佐藤薫 関連項目

佐藤薫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/07 15:01 UTC 版)

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  1. ^ フランス語で城などを意味する"château"(シャトー)のスペルに合わせたものである
  2. ^ 佐藤は、ヨーロッパ、とくにフランスをこよなく愛することに起因している。
  3. ^ 信夫佐藤(しのぶさとう)流ではなく北面武士(ほくめんのぶし)の流れを汲むものと考えられる。
  4. ^ 塚口駅の近くにあった社宅および広大な敷地内は言葉も文化も東京そのものであったと回想している。
  5. ^ やんごとなき生まれであったにもかかわらず佐藤の母は生後間もなく(当時の東京市赤坂区)実父が亡くなり母方の秋田にある親戚にあずけられ、そこではひどいいじめにあい一方ならぬ苦労を強いられるが捻くれることもなく成長する。他に対しても彼女はいかなる苦労があろうとも自身の心を正しく持ち続けるよう願う気持ちが佐藤にも強い影響を与えているといえる。ちなみに、母方の祖母の出自は、平安時代の東国の武家三浦氏[本姓(氏)は「平(たいら)」]である。北条氏に追いやられた三浦(御浦)氏の流れを汲む祖先はのちに、本来平家方に荷担していた常陸源氏佐竹氏の臣下となった。御浦之由緒
  6. ^ https://sahswww.med.osaka-u.ac.jp/~saiken/endo-lab/staff.html
  7. ^ 長身であったことなどから、大英帝国海軍の制服を模した、海上保安大学校の制服が最も似合う教官であったという。外国語講座清水元主任教授の談。
  8. ^ 当時、他大学へ赴く予定であった佐藤は、知的財産学部創設者である藤田進らの熱意にほだされ、周囲の反対があったにもかかわらず赴任したが、藤田が死去していたため状況は変わっていたという経緯がある。当時のある理事は、もし藤田理事長が健在であったら佐藤先生は学長に抜擢された人物であったと関係者らに話していた。佐藤の知人である出版社社長、マンガアニメエージェンシーらの話。
  9. ^ 正義感が強く道徳を重んじる土居靖美(憲法学者・京都教育大学名誉教授)は佐藤が師と仰ぐ学者のひとりである。
  10. ^ 当該研究会では、著作権の延長だけでなく、著作権法と産業財産権法(工業所有権法)とを統括する機関の創設や、災害における統括機関の創設に関して佐藤は要望していた。元経済産業大臣であり国土交通大臣であった大畠章宏や元法務大臣の保岡興治らが世話役として参加していた。
  11. ^ 日本外国特派員協会の身分証明書はジェイムズ・ボンドゆかりのコードであった。 学者会員は、1955年に上映されたアメリカの悲恋映画「慕情」(Love Is a Many-Splendored Thing)のロケ地にもなった、香港にあるForeign Correspondents' Club (FCC)や、ヨーロッパ、アメリカの主たる記者クラブも利用できる。
  12. ^ 佐藤は、特異な才能を有していたこともあり、幼いころから内向的であった。ホームレスの人たちをみると、非常に悲しい気持ちにかられたともいう。これは当時の小学校担任などから母親譲りであるともいわれていた。中学校や高等学校の生徒時代から、教科書の内容を批判的な目で見ていたりした。近年、ヨーロッパやアメリカで注目されるようになった、ギフテッド(Intellectual giftedness)であったと考えられる。それだから、日本においては冷遇され、学者といえる人々に出会うまでは、非常に不遇な境遇を強いられた。
    フェイスブック(Facebook)で佐藤は著名人に分類されていたが、妬みをかわすために、助手を通して著名人から除外するよう依頼している。もともと派手な振る舞いを好まない性格も前述の内容に起因しているのかもしれない。また彼は、黄色人種等にはほとんど見られない、ヨーロッパや北アメリカの白人種に多く見られる因子を有していることも判明している。これに関しては地球外生命体(高度な知能を有する宇宙人)を想定しなければ説明がつかないと主張する欧米の医学者がいる。
  13. ^ 田中辰雄、林紘一郎著『著作権保護期間―延長は文化を振興するか』227頁 勁草書房、2009年。
    なお、これとは別に、佐藤が同テーマに関して論説を作成した当時のアメリカ合衆国の判決は、著作権と表現の自由の抵触とみることが可能なケースも将来あり得るかもしれないと述べるに留まっており、著作権および著作者人格権である同一性保持権と表現の自由の抵触問題として解決をはかった論説は世界で初めてであったといえる。
  14. ^ イラストレーション誌(玄光社)参照。
  15. ^ ウィキペディアの「芸術法」の項目において、「古くは表現の自由、著作権法等の知的財産権の問題や、作家の契約問題、盗難美術品や贋作の問題が中心であった」との解説があるが、これは明らかに玄光社発行の「イラストレーション」誌に佐藤が連載していた「芸術法」講座を指すものであると考えられるところ、インターネットやデジタル化問題等についても触れる前に、出版社の都合で中断されたという経緯がある。
    芸術法に関する佐藤の概念は、非常に幅広い領域に及ぶものであるため当然、デジタル化等も含まれるものであることはいうまでもない。
  16. ^ 佐藤の著書である「著作権法入門早わかり―クリエイターのための知的創造物法活用術(2頁~3頁。メディアパル刊行)」巻頭にある「漫画家松本零士推薦の言葉」によって明らかになっている。当時漫画家協会の理事長であった、やなせたかしも依頼者のひとりであった。
  17. ^ 理事長は松本、専務理事(当時)加藤、代表理事は佐藤であった。
  18. ^ 当時、佐藤の呼びかけに呼応して、著作権保護期間延長等を掲げる、「漫画産業の発展を考える会」のメンバーには、学者、専門職、小説家、芸能関係者、音楽関係者、漫画家など錚々たる人たちが名を連ねた。
    高木良夫(日本音楽事業者協会元副会長)、里中満智子竹宮惠子花村えい子わたなべまさこ矢口高雄、矢野功、神林一夫(日本音楽事業者協会元理事)、小池晃(内閣官房知的財産戦略会議元委員、日本弁理士会元会長)、蓮見圭一(第126回直木賞大衆選考会推薦候補作家)、高野日出夫(「クレヨンしんちゃん」などのアニメーション制作会社であるシンエイ動画株式会社取締役)、前山寛邦(コロムビアミュージックエンタテインメント株式会社元執行役員)など。
    当初、佐藤の母方の実家からは自民党議員が出ていた関係で、自民党議員らで固める案も出ていた。
  19. ^ 一般社団法人漫画芸術。所在地は東京都中央区日本橋人形町1丁目1番11号である。全国法人データベース。
  20. ^ 空気を描く美術」(小林七郎画集スタジオジブリ責任編集)でのインタビュー
  21. ^ 一般社団法人漫画芸術定款。全国法人データベース。このことは漫画やイラストレーションを利用する側の利益にも貢献するシステムであるといえる。
  22. ^ 「漫画の応用と保護に関する研究会」(国会会議室)の記事参照。www.kaorusato.com
  23. ^ 当時は「憲法・法学」を担当する教官が佐藤を含め3名いたにもかかわらず、しかも旧帝国大学である大阪大学の履修学生総数からしても、この数は他を圧倒するものであった。佐藤薫の記事参照。www.kaorusato.com
  24. ^ 「なぜ動物の権利は保障されないのか」という阪大の学生の問いに対して佐藤は、「人権が保障される所以は、人の言葉で伝えられない動植物や物を救う役目を神が人に託したからである。」と答えた。全学共通教育機構。
  25. ^ 芦部信喜『憲法』岩波書店、人権総論部分。
  26. ^ 量子コンピュータがこれを解決するのかとの大阪大学の学生の問いに対して、ハイゼンベルク不確定性原理を考慮すれば量子コンピュータは不可能か、できるとしてもかなり先になると答えていた。
  27. ^ 2023年6月に刊行された小説「時間の穴 鎌倉時代消失」(新潮社)において登場人物である加賀谷教授(著者佐藤薫自身であると思われる)が学生との対話で、無と有は連続したものという件(くだり)がある。多様基本粒子の考えはこれに関連するものと思われる。ブログ担当者が佐藤にインタビューしたときの感想。
  28. ^ 土居靖美、伊藤公一榎原猛ほか編『論考 憲法学II (人権論)』嵯峨野書院、257-261頁、佐藤薫執筆部分。
  29. ^ 佐藤薫「老年看護学と法」講義。於 東京大学大学院医学系研究科老年看護学/創傷看護学分野
  30. ^ コペンハーゲン解釈については、これの延長線上に、多世界解釈があるが、佐藤自身は、多世界解釈自体コペンハーゲン解釈と変わるところはないと考えている。
  31. ^ 佐藤薫「写楽と秋田藩」伊藤公一大阪大学名誉教授退職記念論集帝塚山法学第11号所収。424頁から427頁。
  32. ^ 大学院博士課程の大学院生であった佐藤が当時の指導教授に、「量子力学における論理と法解釈学」と題した論文を書きたいといったときに、教授は、「そのような分野を研究する大学は世界的に見てもない。大学の教員になるのであれば他のテーマを探すが良い」といわれ、アメリカ合衆国での判決において触れられていた(その実、当該判決文は、著作権とフェア・ユースの問題であるとしており、著作権と表現の自由の抵触としては扱っていなかった。脚注10.も参照されたい。)「表現の自由と著作権の抵触」に関する論文を作成したという逸話が残っている。
