(バス・トラック)などを担当した。
- ^ a b 八高線(高崎運転所→現・ぐんま車両センター)、久留里線(幕張電車区木更津支区→現・幕張車両センター木更津派出)、烏山線(宇都宮運転所、2017年まで)
- ^ この年には、鉄道模型シミュレーションゲーム「ガタンゴトン」の製作に協力する。縦約25m×横約8mの世界最大級のジオラマで、制作費約8,000万円で製作した。
- ^ 現在は閉鎖。
- ^ 本来はE653系以降であるが、E653系は当センターでは検査を行っていない。
- ^ 2015年3月14日に担当総合車両センターが長野から当センターへ移管した。
- ^ このように大手私鉄の車両がJRグループの車両工場での改造工事を行うのは異例。2017年以降も随時進行中。2018年5月入場の4065Fで入場は終了した。なお、改造工事の施工はJR東日本ではなく、総合車両製作所が担当した。
- ^ 工16番分岐 - 工27番分岐までは、東通行線という別称がある。
- ^ 蒸気機関車などの加減速に距離が必要な車両は、工19番分岐と工20番分岐の間を起点とする場合もある。
- ^ 高崎線は、湘南新宿ラインからの列車ならほぼ全体を見ることができるが、東京駅・上野駅方面からの列車は、途中で宇都宮線をアンダークロスするため、一部は見えない。川越線は、鉄道博物館手前で地上に出た後で見ることができる。
- ^ 東急車輛製造の鉄道車両事業を、2012年4月2日に買収・子会社化した総合車両製作所(J-TREC)と一本化するため、2014年4月1日に譲渡し発足した事業所。
- ^ これはDD16形本来のボンネット横の白帯省略形ではなく、DE10形やDD51形と同様に白帯がボンネット全体に周っているもの。
- ^ この2両は、いずれも車籍のない機械動車扱い。
- ^ 主に越中島貨物駅からのレール運搬の工臨など。
- ^ 以前は、ED4010と一緒に展示され、センター側を植栽で、道路側を柵で囲み屋根なしだった。
- ^ 青大将塗装。
- ^ 運転台への入室は不可。
- ^ a b 茶色塗装。
- ^ 一般公開日には運転台が開放される。
- ^ この路線が投入路線候補だった。
- ^ 耐寒耐雪試験を実施した。
- ^ この事故を受けて国土交通省が、ブレーキ系統の多重化等の対策を全国の鉄道事業者に指示したため。
- ^ 「さよなら ED16 東京西局」のヘッドマークを取り付けていた。
- ^ 解体前、前面に惜別マークが掲げられていた写真が『鉄道ファン2021年6月号』p.32に掲載された[70]。
- ^ 上部淡緑色(淡緑5号)に下部黄色(黄1号)。
- ^ そのイベントは、分割民営化を前に終了した。
- ^ 所属表記も「横コツ」から「宮オオ」に変更された。
- ^ 「JR東日本 ゆったりらくらく鉄道旅行 素敵な車両を皆様に大宮工場」と側面いっぱいにペイントされていた。
- ^ 茶色塗装・前面ひさし付き。
- ^ 所属表記が「千ケヨ」から「宮オオ」に変更されている。
出典(書籍など)
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- ^ 209系「B.B.BASE」が出場 - 『鉄道ファン railf.jp』鉄道ニュース 交友社 2017年9月29日掲載
- ^ (小田急4000形最新情報)小田急4000形4061編成が大宮総合車両センターを出場 - 『鉄道ファン railf.jp』鉄道ニュース 交友社 2017年6月9日掲載
- ^ 「HTM270」が、大宮総合車両センターに留置される - 『鉄道ファン railf.jp』鉄道ニュース 交友社 2014年3月20日掲載
- ^ 大宮総合車両センターでモータカーOM-2が稼動 - 『鉄道ファン railf.jp』鉄道ニュース 交友社 2014年11月20日掲載
- ^ 東武鉄道向けDE10 1099が輸送される - 『鉄道ファン railf.jp』鉄道ニュース 交友社 2016年12月23日掲載
- ^ 東武鬼怒川線でSL「大樹」車両の夜間試運転 - 『鉄道ファン railf.jp』鉄道ニュース 交友社 2017年4月26日掲載
- ^ 東武鬼怒川線でSL「大樹」が営業運転を開始- 『鉄道ファン railf.jp』鉄道ニュース 交友社 2017年8月10日掲載
- ^ 東武鉄道〈SL「大樹」〉 あと3週間で運転開始 - 『鉄道ホビタス』RM NEWS ネコ・パブリッシング 2017年7月20日掲載
- ^ C58 239が搬出・陸送される - 『鉄道ファン railf.jp』鉄道ニュース 交友社 2012年12月5日掲載
- ^ a b “電気機関車の投稿写真”. 見つける・つながる・楽しむ! 写真投稿コミュニティ「Fotopus」. OLYMPUS. 2018年5月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年5月22日閲覧。
- ^ EF65 535生誕45周年 ふれあい展示会 - 『鉄道ホビタス』RM NEWS ネコ・パブリッシング 2012年2月13日掲載
- ^ EF65 535が東芝府中事業所へ - 『鉄道ホビタス』RM NEWS ネコ・パブリッシング 2013年3月12日掲載
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