スポーツ報知 沿革

スポーツ報知

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/15 22:19 UTC 版)

沿革

スポーツ報知旧東京本社(港区 左端)
2008年1月1日からスポーツ報知大阪本社が入居している読売大阪ビル
「報知新聞」がメイン題字だった頃のホーロー看板(右から2つ目)を設置する新聞販売店
  • 1949年12月30日 - 一般紙であった報知新聞の経営難により、読売新聞系スポーツ紙となる。
  • 1964年 - 大阪本社より関西版発行。
  • 1970年 - 北海道支社(現・北海道支局)で現地印刷開始。
  • 1979年 - 中部読売新聞社(1988年2月から中部読売新聞本社→同年6月から読売新聞中部本社→2002年7月から読売新聞中部支社)より「報知スポーツ」創刊。
  • 1990年 - スポーツ紙移行40周年を記念して東京新社屋が東京・港区港南に完成。
  • 1991年 - 2月、同じくスポーツ紙40周年記念の一環として東京、大阪、北海道版の題号を「スポーツ報知」と変更。(旧来の報知新聞の題号も併用しているが、1997年までは欄外題字は「報知新聞」の題号を継続していた。現在は日付掲載部分=概ね1面左上と、2ページ目以後の各ページの「第三種郵便物認可」のクレジットの横に小さく載せている程度。名古屋はスポーツ報知の表示のみ[6]
  • 1996年 - 中部版の題号を「スポーツ報知」に変更。同11月北陸地方向け(富山県石川県)の版が、読売新聞北陸支社の協力により現地印刷を開始(それまでは大阪本社版早版を鉄道もしくは飛行機輸送していたが、読売北陸支社と同じく東京版<クレジットも東京本社版のものに準拠>を同時印刷できるようになった。後に北日本新聞社に現地印刷を委託)。インターネット・ホームページを開設。
  • 1998年 - 九州版が西部本社(北九州市→2004年から福岡市)より創刊。
  • 2001年 - 報知印刷社と合併。
  • 2008年1月1日 - 大阪本社が北区本庄西から同区野崎町の読売新聞大阪本社ビルに移転した。これにより、全国4紙系のスポーツ新聞社の大阪本社はすべて親会社の新聞社と同居する形になった(その後日刊スポーツ西日本・本部が、当時社屋として構えていた新朝日ビルディング<中之島>建て替えに伴い2009年1月1日福島区の「阪神ダイヤビル」に移転したが、2013年に新朝日ビルの跡地に建設された中之島フェスティバルタワー東棟<朝日新聞大阪本社も入居>に復帰した)。
  • 2012年 - 報知新聞創刊140周年を機に、イメージキャラクターの「Ho!さん」が誕生する。
  • 2016年1月1日 - 1面からスポーツ総合面(中央競馬公営競技除く)、社会面、芸能面などの記事が読みやすく大きな12段組みの「巨(メガ)文字」になる。同時に社会面が約1面分へと縮小化された。
  • 2017年 - 創刊145周年。
  • 2019年 - 大阪発刊55周年、スポーツ紙70周年。
  • 2022年6月10日 - 創刊150周年[2]。東京本社を日本相撲協会所有のビル(墨田区横網1丁目)へ移転[2][10][11]。前身の郵便報知新聞は旧両国広小路(現在の中央区)付近を拠点としていたため、再び創業の地に戻ることになる[11]。なお実際の新聞の編集業務は6月12日(新聞休刊日特別版を発行する13日付)からとなり、港南の旧社屋については跡地利用を検討するとしている[2]

紙齢

  • 大阪版(1964年2月23日)の創刊号は東京本社と同じ「29771号」[12]である。[注 2]
  • 中部版(1979年 報知スポーツとして)、西部版(1998年)は創刊号を「1号」としてカウントしている[9]

