仮面ティーチャー
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仮面ティーチャー | |||
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ジャンル | 青年漫画、学園漫画、アクション漫画 | ||
漫画:仮面ティーチャー/仮面ティーチャーBLACK | |||
作者 | 藤沢とおる | ||
出版社 | 集英社 | ||
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掲載誌 | 週刊ヤングジャンプ | ||
レーベル | ヤングジャンプ・コミックス | ||
発表号 | 2006年39号 - 2007年47号 2013年21・22合併号 - 2014年46号(BLACK) | ||
巻数 | 全4巻 全5巻(BLACK) | ||
ドラマ:仮面ティーチャー | |||
原作 | 藤沢とおる 『仮面ティーチャー』 | ||
監督 | 守屋健太郎 | ||
脚本 | 山岡潤平 | ||
制作 | 日本テレビ | ||
放送局 | 日本テレビ系列 | ||
放送期間 | 2013年7月7日 - 9月29日 | ||
話数 | 全12話 | ||
映画:劇場版 仮面ティーチャー | |||
原作 | 藤沢とおる 『仮面ティーチャー』 | ||
監督 | 守屋健太郎 | ||
脚本 | 山岡潤平 | ||
音楽 | 牧戸太郎 | ||
制作 | 日テレアックスオン | ||
製作 | 劇場版「仮面ティーチャー」製作委員会 | ||
配給 | ショウゲート | ||
封切日 | 2014年2月22日 | ||
上映時間 | 93分 | ||
テンプレート - ノート | |||
プロジェクト | 漫画・テレビドラマ・映画 | ||
ポータル | 漫画・テレビ・ドラマ・映画 |
同年8月には、『GTO』の登場人物である冴島俊行を主人公としたスピンアウト作品『井の頭ガーゴイル』とコラボした『仮面ティーチャー VS POLICE』の前篇が同誌に、後篇が講談社『週刊ヤングマガジン』に読み切りとして掲載された[2]。
2013年に日本テレビ系でテレビドラマ化された。2014年2月14日には、同じく日本テレビ系で同作の半年前を描いたスペシャルドラマが放送され、2月22日には、連続ドラマ版の半年後を描いた続編が映画化された。
2015年にミュージカル化された。キャストは本作品オリジナルで、テレビ版とは異なる。
あらすじ
この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
- 仮面ティーチャー
- “東京の不良墓場”と呼ばれる極蘭高校に派遣された荒木剛太は、闇に閉ざされた問題校を徹底的に更生する「仮面ティーチャープログラム」のスペシャル教師だった。喧嘩補習という名の指導で次々と不良たちを迎え学校に光を当てていく。
- 仮面ティーチャーBLACK
- 都内随一のセレブたちが通う柊学園。一見すると真面目な生徒ばかりに思えるが、金や権力にものを言わせ生徒たちが好き勝手に振る舞う無法地帯であった。剛太は再び仮面ティーチャーとして教育現場の最前線に劇薬を投じる。
- 仮面ティーチャー VS POLICE
- 仮面ティーチャーが女子高生から大人気だと知った井の頭公園交番の冴島俊行巡査は、極蘭高校の岬智也を銃で脅し仮面を借りることに成功する。その仮面を被り仮面ポリスとなった彼は瞬く間に吉祥寺の女性の間でヒーローとなった。しかしある日、家出中の生徒を連れ戻そうとする鬼塚英吉を強姦だと勘違いしたことで絶体絶命の危機に追い込まれてしまう。
登場人物
主人公
- 荒木剛太(あらき ごうた)
- 本作品の主人公。千葉県の舞浜高校から極蘭高校に転任してきた2年C組の新しい担任、北海道出身の24歳。担当学科は歴史。趣味は体を鍛えることとグラビアの切り抜き。美樹に対して好意を寄せており、いいところを見せようと奮闘する。
- 打たれ強さが取り柄で、一見頼りなさそうに見えるが、その正体は仮面ティーチャー“十文字隼人”で力による教育現場の改革を行う。体罰に加え、バリカンで「KT」のサインを入れた断髪を実行する。その真の任務は仮面ティーチャーとして学校を変革することではなく、新たな仮面ティーチャーとしてふさわしい者を選別することである。仮面を引き継いだ後は、なんらかの罪を被って解雇されるという契約になっている。
- 続編であるBLACKでは2-Aの担任として柊学園に赴任する。そこでは「仮面ティーチャーへの変身」を行わず、「仮面ティーチャーの補佐」として活躍している。
- 「GTO パラダイスロスト」の第二部では看守に雑に扱われた鬼塚の前に現れる。看守に変装し、鬼塚の脱獄に協力する。
『仮面ティーチャー』での主要人物
立花市立極蘭高校
読みは「たちばなしりつきょくらんこうこう」。総生徒数486人、全12クラス。都内で引き取り手のない超問題児たちの親が最後に門を叩くという通称“東京の不良墓場”。その問題児たちの数は全生徒数の8割にも上っており、問題を起こす生徒の数も尋常ではない。よってやる気のある教師もやる気をなくし、都内の公立校で最も教師の転出率の高い高校の一つになっていた。
「仮面ティーチャーVSPOLICE」では学校名が「私立極蘭高等学校」となっている。
教員
- 市村美樹(いちむら みき)
- 一年生の担任で国語を教えている。極蘭高校の現状に失望し、今月いっぱいで辞めることを決意していた。剛太に対しては「教師としての熱意を持たないほうがよい」と忠告したりと気にかけている模様。
- 村江田(むらえだ)
- 極蘭高校教師。自己中心的なことなかれ主義者で、剛太のことを面白半分に眺めている。常に湯呑みでお茶を啜っている。
- 大田垣 丈男(おおたがき じょうだん)
- 特別編の主人公。女子トイレを覗くのが趣味の変態体育教師。「お面ティーチャー」として女子生徒の支持を集めようと画策するが、指導と称して下半身を露出したパワハラを行ったために失敗し、不良生徒から追われ、冴島に助けを求めるも、冴島に秘かに擦られた自身のスマホの女子トイレおよび女子更衣室の盗撮の証拠を突き付けられて不利になり、不良生徒たちから袋叩きにされる破目になった。
生徒
- 金谷幸造(かなや こうぞう)
- 2年C組の生徒、通称キンゾー。ボクシング経験者で圧倒的強さを誇るクラスのボス。剃り込みの入った坊主頭とヘアバンドがトレードマーク。極めて粗暴な性格だが、亡くなったプロボクサーの父と誓った約束どおり母親を懸命に守ろうとするという優しい一面も持つ。当初は剛太や仮面ティーチャーに嫌悪感を抱いていたが、次第に彼らに理解を示すようになり、岬と共に仮面ティーチャーを受け継ぐこととなる。
- しし丸(ししまる)
- 2年C組の生徒。金髪のロン毛が印象的。コータローとは犬猿の仲である。
- ボン
- 2年C組の生徒。黒髪の短髪男。コータローたちとよくつるんでいる。
- コータロー
- 2年C組の生徒。教室の前で初対面の剛太をいきなり殴った。
- リョータ
- 2年C組の生徒。長髪の男。
- 杉山(すぎやま)
- 2年C組の生徒。ニット帽を被っている。
- ユースケ
- 2年C組の生徒。犬神兄弟に捕まってしまった。
- 真也(しんや)
- 2年C組の生徒。眼鏡を掛けている。
- ゴンゾウ
- 2年C組の生徒。モヒカン頭をしている。
- 犬神一郎(いぬがみ いちろう)
- 現在は休学中。弟の二郎と共に人狼兄弟として恐れられている。黒のドレッドヘアーにサングラスという出で立ち。市内の4大有力チームを傘下に置く「凶我狼(きょうがろう)」という暴走族のトップで、彼らと共に仮面ティーチャーと2年C組を潰そうと目論む。
- 犬神二郎(いぬがみ じろう)
- 現在は休学中。一郎の弟。金のドレッドヘアーにサングラスという出で立ち。意中の人である千晶と仲のいい岬に嫉妬し、彼を支持する極蘭の生徒を狩っていく。
- 岬 智也(みさき ともや)
- 容姿端麗、成績優秀のバスケ部エース。親友のキンゾーと共に極蘭の頂点に君臨していた。しかしバスケ部の仲間が人狼兄弟によって怪我をさせられたことに激昂し、彼らを刺し退学処分となる。
- 千晶(ちあき)
- バスケ部のマネージャー。変わっていく二郎のことを心配し、岬に相談していた。
その他
- 草薙(くさなぎ)
- 仮面ティーチャープログラムに関わっている男。剛太の相棒的存在で、眼鏡をかけている。
- 金谷理沙(かなや りさ)
- キンゾーの母親。スナック「GOLD」を経営し、亡くなった夫に代わり、女手一つで金造を育て上げた。「理沙ママ」と慕われる一方で、お人好しな性格に付け込まれ騙されることも多々あった。
- 蓮(れん)
- GOLDの常連客。その正体はプロの地面師であり、理沙を騙し金造の激しい怒りを買う。
- 市川るい(いちかわ るい)
- 剛太が応援しているグラビアアイドル。
『仮面ティーチャーBLACK』での主要人物
私立柊学園
読みは「しりつひいらぎがくえん」。東京都豊島区池袋にある名門私立高校。多額の寄付をするセレブの子に対して教師は頭が上がらない。彼らは生徒会をも牛耳っており、風紀委員によって言論統制まで行う。いわゆるスクールカーストが存在し、教師たちは生徒を親のレベルによってランク付けしている。最高レベルは特Aと呼ばれ、剛太が担任を務める2-Aには4人もいる。特Aとされている生徒たちは自らの権限を良いことにやりたい放題で、脅迫や痴漢詐欺はおろか、拳銃所持やそれを使った殺人教唆まで行うなどもはや犯罪者同然となっている。
教員
- 藤田陽菜(ふじた はるな) / フジハル
- 2-Aの副担任。本人に自覚は無いが、グラビアアイドルのかじはるに似た美女。荒木から「フジハル(先生)」と呼ばれている。神木たちに自身の盗撮画像を撮られたことで、彼らに逆らえなくなっていた。
- 西村薫(にしむら かおる)
- 2年の学年主任。
- 桐島貴彦(きりしま たかひこ)
- 2-Bの担任。
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生徒
- 戸越リク(とごし リク)
- 2-Aの男子生徒。いわゆるアホ毛が特徴。貧富によって立場の違う学園の不条理を嘆く。貧弱ないじめられっ子気質の少年だが、時として敵対者への抵抗を行い勇敢に立ち向かう勇気の持ち主。
- 真壁恭二(まかべ きょうじ)
- 2-Aの男子生徒。リクの男友達で、眼鏡を掛けている。一カ月前に私立柊学園に転校してきたが、学園の異常に気付かないなど、マイペースな性格をしている。
- 実は黒い仮面ティーチャーの正体で、仮面ティーチャーの中でも新人にあたる。背中には刺青があるなど、以前は荒木同様に札付きの不良であったことが伺われる。
- 北村リオ(きたむら リオ)
- 2-Aの女子生徒。リクの女友達で幼馴染。普段は良識的だが、好きなものができるとのめり込むストーカー気質の持ち主。剛太に助けられたことで彼のファンとなる。
- 堀江(ほりえ)
- 3年生で特Aランクの男子生徒。不良グループのリーダー格。両親は大手デベロッパーである一ツ橋建設の社長。ストレス発散と、自身の力を見せつけたいという理由から、庶民であるリクをカツアゲして楽しむが、取り巻き共々仮面ティーチャーの粛正の対象にされた。
- 神木(かみき)
- 2-Aの特Aランクの男子生徒。父親は大手スポーツ量販店の社長。朝礼中にもかかわらず、ローラーブレードで体育館を走り回る。
- 中田(なかた)
- 2-Cの特Aランクの男子生徒。フジハルにテスト点数の水増しを命じた。
- 桐島力也(きりしま りきや)
- 特Aランクの男子生徒。母親から優秀な兄と比べられて育った結果、努力を止めて父親の稼いだ金を食い潰すろくでなしに成り下がっている。リオの下着画像に剛太の画像を合成し、ばら撒いた。荒木と十文字を倒すため、金で川崎「Q人會」を雇おうとするが、彼等を容易に倒すことは出来ないと判断したQ人會によって、逆に慰謝料として1千万円を要求されてしまうことになる。
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その他
- 草薙みゆき(くさなぎ みゆき)
- ヤクザの娘で、伝説のレディース総長。旧名は小田みゆき(おだ みゆき)。先代の草薙に代わる剛太の相棒的存在。剛太の生徒を恐喝していた川崎「Q人會」の始末を舎弟に命じた。
- モモンガ侍(モモンガざむらい)
- リクのネトゲ仲間。学校生活への不満をぶつけ合う。
- 梶原陽菜(かじはら はるな)
- 国民的グラビアアイドル。
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『仮面ティーチャー VS POLICE』での主要人物
- 冴島俊行(さえじま としゆき)
- 鬼塚英吉(おにづか えいきち)
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- ^ “藤沢とおる「仮面ティーチャー」第2章、ヤンジャンで始動”. コミックナタリー (ナターシャ). (2013年4月25日) 2013年7月7日閲覧。
- ^ “藤沢とおる読切、出版社の垣根越えヤンジャン&ヤンマガに”. コミックナタリー (ナターシャ). (2013年8月19日) 2013年10月28日閲覧。
- ^ “キスマイ・藤ヶ谷が初の教師役 藤沢とおる原作漫画が実写ドラマ化”. ORICON STYLE (オリコン). (2013年5月27日) 2013年7月7日閲覧。
- ^ a b 『劇場版「仮面ティーチャー」オフィシャル・ブック』(角川メディアハウス)126頁
- ^ 藤沢とおる夫人。
- ^ “NEWS 最新情報”. ワタリヒロシワールド. ワタリヒロシ公式サイト製作委員会. 2013年10月6日閲覧。
- ^ “9/4にタワーレコード限定シングル発売!併せてリリース・ツアーも開催!”. ARTEMA Official Website. ワーナーミュージック・ジャパン (2013年8月1日). 2013年9月25日閲覧。
- ^ 第8話・第9話は一日で連続放送。
- ^ “キスマイ藤ヶ谷主演『仮面ティーチャー』SPドラマで復活 夏菜、乃木坂・白石が共演”. ORICON STYLE (オリコン). (2014年1月23日) 2014年1月23日閲覧。
- ^ “キスマイ藤ヶ谷「仮面ティーチャー」特別版に乃木坂46白石”. ナタリー (ナターシャ). (2014年1月23日) 2014年1月23日閲覧。
- ^ 『キネマ旬報』2015年3月下旬 映画業界決算特別号、102頁。
- ^ “キスマイ藤ケ谷:「仮面ティーチャー」で映画初主演 ドラマ版に続き劇場版公開”. 毎日新聞 (毎日新聞社). (2013年10月15日) 2013年10月16日閲覧。
- ^ 壬生智裕 (2014年2月25日). “生田斗真『土竜(モグラ)の唄』がV2!ジャニーズ主演作が上位4作品を占める!【映画週末興行成績】”. シネマトゥデイ. 2014年2月25日閲覧。
- ^ “キスマイ藤ヶ谷、Sexy Zone菊池らジャニーズ11人が勢ぞろい!集まった受験生にエール”. シネマトゥデイ (シネマトゥデイ). (2014年2月6日) 2014年2月27日閲覧。
- ^ kamenteacher_mの2015年9月7日のツイート、2020年11月14日閲覧。
- ^ Kazuma_Horieの2015年9月14日のツイート、2020年11月14日閲覧。
- ^ “仮面ティーチャー/1|藤沢 とおる|ジャンプコミックス|” (n.d.). 2013年9月13日閲覧。
- ^ “仮面ティーチャー/2|藤沢 とおる|ジャンプコミックス|” (n.d.). 2013年9月13日閲覧。
- ^ “仮面ティーチャー/3|藤沢 とおる|ジャンプコミックス|” (n.d.). 2013年9月13日閲覧。
- ^ “仮面ティーチャー/4|藤沢 とおる|ジャンプコミックス|” (n.d.). 2013年9月13日閲覧。
- ^ “仮面ティーチャーBLACK/1|藤沢 とおる|ジャンプコミックス|” (n.d.). 2013年9月13日閲覧。
- ^ “仮面ティーチャーBLACK/2|藤沢 とおる|ジャンプコミックス|” (n.d.). 2013年11月19日閲覧。
- ^ “仮面ティーチャーBLACK/3|藤沢 とおる|ジャンプコミックス|” (n.d.). 2014年2月19日閲覧。
- ^ “仮面ティーチャーBLACK/4|藤沢 とおる|ジャンプコミックス|” (n.d.). 2014年6月19日閲覧。
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