仮面ティーチャー 連続ドラマ

仮面ティーチャー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/19 20:07 UTC 版)

連続ドラマ

仮面ティーチャー
ジャンル アクションドラマ
原作 藤沢とおる
『仮面ティーチャー』
脚本 山岡潤平
監督 守屋健太郎
本田隆一
後藤孝太郎
千村利光
滝本憲吾
出演者 藤ヶ谷太輔Kis-My-Ft2
大政絢
斎藤工
菊池風磨Sexy Zone
ジェシーSixTONES
岸優太King&Prince
京本大我SixTONES
オープニング Kis-My-Ft2Luv Sick
製作
プロデューサー 森實陽三(CP)
植野浩之
坂下哲也
前畑祥子
制作 日本テレビ
放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域 日本
放送期間2013年7月7日 - 9月29日
放送時間日曜日 0:50 - 1:20
(土曜日深夜)
放送枠日本テレビ系土曜深夜ドラマ
放送分30分
回数12
日本テレビ公式サイト

特記事項:
初回は30分拡大(0:50 - 1:50)。
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仮面ティーチャー』のタイトルで、2013年7月7日から9月29日まで毎週日曜0時50分 - 1時20分(土曜日深夜)に日本テレビ系で放送された。

主演はKis-My-Ft2藤ヶ谷太輔で初の教師役となる[3]

あらすじ

近未来、教師は生徒に対して暴力を振えなくなり教師と生徒は深く関わらなくなった。華空学院(かくうがくいん)に赴任した高校教師の荒木剛太は政府から派遣された特別プログラムの教師で、生徒更生のためなら暴力も許された“仮面ティーチャー”だった。問題だらけのクラスとして恐れられる2年C組の担任になった剛太は自身の過去の反省から生徒と心で通じ合おうとするが、そのことで反発を招き、生徒たちから一方的に殴られてしまう。出来る限り暴力は使わないと決めていた剛太であったが、悲惨な実態を目の当たりにし再び“仮面ティーチャー”として戦うことを決める。

キャスト

華空学院高校

無法地帯と化し、教師の大半が情熱を失ってしまった高校。剛太の正体を知るのは校長のみで、その理由から仮面ティーチャーに変身する際には、図書室の隠し扉に向かわなければならない。

教員
荒木剛太(あらき ごうた)〈26〉
演 - 藤ヶ谷太輔(Kis-My-Ft2)
本作品の主人公。2年C組担任の日本史教師および教育省学校政策局特殊工作員Rank A+。血液型はAB型。趣味はバッタ採集で特にトノサマバッタが好き。底抜けにポジティブで生徒から一方的に殴られ続けようとも何度でも立ち上がり、生徒と向き合おうとする。かつては仮面ティーチャーとして鉄拳制裁を行っていたが、13か月前に起きた翔平の事故をきっかけに暴力による指導に疑念を抱くようになる。そのため一時は教職を退いたが、十兵衛たちの支えもあり再び教壇へ向かう。
華空学院においては仮面ティーチャーに変身しても威嚇だけで生徒を殴らないというポリシーを貫いている。その理由は自分と生徒とは心で通じ合えると信じているため。ただし生徒を傷つける大人に対しては拳を使用する。生徒に対しては課外授業と称して各々の心の傷に剛太自身の心で問いかけていく。その際の決めゼリフは「さぁ、課外授業を始めよう」。問題が解決すると右手で左胸を叩く決めポーズをする。また美樹に対しては自分に好意を寄せていると勘違いしており食事に誘うなど積極的である。
市村美樹(いちむら みき)〈25〉
演 - 大政絢
2年A組担任の英語教師。熱血教師だった草薙の母に憧れて教育者を志すが、理想と現実のギャップに苦しみ、熱意を失ってしまう。当初は空回りする剛太のことを心配していた。だが彼と接していくうちに心境に変化が訪れ、野間たちのために刃物を持った男に立ち向かうなど、教師としての熱意を取り戻していく。
菅原健太郎(すがわら けんたろう)
演 - 志賀廣太郎
校長。学校再生のために仮面ティーチャーである剛太を赴任させた。徹底的な暴力での指導を求めているため、生徒を殴らない剛太に苦言を呈す。人狼兄弟による学校襲撃事件を解決した剛太のやり方を認め、今まで推進してきた学校教育の過ちに気付く。
磯部耕造(いそべ こうぞう)[4]
演 - 北山雅康
教頭。剛太では2年C組を更生させることは不可能だと思っている。趣味は秘密のクラブに通うこと。
遠山周作(とおやま しゅうさく)
演 - 山田親太朗
古典教師。剛太のことを冷ややかな目で見つめる。仮面ティーチャーの力をバックに生徒に横柄な態度をとっていたが、金造によって諌められる。授業中に近藤がいじめにあった際、無視を続けたために草薙に制圧を受けた。
本田あゆみ(ほんだ あゆみ)
演 - 藤沢あやの[5]
科学教師。生徒には立ち入らない主義で、授業は教科書を朗読するのみ。昨年は1年生の学年を受け持ち、ボンたちのクラス担任をしていた。そのクラスでいじめによる智の自殺未遂があり、本田は監督責任を問われた。この件が原因で彼女はクラス担任になることを拒否しており、教師間では触れてはならないタブーとなっている。当初は仮面ティーチャーを歓迎していたが、黒の仮面ティーチャーによる一方的な暴力には疑念を抱く。
鈴木伝(すずき でん)[6]
演 - 渡洋史
獅子丸に教師狩りのターゲットにされた教師。
2年C組

