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割 (相撲)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/28 23:25 UTC 版)

大相撲でいう(わり)は取組のこと。また取組を書いた紙も割(正式には割紙、または幕内十両だけのものは「小割」「顔ぶれ」とも呼ぶ)。相星同士の力士の間で、優勝決定戦は割は組まれるものの、正式な取組とはされない。あくまでも本場所の取組に限ることで、「割」とは本割の略称ともいえる。


注釈

  1. ^ 横綱・大関の成績不振時にも対戦を消滅させる時もある。
  2. ^ 近年の例では2020年(令和2年)3月場所・14日目、平幕の西前頭13枚目・碧山が終盤まで優勝争いに加わった影響で、14日目に東横綱・白鵬との対戦が組まれた理由により、東横綱・白鵬-東大関・貴景勝の取組が消滅する。さらにその前の2020年1月場所・千秋楽、14勝1敗で平幕優勝を果たした幕尻の西前頭17枚目・德勝龍が、東大関・貴景勝との対戦に組まれた事で、東大関・貴景勝-西大関・豪栄道(当場所限りで現役引退)の取組が無くなった為、2場所連続しての「割壊し」となった。
  3. ^ ほか2016年(平成28年)11月場所の千秋楽では、西大関・稀勢の里-東大関2枚目・琴奨菊の取組が消滅。これは琴奨菊が4勝10敗と負け越しで不振の為、稀勢の里は平幕で9勝5敗と勝ち越しの西前頭5枚目・宝富士との対戦の方が面白いとの理由で、審判部全員一致で決めたという(琴奨菊は東前5枚目・松鳳山と対戦)。
  4. ^ 例外のケースとして、平成時代では2000年(平成12年)3月場所、幕尻(東前頭14枚目)の貴闘力が初日から無敗の12連勝、千秋楽迄優勝を争った事(結果貴闘力が13勝2敗で平幕優勝達成)で、13日目に東横綱2枚目・武蔵丸戦、14日目に西正横綱・戦がそれぞれ組まれたため(貴闘力は両横綱に敗れ2敗)、横綱同士の曙-武蔵丸の対戦が1回だけ崩された。
  5. ^ 2日目までの取組は本場所開始前に決まるため、取組編成が行なわれてから初日を迎えるまでに休場者が出て割り返しになった例は平成に入ってからも存在する。
  6. ^ その後12勝3敗同士で栃煌山と西前頭7枚目・旭天鵬の優勝決定戦になった為にこの事態は回避され、結果旭天鵬が平幕優勝を成し遂げた。

出典

  1. ^ 「割崩し」21日横綱白鵬Vs碧山 異例の全結果見て14日目取組決定(サンスポ・2020年1月25日記事)
  2. ^ 千秋楽結びで德勝龍VS貴景勝 平幕力士登場は48年ぶり3度目 横綱対大関の取組消滅(スポニチ・2020年1月25日記事)
  3. ^ 【藤島親方のこの一番】德勝龍、最後に大きな試練(サンスポ・2020年1月26日記事)
  4. ^ 稀勢の里と琴奨菊は今場所戦わず 近年珍しい割崩し(日刊スポーツ・2016年11月26日記事)
  5. ^ a b “白鵬「駄目だった」支度部屋で足滑らせ骨折し休場”. ニッカンスポーツ・コム. 日刊スポーツ新聞社. (2018年7月11日). https://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/201807110000799.html 2018年7月12日閲覧。 
  6. ^ 2場所連続、腰痛再発で-大相撲九州場所(時事ドットコム・2019年11月10日記事)
  7. ^ 高安ぎっくり腰で急きょ休場 支度部屋もピリピリ(日刊スポーツ・2019年11月17日記事)
  8. ^ “阿炎が会食行き休場「自業自得。最低のこと」師匠”. ニッカンスポーツ・コム. 日刊スポーツ新聞社. (2020年7月25日). https://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/202007250000418.html 2020年7月25日閲覧。 


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