国道122号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/24 09:49 UTC 版)
路線状況
日光市の細尾峠は日足トンネルで貫通しており、国道指定を解除された旧道である、かつての峠道も残されている[1]。
桐生市広沢町4丁目 - 太田市只上まで、国道50号桐生バイパスとの重複区間である。
太田市龍舞東交差点 - 大泉町上小泉まで、バイパスとなる八重笠道路が4車線で開通し国道354号へ接続され、現在ドライバーの多くはこのまま国道354号を経由し、館林市苗木町付近で4車線である館林明和バイパスへ接続するルートを通っている。
そこから群馬県と埼玉県を結ぶ昭和橋は完成4車線であり、連続する羽生バイパスや騎西菖蒲バイパスなどのバイパス道路も4車線で構成され、そのほか、群馬県太田市と明和町、埼玉県内の大部分が既存道路の車線拡幅工事やバイパスを新設するなどして4車線化されている。また、羽生市内の国道125号との重複区間では、更に6車線に拡幅する事業が行われている[12]。
蓮田市とさいたま市岩槻区の境から川口JCT(首都高速川口線、東北自動車道および東京外環自動車道)まで、東北自動車道の側道として片側2車線のバイパス(蓮田岩槻バイパス・岩槻鳩ヶ谷バイパス)が建設された。ただし、蓮田岩槻バイパスの一部の区間は現在でも片側2車線化されておらず、岩槻区内の旧道は住宅街や市街地を一部歩道のない狭い片側1車線で通っており、途中東武野田線(東武アーバンパークライン)の踏切があるなど、歩行者や自転車との接触事故に注意を要する。さいたま市岩槻区から埼玉県と東京都の境で荒川をまたぐ新荒川大橋までは、岩槻街道と呼ばれる。
新荒川大橋からは北本通り(きたほんどおり)と呼ばれ、北区の王子駅前交差点で北東側から明治通りが合流し、終点の西巣鴨交差点まで明治通りとなる。王子駅前から飛鳥山交差点付近までは都電荒川線(東京さくらトラム)との併用軌道区間となる。飛鳥山交差点から終点までの一部は首都高速道路中央環状線との2層構造となっている。終点の西巣鴨交差点では国道17号(白山通り・中山道)と交差し、明治通り(東京都道305号芝新宿王子線)は直進していく。
道路交通情報では、終点である東京へ向かう方向を上りと表現している[13]。
バイパス
バイパスの建設後は主に県道や市町道へ降格がされているため、ほとんどが本線となっている。
以下のうち、八重笠道路と館林明和バイパス[注釈 10]は共に本線とは片方ずつしか接しておらず、両者の移動には国道354号東毛広域幹線道路を利用することとなる。
- 足尾バイパス(日光市足尾地区)
- 太田バイパス(東今泉道路)(太田市内)
- 八重笠道路(太田市 - 大泉町)
- 館林バイパス(館林市)
- 事業推進中。計画では館林明和バイパスから北へ延伸するかたちで本線へ接続することとなっており、館林市の環状道路の一部を成すかたちとされている。東毛広域幹線道路の一部である国道354号の館林バイパスとは別。
- 館林明和バイパス(館林市 - 明和町)
- 羽生バイパス(羽生市)
- 騎西菖蒲バイパス(加須市 - 白岡市)
- 既存区間である加須市内は当初「騎西バイパス」という名称であった。
- 蓮田岩槻バイパス(蓮田市 - さいたま市岩槻区)
- 岩槻区内の約2.8 kmは暫定2車線で、この区間では将来的に下り線となる部分が供用されている。現在上り線の建設が進められている[14]。
- 岩槻鳩ヶ谷バイパス(さいたま市岩槻区 - 川口市)
- 正式な名称ではないが、蓮田岩槻バイパスと連続して東北自動車道を挟む形となっており、そのまま川口JCTにて上下線が合流し、川口市内の4車線道路へとつながっている。
通称
- 銅街道(あかがねかいどう)または銅山街道(栃木県日光市 - 群馬県みどり市)
- 東国文化歴史街道(群馬県館林市 - 太田市)
- 岩槻街道(埼玉県さいたま市岩槻区 - 川口市 新荒川大橋東京都境)
- 北本通り(きたほんどおり、東京都北区岩淵町 新荒川大橋埼玉県境 - 王子駅前交差点)[15][16]
- 明治通り(王子駅前交差点 - 豊島区 西巣鴨交差点)[15][16]
重複区間
- 国道120号(栃木県日光市・神橋交差点 - 細尾大橋交差点[注釈 11])
- 国道353号(群馬県みどり市・大間々町6丁目中交差点 - 桐生市・広沢町四丁目交差点)