  33. ^ 佐藤は、特殊相対性理論は古典論理で説明がつくのであって法解釈においても同様のことがいえ、またそれらの仮定をつじつま合わせすることに醍醐味があると述べる。
  34. ^ 法の支配(Rule of Law)。
  35. ^ 知的財産基本法(平成14年法律第122号)。
  36. ^ そのときの学会である著作権法学会で佐藤は、質疑応答を含め単独で4時間にわたって発表したというエピソードがある。著作権法学会、有斐閣。
  37. ^ 著名なイラストレーターらが創立した、イラストレーション、キャラクター制作の老舗である、株式会社スプーン元代表取締役中村譲の談。大御所といわれるイラストレーターの作品が長寿テレビ番組のキャラクターとして採用される際、アメリカの企業とその作品について独占利用許諾契約を締結していたため、それが不可能になることに気づいた当時のマネージャーが佐藤に相談し、契約更新後数カ月を経過したにもかかわらず当該企業が契約解除に応じたというエピソードがある。
  38. ^ 「夢は時間を裏切らない」フレーズ事件、2009年。知的財産高等裁判所。控訴審から佐藤が知り合いの弁護士を指揮する形で動いたのであるが、当該和解の一部内容に関しては、佐藤が大学で講義のため結審に立ち会えなかったこと等々で、不満が残ると述べている。いずれにせよ後日、松本零士より槇原敬之のCDジャケットのイラストを制作したことを伝えられた佐藤は静かに微笑んだという。
    彼はウイーンの医学者であるセンメルヴェイス・イグナーツに似たところがある。裁判継続中で緊急を要する場合に、または先人の意見をまとめたうえで素人でも簡単に思いつく考えをちょこっと書いたものを、論文として世に出すことを恥じる。
  39. ^ アメリカ物理学会は伝統のある学会であり、アインシュタインの特殊相対性理論構築に影響を与え、 ローレンツ変換 および フィッツジェラルドの短縮といった仮説の基盤ともなった、マイケルソンとモーリーの実験でノーベル賞を受賞したアルバート・マイケルソン(Albert Abraham Michelson)が会長を務めたこともある。 
  40. ^ アメリカ物理学会の会長であったマイケルソンがモーリーとともに行った、マイケルソンとモーリーの実験は、エーテル仮説を実証するための実験であった。これによってエーテルは存在しないことが立証されたといわれるが、佐藤は、エーテルの性質が従来の媒体とは異なるとみることも可能であるとしている。学部生時代に友人にそのことを話すと、その友人は妬むどころか非常に感心していたという。大学時代の親友に対する思い出話として佐藤が語った。於知的創造物法学会
  41. ^ 佐藤薫「写楽と秋田藩」<Article>Sharaku et L'Akita han、402頁。
  42. ^ この記述に関して佐藤は、「コペンハーゲン解釈の目をとおして法解釈をみるというよりは、法解釈の手法の一部がコペンハーゲン解釈に似通っているといえるのです。いずれは物理法学であるとか量子法学といったような学問分野を創ることができれば面白いのではないかと考えております。」と述べている。佐藤薫 https://kaorusato.exblog.jp/ 2020年1月12日。
  43. ^ 週刊新潮2023年6月8日など参照
  44. ^ 「時間の穴 鎌倉時代消失」参照。
  45. ^ 大阪大学で一般教養を講義していた際に一部の学生に未公開の原稿を読ませたところ日本のアシモフだと言われ、佐藤自身アシモフを知っている学生に感動したという逸話がある。
  46. ^ 手塚治虫により才能を見出されていた西口は「火の鳥」のポスターを手掛ける。手塚治虫作ブラック・ジャック単行本、ダン・ブラウンスティーヴン・キング森村誠一高村薫といった作家の書籍表紙絵、X JAPAN のジャケット絵など多くの作品がある。写真家も含めリアル・イラストレーターの苦境を理解していた佐藤は、西口の絵は芸術であると称賛した。
  47. ^ 漫画家協会理事であった、やの功から電話があり「NHKの番組にこの間出ていたね。」と言われ佐藤は照れながら、「いえこの間のは千葉テレビです。」と答えた。それがやの功との最後の会話となったと偲びながら語っていた。
    やの功の作品等: 「青森まんが百景」、伝記「石館守三(ハンセン病の治療薬を開発)」、「宮沢賢治」、「棟方志功」、「渋沢栄一」、「淡谷のり子」。ユネスコ国際マンガフェスティバル(優秀賞)〔1977年〕。2016年9月に放送されたTBS系「マツコの知らない世界」で、「100枚のマツコの似顔絵」からマツコが選んだ「気に入った一枚」が、やの功の作品であった。


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