三菱ふそう・ザ・グレート 概要

三菱ふそう・ザ・グレート

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/22 16:38 UTC 版)

概要

1983年にFシリーズのフルモデルチェンジの際に命名され、1996年スーパーグレートが登場するまで大型車として製造されていたモデルである。

韓国現代自動車でも「ヒュンダイ・91Aトラックの名称でライセンス生産が行われている。

特型警備車(装甲車)や大型放水車などの警察の特科車両や各種大型消防車両のベース車としても広く使われており、一見しただけではわからない派生車も多く存在する。

歴史

1983年7月
登場。その後に登場するファイターキャンターのトラックのデザインコンセプトの基本になったモデルである。ヘッドライトは異型角型2灯を採用(ただし、一部の輸出仕様と除雪車などの特殊車輛は丸目4灯を採用)。エンジンワンキー操作、ステアリングロックが装備され、バッテリーリレースイッチが廃止される。
1983年9月
8tセミトラクタP‐FP418DR系を追加。当時まだ6気筒のセミトラクタは少数派だった。
1983年11月
重セミトラクタFV‐Rを追加。
1986年7月
マイナーチェンジ。グリルを大型化。8DC11型エンジンを追加。
1989年5月
10DC11型エンジンを追加。
1989年12月
マイナーチェンジ。平成元年排出ガス規制適合。フロントグリルのデザインを変更。FUSOエンブレムはグリル上部の黒帯の部分に付くようになり、少し小型化された。
1991年7月
トラクタにABSを標準装備。
1991年10月
電動ミラーステーを採用。8M20型エンジン搭載車を設定。
1993年7月
ビッグマイナーチェンジを実施。後のスーパーグレートにも通じる、現代的なデザインに生まれ変わった。プロジェクタヘッドライトを装着。これは先に登場した2代目ファイターと共通部品。また、インパネも丸みを帯びた新しいものに変更された。
1994年12月
平成6年排出ガス規制(KC‐)適合。新規格のGVW22~25t車は「Zシリーズ」と呼ばれ、フロントグリルがキャブ同色化された。8M21型エンジン搭載車を設定。
1995年4月
車両総重量規制緩和に適応させ、トラクタをマイナーチェンジ。
1996年5月
スーパーグレートにモデルチェンジ。ただし海外向けと構内専用車は継続。
2001年
構内専用車の製造終了。

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