- 国道50号(群馬県桐生市・広沢町四丁目交差点 - 太田市・只上交差点)
- 国道354号(群馬県館林市・小桑原交差点 ‐ クリーンセンター前交差点)
- 国道125号行田バイパス・加須羽生バイパス(埼玉県羽生市・須影交差点 - 下川崎交差点)
道路施設
主な橋梁
トンネル
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道の駅
注釈
- ^ 一般国道の路線を指定する政令の最終改正日である2004年3月19日の政令(平成16年3月19日政令第50号)に基づく表記。
- ^ 2006年3月20日に日光市ほか1市2町1村が合併して日光市発足。
- ^ 2006年3月27日に2町1村が合併してみどり市発足。
- ^ 2010年3月23日に久喜市ほか3町が合併して久喜市発足。
- ^ 2005年4月1日にさいたま市に編入合併し、さいたま市岩槻区となる。
- ^ 2001年5月1日に3市が合併してさいたま市発足。
- ^ 2011年10月11日に川口市へ編入。なお、本来の表記は「鳩ヶ谷市」だが、政令では「鳩ケ谷市」と記載されている。
- ^ a b c d e f g 2022年3月31日時点。
- ^ ただし、2019年4月時点で、当該区間の表示や標識では[354]のままとなっている。
- ^ 将来的にはこのバイパスと共に館林市内の環状道路の一部となる『館林バイパス』により、本線へ接続する計画が存在する。
- ^ ただし、区間内に「122」の重複表示などはない。
- ^ 八重笠道路が一部町域に入っている。
出典
- ^ a b c 佐藤健太郎 2014, p. 118.
- ^ a b “一般国道の路線を指定する政令(昭和40年3月29日政令第58号)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2012年9月21日閲覧。
- ^ a b c d e f g “表26 一般国道の路線別、都道府県別道路現況” (XLS). 道路統計年報2023. 国土交通省道路局. 2024年4月7日閲覧。
- ^ “一般国道の指定区間を指定する政令(昭和33年6月2日政令第164号)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2012年9月21日閲覧。
- ^
ウィキソースには、二級国道の路線を指定する政令(昭和28年5月18日政令第96号)の原文があります。
- ^
ウィキソースには、一級国道の路線を指定する政令の一部を改正する政令(昭和37年5月1日政令第184号)の原文があります。
- ^
ウィキソースには、二級国道の路線を指定する政令の一部を改正する政令(昭和37年5月1日政令第184号)の原文があります。
- ^ 平成5年群馬県告示第347号 道路の区域決定(群馬県報 号外(第1号)、1993年4月1日、p. 3、群馬県立図書館所蔵)
- ^ “国道122号館林明和バイパス開通のお知らせ”. 館林市 (2018年3月1日). 2018年3月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年3月3日閲覧。
- ^ 平成31年群馬県告示第79号
- ^ 記事
- ^ a b 平成26年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文( 諸井真英議員) - 埼玉県議会
- ^ “旅行時間一覧(埼玉県東部)”. 日本道路交通情報センター. 2013年1月20日閲覧。
- ^ “さいたま市/一般国道122号蓮田岩槻バイパス”. www.city.saitama.jp. 2021年6月6日閲覧。
- ^ a b 東京都通称道路名一覧表 Archived 2016年3月5日, at the Wayback Machine.東京都建設局
- ^ a b 東京都通称道路名地図(区部拡大版) Archived 2016年3月5日, at the Wayback Machine.東京都建設局
- ^ 佐藤健太郎 2014, p. 119.
固有名詞の分類
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