注釈

  1. ^ 大阪・西部版では、中継予定を関西・九州地区のものに差し替えている。ただし大阪管轄の中四国地方の放送については掲載されていない。
  2. ^ この号数は1872年7月15日に発行された前身「郵便報知新聞」の第1号からの起算であり、1942年8月5日に読売新聞と統合「讀賣報知」となった際は23584号だった。当時の主筆者であった武藤貞一は「栄誉ある本紙は23584号で終焉を告げた」とあたかも廃刊をしたような記述をし、「讀賣報知」の統合後は一旦、現在の読売新聞東京本社につながる発行紙齢を掲載していたが、夕刊新報知として復刊後は、統合・休刊前の号数を引き継ぎ、23585号から再開している。(大隈重信、原敬、犬養毅3総理輩出も、1942年に一度報知は「終焉」を告げた…創刊150周年 報知あの時(2)(2022年12月7日・スポーツ報知))
  3. ^ a b 直営の東京本社・北海道総局は東京・大阪・北海道の順。大阪本社だけ大阪・東京の順。フランチャイズの中部・西部についてはそれぞれの地域の分だけ。名古屋版創刊当初は中部読売と同じものが使われた。

出典

  1. ^ 報知新聞社社長・依田裕彦あいさつ 「 両国からも夢と感動をお届けします」
  2. ^ a b c d “創刊150年迎えた報知新聞社、創業の地「両国」に東京本社を移転”. 読売新聞 (読売新聞社). (2022年6月10日). オリジナルの2022年6月10日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220610115345/https://www.yomiuri.co.jp/culture/20220610-OYT1T50212/ 2022年6月10日閲覧。 
  3. ^ a b 1949年末、生き残りの秘策はスポーツ紙転身 GHQの目をすり抜けろ…創刊150周年 報知あの時(1)(2022年12月5日 スポーツ報知)・その記事の拡大
  4. ^ a b c 読者、記者も混乱の中、スポーツ紙として船出…創刊150周年 報知あの時(5)(2022年12月10日・スポーツ報知)・その紙面
  5. ^ スポーツ紙転換直前「常識破らなければ」衝撃の連載小説打ち切り…創刊150周年 報知あの時(4)(2022年12月9日・スポーツ報知)
  6. ^ a b 白石潔、編集局長時代に結婚 子煩悩な父親に…創刊150周年 報知あの時(8)(2022年12月15日・スポーツ報知)
  7. ^ 報知から読み解く巨人軍の不思議。プチ鹿島6月のスポーツ新聞時評。 NumberWeb 2017/06/30 17:00 (2021年11月24日閲覧)
  8. ^ 廃刊・休刊の新聞たち・中部読売新聞
  9. ^ a b スポーツ紙の題字 1
  10. ^ 報知新聞社が「相撲協会」所有のビルに移転へ 業界から“無気力報道”を心配する声”. デイリー新潮 (2021年8月27日). 2021年8月29日閲覧。
  11. ^ a b 報知新聞社、東京本社を6月に両国国技館近くへ移転…創刊150年”. 読売新聞 (2022年2月8日). 2022年2月9日閲覧。
  12. ^ 大阪でも報知(150周年記念特設サイト)
  13. ^ きょう150周年「スポーツ報知」紙面が変わる! 大相撲の大型企画など両国移転で内容パワーUP! 11日付「サタデーストーリー」に明石家さんま登場
  14. ^ “【競輪】村上義弘さんがスポーツ報知評論家に就任「選手の情熱や思考を皆さんに届けたい」”. スポーツ報知 (報知新聞社). (2023年4月1日). https://hochi.news/articles/20230401-OHT1T51054.html?page=1 2023年4月3日閲覧。 
  15. ^ 報知新聞記者を懲戒解雇、甲子園の連載で盗用「重大な報道倫理違反」”. 産経新聞社 (2024年6月15日). 2024年6月15日閲覧。





英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「スポーツ報知」の関連用語

スポーツ報知のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



スポーツ報知のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのスポーツ報知 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS