ターミナル (macOS) ターミナル (macOS)の概要

ターミナル (macOS)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/04 19:26 UTC 版)

ターミナル
開発元 Apple
最新版
2.14 (453)
対応OS macOS
公式サイト http://www.apple.com/jp/macosx/
テンプレートを表示

直接入力したUNIXコマンドを実行する他、UNIXコマンドの実行を自動化するTermファイルを作成、実行することも可能である。

動作

ターミナルを起動すると、UNIXとしてのmacOSの標準CLIシェルが起動し、UNIXコマンドを打ち込むことができる。もちろん、UNIX用のアプリケーションをインストールして、実行することもできる(ただし、UNIX用のアプリケーションをインストールするためには、MacPortsXcodeといった開発環境のインストールが必要となる)。当初標準シェルはtcshだったが、その後Panther(10.3)bashCatalina(10.15)zshに変更された[1]

AppleScriptからの呼び出し方法

AppleScriptから、ターミナルを使いUNIXコマンドを実行することも可能である。

使用例:

tell application "Terminal"
	activate
	do script with command "(実行したいコマンド)"
end tell

Mac専用コマンド

ターミナルではGUI操作もCLIで使用できるように一部専用コマンドがある。また、普段は設定できない隠しコマンドも存在する。

openコマンド

openコマンドは、Finder上でダブルクリックをした時と同様に関連付けられたアプリによってファイルを開くことができる。 例:既存のテキストファイルを開く

open hoge.txt

このように打ち込むと標準のテキストエディタによってhoge.txtというファイルが開かれる。

また-aオプションをつけることによって特定のアプリによって開くこともできる。

例:テキストエディットでファイルを開く

open -a /Applications/TextEdit.app hoge.txt

sudoと併用することにより、アクセス権が無いファイルを開く事も可能である。

sayコマンド

sayコマンドは、ユニバーサルアクセス用に使用されるコマンドで、入力された引数の文字を読み上げる。(日本語にも対応[2]

例:Wikipediaと言わせる。

say Wikipedia

関連項目


  1. ^ Catalinaでデフォルトシェルが「zsh」に変わる、bashとの違いは? - 新・OS X ハッキング!(241) | マイナビニュース
  2. ^ macOS Sierra以降は日本語がデフォルト言語環境の場合、日本語音声が読み上げ時のデフォルトになっている。macOS Sierra以前の場合は、システム音声に日本語音声モジュール"Kyoko"を別途インストールすることで日本語での読み上げに対応可。


「ターミナル (macOS)」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ターミナル (macOS)」の関連用語

ターミナル (macOS)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ターミナル (macOS)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのターミナル (macOS) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS