中国放送沖美ラジオ送信所 歴史

中国放送沖美ラジオ送信所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/12 03:06 UTC 版)

歴史

ここでは観音送信所(初代)、廿日市ラジオ送信所(2代目)についても記載する。

観音送信所

  • 1952年4月10日 - 送信所敷地として広島市南観音町2874-19[5]の県有埋立地(後の広島空港広島西飛行場を経て、現在の広島ヘリポートの北の位置)を仮契約する。面積は9,900平方メートル[6]
  • 1952年9月17日 - 19時30分から試験電波を発射[7]
  • 1952年9月26日 - 郵政省(現在の総務省)から本免許が交付され、18時30分からサービス放送を開始する[7]
  • 1952年10月1日 - 周波数1260kHz・出力1kWで開局。
  • 1953年8月1日 - 1240kHzに周波数変更。
  • 1956年10月1日 - 出力を3kWに増力[8]
  • 1959年10月1日 - 出力を10kWに増力[8]
  • 1960年4月5日 - 周波数を1370kHzに変更。
  • 廿日市への移転後
    • 観音送信所敷地のうち6,600平方メートルは広島空港に提供、残土地は1970年から2005年11月末まで住宅展示場(1970年当初の名称は「RCCモダン住宅展」、2002年時点は「プルミエ」)として活用された[9][10]
  • (補足)1961年9月

廿日市ラジオ送信所

  • 1961年4月 - 2代目送信所敷地として廿日市町字住吉新開[5](現在の廿日市市)に約23,000平方メートルの敷地を取得する[8]
    • 観音送信所の近隣に広島空港(広島西飛行場を経て現在の広島ヘリポート)が開港することとなり、67mアンテナが航空機の発着に支障をきたすとして移転を余儀なくされたことによる[8]
  • 1961年8月30日 - 送信所を廿日市町字住吉に移転[11]。送信アンテナは高さ110m、送信所は2階建て、総工費は約6,500万円[8]
  • 1961年12月18日 - 廿日市ラジオ送信所を無人化[11]
  • 1962年10月1日 - 周波数を現在の1350kHzに変更。
  • 1971年12月15日 - 出力を現在の20kWに増力。
  • 1982年9月26日 - プリエンファシスを導入[12]。なお同年12月に広島エフエム放送が開局している。
  • 1992年10月1日 - AMステレオ放送を開始。
  • 1997年 - 廿日市ラジオ送信所の塔体点検時に老朽化を確認、5年程度の寿命と判断される。同一敷地内での建替は困難と判断され、送信所移転が決定される[13]
  • 2003年4月14日 - 廿日市ラジオ送信所を閉所、同月17日から鉄塔の撤去作業が進められ、同月30日に完了した。送信所跡地は廿日市自動車学校に貸与されている[1]

RCC沖美ラジオ送信所


  1. ^ このような送信所は、北陸放送(MRO)金沢ラジオ送信所山梨放送(YBS)甲府ラジオ送信所京都放送(KBS京都)京都ラジオ送信所ラジオ関西(CRK)神戸送信所琉球放送(RBC)那覇ラジオ送信所ラジオ沖縄(ROK)那覇送信所などがある。
  2. ^ 三陟文化放送(2015年以降はMBC江原嶺東三陟放送局)。2022年に運用休止。
  1. ^ a b 『RCC開局60年 デジタル化の道のり [50-60年史]』p.164
  2. ^ 『RCC開局60年 デジタル化の道のり [50-60年史]』p.176
  3. ^ 『RCC開局60年 デジタル化の道のり [50-60年史]』p.178
  4. ^ 『RCC開局60年 デジタル化の道のり [50-60年史]』pp.35-36
  5. ^ a b 『民間放送十年史』日本民間放送連盟、1961年12月1日、551頁。NDLJP:2497068/297 「ラジオ中国」の項より(これに詳細な番地等の記載がある)。
  6. ^ 『中国放送の50年 その時、いつもそばにいた』p.30
  7. ^ a b 『中国放送の50年 その時、いつもそばにいた』p.31
  8. ^ a b c d e f 『中国放送の50年 その時、いつもそばにいた』p.33
  9. ^ 『中国放送の50年 その時、いつもそばにいた』p.34
  10. ^ 『RCC開局60年 デジタル化の道のり [50-60年史]』p.58
  11. ^ a b 『中国放送の50年 その時、いつもそばにいた』p.374
  12. ^ 『中国放送の50年 その時、いつもそばにいた』p.246
  13. ^ 『RCC開局60年 デジタル化の道のり [50-60年史]』p.175
  14. ^ 『RCC開局60年 デジタル化の道のり [50-60年史]』p.161


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