ミッシュメタル ミッシュメタルの概要

ミッシュメタル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/18 00:01 UTC 版)

概要

多くの希土類元素同士は性質が似ているため分離が難しく、鉱石中の希土類金属を一括して還元した合金状態で使用された。酸化物状態での希土類の混合物を混合希土と呼び、混合希土を還元精製したものがミッシュメタルである。各希土類元素ごとの分離コストが省けるため比較的安価で製造できる。

含有成分

ランタノイド元素で主に構成され、代表的なものとしては、セリウム約50%、ランタン約30%、ネオジム約15%を含む。[1]

これらの元素比率は、精製元となる鉱石(モナズ石など)中の含有比率に左右される。[2]

用途

脚注

  1. ^ a b c d e f 大町良治、後藤高士 (1991). “希土類金属の製造とそのリサイクル”. 資源処理技術 38 (3): 36-41. https://www.jstage.jst.go.jp/article/rpsj1986/38/3/38_3_138/_pdf/-char/ja. 
  2. ^ 石野俊夫 (1963). “希土類元素の分離精製について”. 材料 12 (119): 559-571. https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsms1963/12/119/12_119_559/_pdf/-char/ja. 
  3. ^ a b 鉱物資源マテリアルフロー2019 6.レアアース(REE)”. 独立行政法人エネルギー・金属資源機構(JOGMEC). 2022年12月20日閲覧。
  4. ^ 秋葉悦男 (1996). “水素吸蔵量の最も多い合金”. まてりあ 35 (11): 1191-1194. https://www.jstage.jst.go.jp/article/materia1994/35/11/35_11_1191/_pdf/-char/ja. 

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