剛太が担任を務める問題児ばかりが集められたクラス。すでに学級崩壊しており、前担任である久遠はノイローゼで一週間前に退職した。金造やM4といった強者たちがクラスを牛耳る。M4とは「SHADOW MAN」、「MONEY MAN」、「MAD MAN」、「ICE MAN」といった4人のMANが揃っているため、そう呼ばれている。

武原金造(たけはら きんぞう)〈17〉
演 - 菊池風磨Sexy Zone
華空学院最強の男でM4を束ねる存在。寡黙な男だが他人の心に土足で踏み込む剛太に対しては敵意を剥き出しにする。獅子丸とは孤児院時代からの付き合いで、彼のことだけは信用している。
アルバイト先で金庫泥棒の濡れ衣を被せられたところを銀の仮面ティーチャーに助けられ、完全に心を開いたわけではないが性格は少しおとなしくなる。その後剛太の生徒に対する想いがわかり、仮面ティーチャーを目指すという夢を持つようになった。
草薙圭吾(くさなぎ けいご)〈17〉
演 - ジェシーSixTONES、ジャニーズJr.)
謎に包まれたミステリアスな優等生。仮面ティーチャーに興味を持ち、正体が剛太ではないかと疑う。コータローを煽って仮面ティーチャーに仕向けるなど頭も切れる。また母は教師であったが、学級崩壊をきっかけに自殺。以降は弟と2人で暮らしている。
その正体は生徒でありながらもうひとりの黒の仮面ティーチャーであり、剛太とも互角に戦えるほどの戦闘力を持つ。剛太と違い、問題児には暴力による制圧を行う。決めゼリフは「さぁ、補習の時間だ」。
人狼兄弟による学校襲撃事件では剛太と協力し、彼らを倒した。その後自分のやり方は変えないと話すが、一方的な暴力によって生徒たちを服従させる行為を見直すようになる。
獅子丸(ししまる)〈17〉
演 - 岸優太King & Prince、ジャニーズJr.)
M4の一人で「シャドーマン」と呼ばれる。本名:佐々木獅子丸。裏で他人を操る頭脳派であり情報通。ボンに対して仲間意識はなく、仮面ティーチャーを誘き出す手段を与える代わりに10万円を要求した。金造のことを「金ちゃん」と呼び、常に行動を共にする。
かつて一度は孤児院を出て里親のもとに行ったが、そこで虐待同然の扱いを受け、そのことが原因で金造以外の人間を信用出来なくなった。教師狩りを行うも黒の仮面ティーチャーによる制裁を受け、そのことが金造の暴走の原因となってしまう。
ボン〈17〉
演 - 京本大我SixTONES、ジャニーズJr.)
M4の一人で「マネーマン」と呼ばれるお金持ちの息子。本名:尾上。1年生時代はいじめられっ子で喧嘩が弱かったが、金の力でM4に入った。14か月前、親友である智が自分を助けたせいで新たないじめのターゲットになってしまった。いじめられる悲惨な状況に戻るのを恐れて、親友を裏切ってしまったことに罪悪感を感じ、人格が歪んでしまう。
親友を裏切った自分を肯定するために、金を餌に親友同士で殴り合わせる「デスマッチイベント」を主宰し、友人関係を破壊するようになる。仮面ティーチャーの登場でM4の立場が危うくなり、再びいじめられる恐怖心から、懸賞金500万を掛けて仮面ティーチャーを倒そうとする。最終的には仮面ティーチャーの課外授業によって親友の智と向き合うことができ、過去のあやまちに対して、彼に謝罪した。以降はコータローの威嚇に立ち向かうなど、性格が少し変わった。また剛太を慕うようになり、彼に協力し、何かと学校の内情を教えている。
コータロー〈17〉
演 - 前田公輝
M4の一人で「マッドマン」と呼ばれる男。本名:北川コータロー。性格は短気でキレやすく、金造にも噛み付く。「マッドマックス」と呼ばれる手下の集団を使い仮面ティーチャー狩りを始める。
仮面ティーチャーの課外授業後は仲間を大切にする男気あふれる性格へと変わり、「マッドマックス」を本当の仲間として付き合うようになった。
リョータ〈17〉
演 - 栁俊太郎
M4の一人で「アイスマン」と呼ばれる男。感情を一切表に出さず、常にクールに立ち振る舞う。幼少期のときに父から虐待を受けていた過去の記憶から、愛情を知らない歪んだ性格になってしまい、施設暮らしから独立し、生活費を稼ぐために大人狩りを始める。
黒の仮面ティーチャーの制裁によって、過去に父親から受けた暴力のトラウマが蘇る。かつておやじ狩りを行ったチンピラから復讐されかかるが、剛太の体を張った行動で初めて人の温もりを知る。
岬智也(みさき ともや)
演 - 菊田大輔
かつてのM4の一人。1年以上前に学園を支配しようとしたが、金造とのタイマンに敗れ権力を失う。その後は暴走しあらゆる生徒を狩っていたが、狩った生徒達の反撃にあい、その最中に他の生徒をナイフで刺して更生施設に送られた。
復学後は影で人狼兄弟を使って生徒狩りや仮面ティーチャーを襲わせ、同時に金造に復讐を企むも失敗。最終的に金造とも和解したが、その直後に現れた人狼兄弟に倒されてしまう。
人狼兄弟が仮面ティーチャーに倒された後は更生施設に戻り、一からやり直すことを決意した。
近藤加奈子(こんどう かなこ)
演 - 竹富聖花
剛太の不良生徒に対して真っすぐに立ち向かっていく空回りな姿を見ていて、母性本能をくすぐられ、彼に協力し学校の内情を色々と教える。底抜けに明るい性格だが、そのせいで野間たちのいじめのターゲットとなる。
小松七海(こまつ ななみ)
演 - 芳根京子
加奈子の友達。彼女の恋を応援している。
野間麻美(のま あさみ)
演 - 中村有沙
銀の仮面ティーチャーが生徒に暴力を振るわないことを利用し、加奈子をいじめていた生徒たちの主犯格。彼女を守った草薙の態度が気に食わないため、彼の弟を拉致監禁した。しかし自分たちを守るために命をかけてくれた美樹や剛太の生き様を通じて過去の自分を反省した。
新井みはる(あらい)
演 - 林さくら
野間の友達。彼女の命令に従い援助交際相手を恐喝するが、彼の逆鱗に触れ監禁されてしまう。
中川 順也(なかがわ じゅんや)
演 - 佐藤大樹EXILE
野間の彼氏。彼女の尻に敷かれている。
加藤修平(かとう しゅうへい)
演 - 標永久
野間の取り巻き。棒付きの飴を舐めている。
飯田政一
演 - 朝日奈寛
辻本圭右
演 - 安藤聖悟
小村空
演 - 枝尚紀
柳井純一
演 - 柿本拓実
吉村淳
演 - 小森真誉
杉田晴
演 - 椎名敦士
森将起
演 - 津田諄
本宮浩二
演 - 今野一輝
川畑康志
演 - 中根大樹
戸田喬
演 - 柳喬之
樋口大輔
演 - 横山涼
矢沢亜依
演 - 瀧本愛菜
足立奈緒
演 - 早乙女晴香
上尾明
演 - 渋谷かすみ
宮澤咲
演 - 横山遥奈

カフェホッパー

バイク好きが集まるカフェ。店内にはバイクが数多くディスプレイしてあり、またバイクの整備なども行っている。

小林十兵衛(こばやし じゅうべえ)
演 - 六平直政
カフェのマスター。剛太の正体を知る数少ない人物。彼の良き相談相手でおやっさんと慕われている。事故で亡くなった翔平の父親でもある。翔平の事故死を引きずる剛太に、不良グループに入ってしまった息子に非があったんだと説く。剛太には教育界を照らす光になってほしいと願っており、自身の最高傑作であるバイクを託す。
小林翔平(こばやし しょうへい)
演 - 神永圭佑
十兵衛の息子。13か月前、仮面ティーチャーが制裁を加えた不良グループに加入しており、彼の圧倒的な力に追い詰められ、逃げ込んだ高所から転落して死亡する。剛太はこの事故を未だに引きずっている。
小林佐恵子(こばやし さえこ)
演 - 山本舞香
十兵衛の1人娘で店を手伝う。兄の死に関わっている仮面ティーチャーを憎んでいたが、生徒のために命懸けで戦う剛太を見て考えが変わった。

その他

飯倉塁(いいくら るい)
演 - 斎藤工
教育更生プログラムである「仮面ティーチャー法」を施策し、実行する教育省学校政策局局長。「仮面ティーチャープログラム」の第2段階に必要なデータを集めるために剛太や草薙、岬、人狼兄弟を華空学院に送り込む。現実主義者ではあるが、剛太に対しては「今の教育界の光」だと期待を寄せた。
金髪先生(きんぱつせんせい)
演 - 塚田僚一A.B.C-Z
劇中劇である「3年C組金髪先生」の主人公。アクロバットをしながらよく分からない道徳を生徒たちに教える。小林親子は理解できない番組だと酷評するが、剛太はこの番組の大ファンである。

ゲスト

第1話
今井智(いまい さとし)
演 - 高田翔
ボンの親友で元クラスメイト。14か月前、いじめられていたボンを庇ったせいでいじめの新たなターゲットになってしまう。自身がいじめられたことでボンが受けたこれまでの苦しみを理解し、自分1人でボンが味わった苦しみを受け入れようとする。その結果、12か月前に校舎の屋上から自殺未遂を図り、車椅子生活を余儀なくされる。
本心では自分を見捨てたボンのことを未だに親友だと思っており、謝罪の一言があれば仲直りが出来ると信じていた。仮面ティーチャーの課外授業によって自分の思いをボンにぶつけ、彼との蟠りを解消する。
久遠淳治(くおん じゅんじ)
演 - 中谷竜
1週間前に退職した華空学院2年C組の前担任。生徒の輪に無理やり入ろうとしたことで生徒が反発し、いじめられるようになる。最終的にノイローゼに陥り、叫びながら机に何度も頭を叩きつけるといった奇行に走った。
第6話
河西(かわにし)
演 - 波岡一喜
金造がバイト先として勤めている工事現場の先輩。金を盗んだ罪を金造に被せた。
第7 - 8話
草薙 佳代美(くさなぎ かよみ)[4]
演 - 遊井亮子
圭吾の母。生徒のことを第一に考える教師で、美樹を始めとする多くの教え子から尊敬されていた。しかしとある生徒の自殺を防げなかったことで精神を病み、自殺してしまう。
草薙裕也(くさなぎ ゆうや)
演 - 金田耀生(ジャニーズJr.)
圭吾の弟。野間たちによって拉致監禁される。
第9話
ポール
演 - 三浦誠己
みはるの援助交際相手。気弱なサラリーマンを装っていたが、彼女の目的が恐喝だと知ると態度を一変し、仲間と共に彼女らを監禁した。
第10 - 12話
犬神一郎(いぬがみ いちろう)
演 - 町田啓太劇団EXILE
犬神二郎(いぬがみ じろう)
演 - 野替愁平(劇団EXILE)
通称:人狼兄弟。人の顔を被った狼と呼ばれる凶悪な二人組の不良で、殺人以外のありとあらゆる犯罪行為を行い、「国に暴れることを許可されている」と豪語する。
更生施設で岬と知り合い、そこで彼と手を組み、偽物の仮面ティーチャーとして生徒を襲っていた。二人がかりとはいえ、黒の仮面ティーチャーを一度は倒すほどの実力の持ち主。後に学園の体育館に現れ、用済みとなった岬を倒してしまう。
圧倒的な力で剛太と草薙を追い詰めるも、生徒たちの声援で立ち上がった彼らの反撃にあい、ついには倒された。

スタッフ

エピソードリスト

話数エピソードタイトル初回放送日 演出備考
第1話その名は、仮面ティーチャー7月07日守屋健太郎30分拡大(0:50 - 1:50)
銀の仮面ティーチャーこと荒木剛太は華空学院へ派遣される。武原金造を始めとする不良に殴られながらも、ポリシーである「力ではなく心での指導」を守ろうとしていた。そんな中M4の一人であるボンが賞金を懸けて親友同士を殴り合わせる「デスマッチイベント」を始めだした。小林翔平の事故を未だに引きずる剛太は、仮面ティーチャーとして戦うことを躊躇っていたが、彼の父である小林十兵衛の「闇に覆われた教育界を照らす光となってほしい」という願いを胸に、再び仮面ティーチャーとして戦うことを決める。ボンが親友であった今井智という生徒を裏切ってしまった罪悪感から逃れるためにデスマッチイベントを開催していたことを突き止めた剛太は、課外授業と称してボンと智を向き合わせる。ボンは過去のお金に頼る弱い自分を恥じ改心したが、そのことがコータローの逆鱗に触れてしまう。
第2話激闘、マッドマックス7月14日守屋健太郎斉藤さん2』が拡大放送のため15分繰り下げ(1:05 - 1:35)。
M4のコータローは仮面ティーチャーの活躍に怒りを露わにする。さっそく自身の手下集団であるマッドマックスに仮面ティーチャー狩りを命じた。しかしマッドマックスは銀仮面に一蹴される。そんな不甲斐ない彼らに力での制裁を加えたコータローだったが、そのことでマッドマックスから離脱者を出してしまう。頭に血が上ったコータローは自ら市村美樹を誘拐し、仮面ティーチャーを誘き出すことに成功する。しかし気付けばマッドマックスは全員離脱しており、彼はただ一人となっていた。それでも自身の力によって真っ向勝負を挑んだコータローだったが完敗。銀仮面の「人を動かすのは心である」という発言が胸に突き刺さり、不甲斐なさから一人泣き叫ぶのであった。そんな課外授業を終えた剛太の前に突然現れた2年C組の生徒の一人草薙圭吾。彼は銀仮面の正体を知っているかのような素振りを見せる。
第3話M4、動く7月21日本田隆一
コータローが大怪我をして登校してきた。ボンによると元マッドマックスの過激派によって、これまでの復讐をされたらしい。コータローは仮面ティーチャーの教えを信じ、拳を封印していたのだ。それから数日後、暴力にひたすら耐えるコータローを見かねた別の元マッドマックスのメンバーがついにコータローを助けようとする。そんな本当の仲間を手に入れたコータローは空を見上げ笑みを浮かべた。一方、繁華街では美樹が、スタンガンを使い大人からお金を巻き上げるM4のリョータを目撃してしまう。リョータに脅され口止めさせられていた美樹だったが、悩んだ挙句剛太に相談することに。約束を破った美樹にリョータはスタンガンを向けたが、寸前のところで銀仮面に制止される。思い通りにならず癇癪を起すリョータはその夜、偶然通りかかった十兵衛を襲おうとする。しかしその時、黒の仮面ティーチャーが現れ、リョータに鉄拳制裁を加えた。圧倒的な力を目の前にし、リョータは幼きころ父親に虐待を受けていたトラウマを思い出してしまう。
第4話黒の仮面教師7月28日本田隆一
十兵衛の見舞いに訪れた剛太は、黒仮面の存在を知らされ驚きを隠せない。菅原健太郎校長にこの件を問い詰めるが、校長はまともに取り合おうとはしなかった。すっかり憔悴してしまったリョータを見た剛太は、美樹から聞いた心理学の教えを実践しようと教室へ向かう。しかしリョータは、以前お金を巻き上げた大人に連れ去られていた。彼らに復讐として暴行を受けたリョータは気が動転し、落ちていたビンの破片で彼らを刺そうとする。その時、剛太が現れリョータを抱きしめ温もりを与えた。刺されているにもかかわらず剛太はリョータに対し、「未来はまだ真っ白」だということを説く。後日、剛太は銀仮面として、リョータに暴行を加えた大人たちに制裁を加えた。その様子を見ていた黒仮面は剛太の理想の甘さを指摘し去っていく。そんな二人の仮面ティーチャーの接触に対して教育省の飯倉塁は不敵な笑みを浮かべていた。
第5話二人の世界8月04日後藤孝太郎
争うことをやめ仲間と学校生活を謳歌するコータローに金造は苛立ちを隠せない。そんな金造を見て、最後のM4獅子丸は「仮面ティーチャーが正体を現すまで毎晩一人ずつ教師を狩っていく」と言う。剛太は獅子丸を止めるために銀仮面として戦いを挑もうとするが、そこに黒仮面が現れる。圧倒的な力の差を瞬時に理解した獅子丸であったが、金造のために黒仮面と拳を交える。ボンによると、金造と獅子丸がここまで強い絆で結ばれているのは同じ孤児院出身で、とある里親に騙されて以来大人を信用できなくなったことが原因らしい。後日、獅子丸が入院したことを知った金造は怒り狂い、全ての教師を潰すことを宣言。そこに再び黒仮面が現れ、金造を挑発する。金造と黒仮面の因縁の対決が幕を開けようとしていた。
第6話俺の手を握れ8月11日千村利光
金造と黒仮面の戦いは終始黒仮面優勢で進んだ。銀仮面の救援によって一命を取りとめた金造であったが、左腕を骨折してしまう。後日、金造は獅子丸の入院費を稼ぐためにバイト先の工事現場の主任に給料の前借を頼んでみたが断られる。翌日、工事現場の金庫から現金が盗まれた。大人たちは金銭面に困っていた金造が犯人だと決めつけるが、剛太だけは彼が犯人でないと庇う。しかし金造はそんな剛太に対しても心を開こうとはしない。金造はバイト先の先輩である河西が真犯人だと気付きタイマン勝負を申し込むが敗れ、高所から転落しそうになる。そんな金造に対し銀仮面は「俺の手を握れ」と叫ぶ。大人を信用していなかったはずの金造だったが銀仮面の説得の末、彼の手を握った。金造に変化が訪れ学院に平和が戻ったかのように思えたが、2年C組では野間麻美たちが近藤加奈子を苛めようと画策していた。
第7話お前、過去に何があった?8月18日滝本憲吾嵐にしやがれ 24時間テレビ直前SP』のため30分繰り下げ(1:20 - 1:50)。
野間たちによって集団苛めを受ける加奈子。草薙は彼女たちから加奈子を守り、見て見ぬふりをした教員の遠山周作に暴力を振るう。品行方正だった草薙の横暴に驚いた剛太は、美樹から草薙の母、草薙佳代美が教師で、苛めから教え子を救えなかった罪悪感で自殺したことを知る。先日の草薙の行為が気に食わない野間たちは彼を新たな苛めのターゲットとするが、銀仮面によって阻止される。しかし野間は反省する振りをし、銀仮面から逃げることに成功。草薙への怒りが募る彼女たちは、彼の弟、草薙裕也を拉致する。
第8話銀と黒9月01日滝本憲吾
弟を人質に捕られた草薙は野間たちの命令に従い、学内を荒らしまわる。草薙の事情を知らない美樹は母親の件で学院に恨みがあるのかと問うが、彼は母親のようにクズな生徒を信じて騙されるのは愚かだと言い放つ。野間たちの居場所を突き止めた剛太は銀仮面として草薙の弟を救出に向かう。野間たちと心で向き合おうとする銀仮面だったが、その目の前に黒仮面が現れる。二人の仮面ティーチャーは力と心というそれぞれの正義を掲げて激突する。黒仮面の不良への深い憎しみを前にした銀仮面は彼の正体が草薙であることを悟る。剛太は草薙の母の墓に向かって、彼を更生させると誓った。今回の草薙との一件で再び仮面ティーチャーとして迷いが生じた剛太を見抜いた十兵衛は、彼を叱咤激励する。しかし仮面ティーチャーを憎む小林佐恵子にその場面を見られてしまう。
第9話彼の使命9月08日滝本憲吾
剛太は突然校長から学校の鎮静化を理由に仮面ティーチャーの解任を告げられた。学内には黒仮面による恐怖が渦巻き生徒たちは息苦しさを感じていた。野間たちは学内での楽しみを失い、援助交際に手を出す。しかし逆に援助交際相手のポールたちに捕まってしまう。銀仮面が救助に駆け付けるが、生徒が人質になっているため手出しが出来ず一方的な暴力を受ける。それでも生徒のために手出しをしない銀仮面に心を打たれた美樹は刃物を持ったポールに悠然と立ち向かい、野間たちを救うことに成功した。野間たちはそんな美樹や銀仮面の行動に心打たれ改心するに至った。飯倉は剛太の一連の行動を評価し、校長へ剛太の仮面ティーチャーとしての復帰を命じた。一方2年C組では怯えるボンを金造たちが見つける。ボンの視線の先には殺人未遂を起こし無期限停学中だった元M4の岬智也がいたのだ。
第10話ニセモノ9月15日滝本憲吾
岬はかつての面影を失い優等生と化しており、金造や教師たちは驚きを隠せない。しかし剛太は彼が過去の過ちから更生したのだと信じようとする。時を同じくして、マッドマックスたちが銀と黒の仮面を被った二人組に襲われる事件が起こる。仲間のために彼らとの決闘を決意したコータローはリョータと共に事件現場に向かうが、返り討ちにあってしまう。岬は仮面ティーチャーの理不尽な暴力と戦うことを宣言し生徒たちを鼓舞するが、剛太も草薙も身に覚えがない。ボンによるとニセ仮面ティーチャーの正体は人狼兄弟と呼ばれる二人組らしい。草薙は黒仮面としてたった一人で彼らと戦いに挑むが圧倒的な力の前に完敗する。翌日、岬が黒仮面のコートを手に仮面ティーチャーを倒したと宣言し生徒たちの支持を集める。入院した草薙を見舞いに行った美樹は、ロッカーから黒仮面を見つけてしまう。
第11話決戦、華空学院9月22日守屋健太郎
美樹は草薙に対し、彼の母が多くの生徒を信じ希望を与えた存在だと説く。涙を流しながらその話に耳を傾ける草薙には心境の変化が訪れたようで。一方、華空学院では岬が集めた仲間に次は金造を潰すことを宣言する。彼はかつて金造によって倒されたことで人生が狂ったと思い込んでいた。金造は力で制圧した過去の自分にも非があると言い、M4と共に岬の元へ向かう。交戦しようとする岬に対し、金造は銀仮面のように心でわかり合おうとする。そんな金造を前にし、岬は涙を流す。しかしそこに人狼兄弟が現れる。彼らは「国から暴力を認められている」と言い放ち岬、金造、M4を次々に倒していく。そんな絶望の中、銀仮面と黒仮面が現れる。Wティーチャーが並び立ちついに、人狼兄弟との最終決戦が始まる。
第12話9月29日守屋健太郎
人狼兄弟とWティーチャーの戦いは壮絶を極めた。人狼兄弟によって一時は戦闘不能まで追い込まれたが、M4の演説に共鳴し他生徒たちも仮面ティーチャーに声援を送り始める。彼らの声援を力に変えた仮面ティーチャーは飛び蹴りによって人狼兄弟を倒す。満身創痍のままでカフェホッパーへ向かった剛太は佐恵子に向かって仮面ティーチャーとしての覚悟を語る。一方、華空学院では金造が将来の夢として教師を挙げた。飯倉は自身が送り込んだ岬や人狼兄弟の試練を乗り越え、周囲を変えた剛太の姿を通して、力での制圧を重視した現行の仮面ティーチャー法の改正を剛太に仄めかしたのであった。

備考

ネット局

放送対象地域 放送局 放送期間 放送時間 系列 備考
関東広域圏 日本テレビ(NTV) 2013年7月7日 - 9月29日 日曜日 0:50 - 1:20(土曜日深夜) 日本テレビ系列 制作局
福岡県 福岡放送(FBS) 2013年7月11日 - 10月3日 木曜日 2:10 - 2:40(水曜日深夜) 4日遅れ
宮城県 ミヤギテレビ(MMT) 2013年7月23日 - 10月15日 火曜日 0:59 - 1:29(月曜日深夜) 16日遅れ
近畿広域圏 読売テレビ(ytv) 2013年10月3日 - 12月26日 木曜日 2:43 - 3:18(水曜日深夜) 88日遅れ[8]
日本テレビ 日曜日 0:50 - 1:20枠(土曜日深夜)
前番組 番組名 次番組
BAD BOYS J
(2013年4月7日 - 6月23日)
仮面ティーチャー
(2013年7月7日 - 9月29日)
49
(2013年10月6日 - 12月29日)

  1. ^ “藤沢とおる「仮面ティーチャー」第2章、ヤンジャンで始動”. コミックナタリー (ナターシャ). (2013年4月25日). https://natalie.mu/comic/news/89439 2013年7月7日閲覧。 
  2. ^ “藤沢とおる読切、出版社の垣根越えヤンジャン&ヤンマガに”. コミックナタリー (ナターシャ). (2013年8月19日). https://natalie.mu/comic/news/97531 2013年10月28日閲覧。 
  3. ^ “キスマイ・藤ヶ谷が初の教師役 藤沢とおる原作漫画が実写ドラマ化”. ORICON STYLE (オリコン). (2013年5月27日). https://www.oricon.co.jp/news/2024967/full/ 2013年7月7日閲覧。 
  4. ^ a b 『劇場版「仮面ティーチャー」オフィシャル・ブック』(角川メディアハウス)126頁
  5. ^ 藤沢とおる夫人。
  6. ^ NEWS 最新情報”. ワタリヒロシワールド. ワタリヒロシ公式サイト製作委員会. 2013年10月6日閲覧。
  7. ^ 9/4にタワーレコード限定シングル発売!併せてリリース・ツアーも開催!”. ARTEMA Official Website. ワーナーミュージック・ジャパン (2013年8月1日). 2013年9月25日閲覧。
  8. ^ 第8話・第9話は一日で連続放送。
  9. ^ “キスマイ藤ヶ谷主演『仮面ティーチャー』SPドラマで復活 夏菜、乃木坂・白石が共演”. ORICON STYLE (オリコン). (2014年1月23日). https://www.oricon.co.jp/news/2033256/full/ 2014年1月23日閲覧。 
  10. ^ “キスマイ藤ヶ谷「仮面ティーチャー」特別版に乃木坂46白石”. ナタリー (ナターシャ). (2014年1月23日). https://natalie.mu/music/news/108318 2014年1月23日閲覧。 
  11. ^ キネマ旬報』2015年3月下旬 映画業界決算特別号、102頁。
  12. ^ “キスマイ藤ケ谷:「仮面ティーチャー」で映画初主演 ドラマ版に続き劇場版公開”. 毎日新聞 (毎日新聞社). (2013年10月15日). https://mantan-web.jp/article/20131015dog00m200021000c.html 2013年10月16日閲覧。 
  13. ^ 壬生智裕 (2014年2月25日). “生田斗真『土竜(モグラ)の唄』がV2!ジャニーズ主演作が上位4作品を占める!【映画週末興行成績】”. シネマトゥデイ. 2014年2月25日閲覧。
  14. ^ “キスマイ藤ヶ谷、Sexy Zone菊池らジャニーズ11人が勢ぞろい!集まった受験生にエール”. シネマトゥデイ (シネマトゥデイ). (2014年2月6日). https://www.cinematoday.jp/news/N0060288 2014年2月27日閲覧。 
  15. ^ kamenteacher_mの2015年9月7日のツイート2020年11月14日閲覧。
  16. ^ Kazuma_Horieの2015年9月14日のツイート2020年11月14日閲覧。





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