シャルル9世 (フランス王) 生涯

シャルル9世 (フランス王)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/17 07:12 UTC 版)

生涯

幼少のころ結核に罹り、病弱であった。早世した兄フランソワ2世を継いで10歳で即位したものの、実権は母后であるカトリーヌに握られていた。プロテスタントであるコリニー提督を登用し、父以上に慕っていたが、1572年サン・バルテルミの虐殺でコリニーは暗殺され、シャルルはそのショックに耐え切れず、全員殺せと叫んでいたと伝えられている。黒幕は母カトリーヌであるとされたが、実際に虐殺の命令を出したのはギーズ公アンリとも言われる(シャルル9世説もある)。この事件で寿命を縮めたのか、2年後の1574年5月30日にシャルル9世は死去した。

1570年に神聖ローマ皇帝マクシミリアン2世の娘エリザベートと結婚し、サン・バルテルミの虐殺と同じ1572年に一人娘マリー・エリザベート(1572年 - 1578年)が生まれたが、5歳で夭逝している。また、1573年に愛人マリー・トゥシェ英語版との間に庶子シャルルが生まれた。シャルルはルイ13世の治世中の1619年、アングレーム公に叙された。

脚注

参考文献

先代
フランソワ2世
フランス国王
1560年 - 1574年
次代
アンリ3世
先代
ルイ3世
オルレアン公
1550年 - 1560年
次代
アンリ2世



「シャルル9世 (フランス王)」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「シャルル9世 (フランス王)」の関連用語











シャルル9世 (フランス王)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



シャルル9世 (フランス王)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのシャルル9世 (フランス王) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS