九九式短小銃
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/20 01:56 UTC 版)
主力装備として採用された主な国、組織
日本 - 旧陸海軍、敗戦後の警察予備隊、保安隊、自衛隊。
大韓民国 - 南朝鮮国防警備隊、のちに韓国軍。
中国 - 中国工農紅軍、のちに中国人民解放軍。
中華民国 - 国民革命軍、のちに中華民国国軍
北朝鮮 - 東北抗日聯軍、のちに朝鮮人民軍。
インドネシア - インドネシア独立軍、のちにインドネシア共和国国軍。
ベトナム - ベトナム独立同盟(ベトミン)、のちにベトナム人民軍。
登場作品
三八式歩兵銃と並んで日本軍の主力小銃であったため、これらの他にも戦争を題材としたドラマや映画に登場する。
映画・テレビドラマ
- 『NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班』
- 『硫黄島からの手紙』
- 日本軍の主力小銃として、作品全般にわたって登場する。一部の兵士は三十年式銃剣を取り付けている。
- 『加藤隼戦闘隊』
- 『最後の弾丸』
- 『空の神兵』
- 『ダーティハリー』
- 『地球防衛軍』
- 避難民を誘導する防衛隊員が肩に担いでいる。
- 『父親たちの星条旗』
- 『日本のいちばん長い日』
- 日本陸軍兵士たちが銃剣を取り付けて使用する。
- 『人間の條件』
- 分解清掃や戦闘の場面では自衛隊から貸し出された実銃が使用され、射撃の場面では空包を使用している。
- 『野火』
- 初期型が主人公の携行する小銃として、作品全般にわたって登場する。主人公を含め一部の兵士は三十年式銃剣を取り付けている。
漫画・アニメ
- 『ザ・ワールド・イズ・マイン』
- 飯島猛が太平洋戦争時のガダルカナル島にて使用。
- 『ルバングのサムライ 最後の九九式』
- 松本零士による読み切り。カラー。『週刊少年サンデー』1974年19号に掲載。
- 『精霊たちの帰還』
- 雨宮淳作。ルソン島へ学徒出陣した伊藤孝の装備品。三八式歩兵銃と違い、銃身前部が被われているので九九式だと判別可能。表紙では着剣している。
- 『戦場まんがシリーズ』
- シリーズ中の「大艇再び還らず」や「四次元戦線」に登場。特に「鉄の墓標」では、初年兵が持つ九九式短小銃と古参兵が持つ三八式歩兵銃では弾の互換性がないことが描かれている。
- 『潜水艦スーパー99』
- 主人公の兄、沖五郎の愛銃。スポーツライフルとして銃床がモンテカルロ型に改造されている。銃を託された弟の沖ススムが魚雷を狙撃して破壊している。
小説
- 『国境』
- 『終戦のローレライ』
- 『女学生探偵と偏屈作家 ―古書屋敷殺人事件前夜―』
ゲーム
- 『Rising Storm』
- 日本陣営の小銃兵が装備。銃剣の着脱が可能。
- 『コール オブ デューティシリーズ』
- 『スナイパーエリートV2』
- DLC「The Landwehr Canal Pack」を導入することで「Type 99」の名称で登場し、使用可能になる。
- 『バトルフィールドV』
- 斥候兵の武器として「九九式有坂銃」の名称で登場。
- ^ 「陸軍技術本部『小銃審査の件』大正8年~昭和13年」 アジア歴史資料センター Ref.C01007115500
- ^ 「陸軍技術本部『八九式旋回機関銃仮制式制定の件』昭和4年」 アジア歴史資料センター Ref.C01001315300
- ^ 「陸軍技術本部『八九式旋回固定機関銃実包並同擬製弾仮制式制定の件』昭和5年」 アジア歴史資料センター Ref.C01001240600
- ^ 「陸軍省『九二式重機関銃仮制式制定の件』昭和8年」 アジア歴史資料センター Ref.C12121818000
- ^ 「陸軍技術本部『九二式重機関銃弾薬九二式普通実包仮制式制定の件』昭和8年」 アジア歴史資料センター Ref.C01001317900
- ^ 「陸軍技術本部『九二式重機関銃制式制定の件』昭和14年」 アジア歴史資料センター Ref.C01001750800
- ^ 「陸軍技術本部第一部『昭和八年六月三十日軍需審議会に於ける応答事項』昭和8年」 アジア歴史資料センター Ref.C12121818200
- ^ 「銃砲課『九九式小銃外四点仮(準)制式制定及陸軍技術本部研究方針追加の件』昭和15年」 アジア歴史資料センター Ref.C01004909300
- ^ 「陸軍技術本部『九七式車載重機関銃弾薬仮制式制定の件』昭和12年」 アジア歴史資料センター Ref.C01001625300
- ^ 「陸軍技術本部『九七式車載重機関銃仮制式制定の件』昭和12年」 アジア歴史資料センター Ref.C01001630800
- ^ 「陸軍軍需審議会『弾薬統制要領規程の件』昭和14年」 アジア歴史資料センター Ref.C01004670200
- ^ 「陸軍技術本部『九二式重機関銃外一点弾薬中改正の件』昭和15年」 アジア歴史資料センター Ref.C01001857200
- ^ 梅本弘 『ビルマ航空戦・上』 大日本絵画、2002年11月、p.344
- ^ 井川一久『日越関係発展の方途を探る研究 ヴェトナム独立戦争参加日本人―その実態と日越両国にとっての歴史的意味―』2006年、日本財団、42頁
- ^ 枪起机落:用步枪击落日寇飞机的八路军宋岭春,中国中央電視台「科技博览」节目,2007年7月30日。
- ^ ポール・T. ギルクリスト「空母パイロット (新戦史シリーズ)」1992年、朝日ソノラマ
- ^ オア・ケリー「F/A-18の秘密 (新戦史シリーズ)」1992年、朝日ソノラマ
- ^ Walter, John (2006). Rifles of the World (3rd ed.). Iola, WI: Krause Publications. p. 33. ISBN 0-89689-241-7
- ^ a b c 津野瀬光男『小火器読本』かや書房、1994年、91-93頁。ISBN 978-4906124060。
- ^ 伊藤眞吉「鉄砲の安全(その4)」『銃砲年鑑〈'10~'11〉』全日本狩猟倶楽部、2010年、117頁。ISBN 9784915426070。
- ^ 試製七.七粍歩兵銃 - 藤田兵器研究所
- ^ arisakatype99page - Carbines for Collectors.com
- ^ 試作一式テラ銃 - 25番
- ^ 小橋良夫『日本の秘密兵器(陸軍篇)』学習研究社、2002年
- ^ TAKI'S HOME PAGE IMPERIAL JAPANESE ARMY PAGE - Rifle
- ^ Experimental 99 Paratrooper Rifle - Military Surplus.com
- 1 九九式短小銃とは
- 2 九九式短小銃の概要
- 3 7.7mm口径化の経緯
- 4 特徴
- 5 使用弾薬
- 6 戦後の九九式短小銃
- 7 派生型
- 8 主力装備として採用された主な国、組織
- 9 関連項目
- 10 関連項目
固有名詞の分類
- 九九式短小銃のページへのリンク