ガンダムTR-6 ガンダムTR-6の概要

ガンダムTR-6

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/04 14:25 UTC 版)

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目次

機体解説

ティターンズが、MS開発における新技術の検証を目的に開発した試作機群「TRシリーズ」の最終型にして完成機。機種統合計画を反映した汎用量産型MSで、連邦軍の主力機としての採用が予定されていた。

ガンダムTR-6とは、単体の機体を指す呼称ではなく素体MS「ウーンドウォート」もしくはそのコア「プリムローズII」を中核とした兵器体系のコードである。換装を前提としており、TRシリーズの実働データから製造された新規パーツや、従来機のパーツをオプション化したものを装備する。また、一部パーツはTR-1ヘイズルおよびTR-5との共用である。

その能力は未知数だが、これまでのTRシリーズより培われてきた数々の新技術が注ぎ込まれており、同シリーズの集大成と呼ぶに相応しいスペックを有している。小説版の劇中では、サラミス改ネモ3機を一瞬で撃墜するほどの性能を持つことからグリプス戦役の中でもトップクラスの機体であったことがうかがえるが、エリアルド・ハンターが本機で出撃した理由は「撃墜に見せかけて本機を破壊する」ためであり、この攻撃も牽制のつもりで行ったものである。実質的な戦闘は行わないまま、ガブリエル・ゾラとエリアルドによって破壊された。

基本コンセプトは「可変による全領域戦闘」というグリプス戦役当時のMS思想を最も反映しており、非常に拡張性に富んだ設計を持つ。ガンダムTR-6[ウーンドウォート] をコアMSとして、宇宙から空中、地上に至るあらゆる戦場での運用を前提とし、同時にこれらどの戦場においても常に最高の性能を発揮できるよう、設計・用意された各種オプション・強化パーツの換装によって多種多様な形態をとることで、その性能を発揮する。

これらの各種オプション・強化パーツは、TR-1からTR-5までの各機体におけるテスト段階では鋭角的で外装と各種センサー及び機能のみといった無骨な印象を与えるものだったが、完成型となるTR-6では丸みを帯びたフォルムに再設計され、内部構造も純工業製品としてプラッシュアップされたものとなっている。

カラーリングバリエーションは、試作機の白黒赤のトリコロール、制式採用機の濃紺と黄のティターンズカラーがある。レジオン鹵獲・再生産・改造機は一貫して本体部分がブラック、強化パーツがレッドとなっている。

機種統合計画

TR-6開発時に発案されたMSの恐竜的進化を抑止するMS運用構想。簡単に言ってしまえば、1種類のMSのみで現存するMSを全て置き換えてしまおうという計画。過去にジオン公国軍で行われたモビルスーツの規格統一を行う統合整備計画地球連邦軍のパーツ換装であらゆる状況に対応できる万能MSを開発する(同時にRX-78 ガンダムの様な全部乗せの万能性を否定する)RX-81計画を同時に行うようなものである。

事実、ティターンズの運用するMS・MAの全機能をTR-6換装形態で再現することは達成しており、行く行くは地球連邦軍の運用機全てをTR-6に統一してしまおうと云う野心的な目標を立てていた。成功すれば、機種統一による整備性の向上はもとより、運用する基地・母艦、配備定数、作戦作成、製造等々、MS運用システムそのものを一新させていたかもしれない。理論上ではあるが、TR-6は敵機に合わせた換装パーツを随時開発、必要ならば万能化換装システムで取り込むことで、常に相手に対して高スペックを獲得する事ができる。また、イジェクションポッドに比べ、生存性の高いプリムローズを標準採用しているため、たとえ撃破されてもパイロットの生存・生還率の上昇が見込める。

BUNNyS

雑誌・WEB企画『A.O.Z Re-Boot』で設定された、TR-6に搭載されたOSの名称で、「3号7式OS」とも呼ばれる。別名「強化人間人格OS」。TR-6の「万能化換装システム」を支える重要なOSであり、万能化換装システムそのものと同一視もされる。TR-6の特徴である万能化換装システムは、BUNNySによって異常な柔軟性を持っており、機体単独で現地で装備を換装するばかりか、戦闘中に敵対機から装備を奪うことすら可能である[1]

機体制御にも大きく寄与しており、OS自体がサイコミュを操作できるため、一般兵でもサイコミュ兵器が使用可能となり、強化人間パイロットであればさらに強大な力を発揮する[2]

またTR-6の専用OSではなく、ギャプランTR-5[フライルー]などの他機種でも使用されている[3]。ジム・クゥエル(アーリー・ヘイズル)にもこのOSを基にしたものが使用され、通常は互換性のないズサブースター・マリンタイプをも装着する[4]

もともとこのOSは『ティターンズの旗のもとに』の設定案として存在したものである。藤岡建機のメモによると、自身が以前に発表した漫画『OVER THE MIND』[注 1]で開発されたものであり、ストーリー上でTR-6が半自動的に敵機を殲滅したことの裏付けを兼ねるものだったが、明確に設定化はされていなかった[注 2]。小説のストーリー上もOSについての言及はない。

このOSの存在が「BUNNyS」の名称とともに正式に設定されたのは『A.O.Z Re-Boot』で、原案のうち『OVER THE MIND』の内容については触れていないが、作中に登場した「3号」という名は設定上でもストーリー上でも使用されている。

作中での活躍

ティターンズのフラグシップモデルとなる集大成の機体であるため、その設計・製造が行われたのは、全てのTRシリーズの評価試験終了後のグリプス戦役末期である。シミュレータによる公試の後に、数機のコアMSといくつかのオプションの製造が完了した時点で、コロニーレーザー(グリプス2)を巡るティターンズ・エゥーゴアクシズの三つ巴の最終決戦が始まり、1機のTR-6が投入され初陣を飾ることになるが、それがティターンズによって運用された最初で最後の機会だった。小説版と漫画版とで結末にいたる過程が異なる。

小説版
コロニーレーザー攻防戦にて、ティターンズ司令部より実戦投入が命令されるが、既に大勢が決した中、過剰な性能のTR-6を投入すれば無用の混乱を広げるだけと判断したウェス・マーフィーオットー・ペデルセンらT3部隊上層部は、司令部の意向に反してエリアルド・ハンターに本機の破壊命令を下す。本機に搭乗したエリアルドはハイゼンスレイII形態で戦線を離脱し、途中に図らずも威嚇として行った攻撃でネモ3機とサラミス改を瞬時に撃墜してしまうが、最期はリック・ディアス[シュトゥッツァー]搭乗のガブリエル・ゾラの協力により、破壊任務を完遂する。
漫画版
ペデルセン艦長によって、破壊命令を受ける場面までは小説と同じだが、その後、エリアルドの独断でハイゼンスレイII・ラー形態にて戦線復帰する。周辺の残存部隊を率いてコロニーレーザー発射阻止の為に戦うも、発射後の混乱で過ちに気付き、自らを殿として部隊を撤退させる。ゾラとヒルデガルド・スコルツェニーが来るまでに、攻防戦・撤退戦と通して多数のエゥーゴのMS・艦船を撃墜する働きを見せた。
余談
製造が完了しており、コロニーレーザー攻防戦に持ち込まれたオプションは他にもあったが、起動前の被弾により破棄せざる得なかったり、母艦アスワンの轟沈により失われてしまった。うち、ファイバーIIに関しては、一部パーツをカール・マツバラ搭乗のTR-1[ヘイズル・ラーII]に応急的に取り付けることでTR-1[ファイバーII]として運用された。なお、フルドドIIやウェポンカーゴ等の本体に先んじて完成していた個々のパーツは、コアMSに組み込まれたTR-1・TR-5に搭載され、決戦以前の戦いでも運用されている。
A.O.Ζ Re-Boot
エリアルド搭乗機とは別の機体が、ティターンズ残党により火星に住むジオン残党組織「レジオン」に引き渡され、彼らの用兵思想にあったマイナーチェンジを施して、旗印として運用されている。完成していたオプションや設計データも渡されているため、コアMSやオプションの再製造も行われており、中にはリハイゼのように原型が分からない程の改造を施された機体もある。

デザイン

TRシリーズを含めたT3部隊及び敵方(ジオン残党・エゥーゴ)のMSのメカニックデザインは藤岡建機が担当しているが、既存のMSをベースとした今までのデザインと異なり、完全なオリジナルとなる。コンセプトはΖ計画の可変機等の対抗馬として、悪(ティターンズ)の造り出したガンダムである。過去のTRシリーズ同様の意匠を持ち、さらにティターンズの象徴であるのイメージも加えられている。

コアMSであるTR-6[ウーンドウォート]は、異なった系統で誕生しながらも、可変MSでジェネレーターを両足に分散配置し、大気圏突入能力を有するなど「Ζガンダム」との類似点を持ち、小型の躯体に高出力ジェネレーターを搭載するなど、共に第2期モビルスーツに近いコンセプトを持つ。さらにTR-1[ハイゼンスレイ]は「ΖΖガンダム」、TR-6[ハイゼンスレイII・ラー]は「Ex-Sガンダム」をデザインモチーフとし、それらと対比した時の印象も考慮されている。換装・オプションによる壮大な兵器体系を構築している点は、雑誌企画のSガンダムと共通である。

機体構成

ガンダムTR-6[ウーンドウォート]

諸元
ガンダムTR-6[ウーンドウォート]
GUNDAM TR-6
[WONDWART / WOUNDWORT[5]]
型式番号 RX-124 / ARZ-124[6] / ARZ-124WD[7]
所属 ティターンズ・テスト・チーム(T3部隊)
レジオン
建造 コンペイトウ / 火星
生産形態 試作実験機
武装 ブースト・ポッド・バルカン×2
バルカン・ポッド
コンポジット・シールド・ブースター
搭乗者 エリアルド・ハンター
アリシア・ザビ
アリス親衛隊

ガンダムTR-6のコアとなる素体状態の可変MS。ガンダムTR-S[ヘイズル・フレア]および万能化換装システムの構想を継承し、機種統合計画を反映・ブラッシュアップする形で一から新規設計されている。小型・軽装のため推力重量比に優れ、高い機動性を用いたヒット&アウェイを得意とする。

腰部ドラムフレームを中心に各部を折りたたんで小型のMA形態に変形可能で、同形態では冷却ガス・ユニット(TR-5ファイバーで使用された耐熱フィールド発生装置)を使用して大気圏突入も可能。大腿部のみMA形態に変形した中間形態をとることもできる[8]。股間部にサブアーム(隠し腕)を1基もっており、本機や本機をコアとしたバリエーションのMA形態において、武器の保持などに活用される。

MS形態の臀部(MA形態の機首)にはブースト・ポッドを装備。これはヘイズルのブースター・ポッドを発展させたもので、ジェネレーターを内蔵している。冷却ガス・ユニットとバルカンをもつ通常型と、2つのラッチと拡散メガ粒子砲をもつマルチ・コネクター・ポッド[9]の2種類がある。どちらも中空になっているスペースがあり、変形時に頭部と胸部コックピットを覆ったり、プリムローズIIを収納してサブ・コックピットとして用いることができる。

MS形態の大腿部にもジェネレーターを内蔵しているため肥大化しているが、それ以外はほかのMSに比べて非常に華奢な体躯となっており、足首はランディング・スキッド程度のものがあるだけである。ただし既存のティターンズ製MSの四肢パーツを接続可能であり、本体の手足を折りたたんで接続することで通常のMSに近くなる。胸部には脱出ポッドとしてプリムローズIIを持ち、腕部を含む上半身はヘイズル等に装備可能なサブアームユニットIIになる。

武装はブースト・ポッド内蔵のものや後述のコンポジット・シールド・ブースターのほか、頭部にバルカン・ポッドを装備している。また設定画にはないが、漫画版でビーム・サーベルの使用が確認されている。ただし、劇中描写では標準装備のものか、敵機から奪ったものかは不明。形状は円筒形の一般的なもので、νガンダムのビームサーベルのように、斬りかかるとき以外はビーム刃が短くなっている。『Re-Boot』でも使用しており、形状は四角柱状で、鹵獲後の追加装備なのかは不明。

頭部はV字アンテナを有し、ひさしでツインアイが隠れているもののガンダムタイプとなっている。「頬当て」の形状が異なるタイプや[10]ツインアイが露出したタイプ[11]といったバリエーションもいくつか確認できる。また、彫像型のアンテナ「サイコブレード」を装備した指揮官機仕様もごく少数配備されている。

プリムローズII

ウーンドウォートの脱出ポッドであり、プリムローズの後継機。

プリムローズ同様変形することでウーンドウォートの胸部を構成する自立航行能力を持った脱出ポッドである。柔軟な汎用性・拡張性も継承しており、パーツの組み合わせ次第で、上記のフルドド形態の様な支援機として単独運用も可能。また、本機自体にもプリムローズにはなかった2基のガトリング砲が装備されている。

コンポジット・シールド・ブースター

ウーンドウォートの主兵装。ロング・ビーム・ライフル(先端がスリット状に割れた発射口になっており、高出力射撃モードではさらに左右に展開する)、ウィンチ・ユニット(射出した先端を、モビルビットとして運用可能)、ヒート・ブレード(バレル両側とも)、シールド(ライフルのバレルは伸縮可能でシールドに収めてしまうことも可能)、Iフィールド発生器(シールド防御用)、ブースター(後部のカバーをはずし増加スラスター・ユニットを取り付けることで、防御力を犠牲にして推進力を増加させることが可能)の機能を持ち、クロー形態へ変形可能なうえに、蛇腹状のサブアームまで付加(サブアームでラッチに接続、クローに変形することで巨大な腕「ギガンティック・アーム・ユニット」として使用できる)されている。さらに『Re-Boot』では、BUNNyS使用時に解析や精密作業を行うワイヤーマニピュレータが複数備えられている。

フルドドII

諸元
フルドドII
HRUDUDU II
型式番号 RX-124 / ARZ-124[12]
所属 T3部隊 / レジオン
建造 コンペイトウ / 火星
生産形態 試作実験機
武装 クロー・ユニット
クロー・ユニット・ビームキャノン

TR-6の強化パーツであり、フルドドの後継機。

一対のクロー・ユニットとスラスター・ユニット、2枚のマルチ・アーム・ユニット(フライルーのバックアーマーに接続されていたもの)から構成され、サブアームを用いることで現地でも自身でパーツやオプションの組み換えが可能となった。アーム自体もISSカナダアーム2のように、機体各部のラッチを掴んで入れ替えながら進むことで、自力で設置場所を移動できる。

フルドドIIの両ユニットには、パーツ上面に1基・後部のドラムフレーム上に3基(左右両面と円周上)の計4基の大型ラッチを持ち、上面後部に1基のスラスターを備えている。ドラムフレーム部分は前後に可動し、ユニット本体と挟み込む形でコアMSへ装着される。また、コアMSによってはドラムフレーム内側のラッチを利用して固定したり、専用の接続アタッチメントを利用して接続を強化する。クロー・ユニットには内部にビーム発信機が装備されており、ロング・ブレード・ライフルをビームキャノンとして運用でき、先端のクロー部分は普段収納されている蛇腹状アームを展開することで、フレキシブルに稼動する。スラスター・ユニットにはTRシリーズで運用されてきた新型ジェネレータが搭載されている。

TR-6兵器系下のコアMSであるウーンドウォート(ハイゼンスレイII含む)、ヘイズル・アウスラ(ハイゼンスレイ含む)、フライルーの3機は無論、プリムローズII及びプリムローズでも使用可能。各形態によってはこのパーツを介して換装を行なうものもある。

名称の規則は、コアMSがフルドドIIを装備すれば「ラー」、2機装備すれば「ラー第二形態」となり、ラー第二形態に、追加してギャプラン・ブースターを装備すれば「ラー・クルーザー巡航形態(ラー・クルーザーモード)」となる。ヘイズル・アウスラはヘイズル専用のフルドドⅠ装備時のラー形態と区別する必要があるため、フルドドIIを装備時を「ラーII」、「ラーII第二形態」、「ラーII・クルーザー巡航形態(ラーII・クルーザーモード)」とする場合もある。ちなみに、「第二形態」や「クルーザー巡航形態(クルーザーモード)」の部分が省略されたり、「ラーII」も単に「ラー」と呼ばれる時も存在する。逆に装備構成が分かりやすいようフルドドII装備機は全て「ラーII」と呼ぶこともある。また、アドバンスド・フライルー・フルアーマー形態や大型MA形態のように別途使用するパーツが多い場合は、フルドドIIを装備していても、「ラー」の名称はつかない。

プリムローズII+フルドドII
ウーンドウォートのフルドド形態ともいえる形態。
プリムローズII後部にドラムフレーム、腰部隠し腕サブアーム、ブーストポッド(ハイゼンスレイII等のラッチ増設型)を接続したコアユニット、右左に装着されたクロー又はスラスター・ユニット(通常1対で装備するが、どちらか一方を2つ装備することも出来る)、ユニットのドラムフレームに接続されたマルチ・アーム・ユニットに保持された強化型ウィンチキャノン2基、隠し腕で中央下部に保持されたコンポジット・シールド・ブースターで構成される。
ハイゼンスレイII・ラー等にはこの状態で合体している(プリムローズIIはブーストポッドに格納してサブコックピットにするか、切り離す)。ギャプランブースターの使用も可能。
フルドド+フルドドII
フルドドのスラスター・ウイング・ユニットとクロー・ウイング・ユニットをフルドドIIの両ユニットに置き換えたアップデート版。

ガンダムTR-6[ハンブラビII]

GUNDAM TR-6 [HAMBRABI II]

『Re-Boot』で新規に設定された形態(型式番号:ARZ-124HB II[13]。フルドドIIにウイング・バインダー、ビームキャノンを装着した完全なMA形態で、ハイゼンスレイIIと共通の強化パーツを使っている。ハンブラビのMA形態に対応する形態であり、「ガンダム」の名を残しているが、これ自体の構成部品に四肢や頭部は含まれていない。下記の水中用装備のほか、空戦用、陸戦用、後方支援用のユニットがあり、理論上あらゆる局地戦への対応が可能である[13]

アクア・ハンブラビII

AQUA HAMBRABI II

ハンブラビIIの水中仕様(型式番号:RX-124[14] / ARZ-124HB II M[13]。構成部品がハイドロ・ジェットパックやミサイルに変更されている。こちらは「ガンダム」の名が冠されていないが、頭に「TR-6」を付けて表記されることもある[14]。フルドドII同様にGパーツとしての機能も備えており、ウーンドウォートと合体してアクア・ウーンドウォートとなるほか、それ以外のMSとの合体も可能であり、マリン・ハイザックアクア・ハイザックバーザムアクア・バーザムとなる。

『ガンダム・インレ-くろうさぎのみた夢-』作中ではアクア・バーザム形態のほか、単体のものも多数出撃している。

追加装備・ユニット

各形態専用の装備・ユニットは各形態を参照。

サイコブレード
頭部のV字アンテナに替わって装備される、翼の生えた少女(インレの擬人化)の彫像をかたどったサイコミュ送受信用ブレード・アンテナ[15]。「フィギュアヘッド」とも呼ばれる[16]。これを装備する機体はガンダムTR-6[ウーンドウォート]サイコブレードカスタムと呼ばれる指揮官機仕様とされ[17]、レジオンでもグロリア・ザビ機をはじめごくわずかである[16]。また、フライルーIIおよびクィンリィのコアMSとなるのはこの仕様である。
高級な火星産の希少金属を使用しており、黄金に輝く[15]。もともとは「OVER THE MIND」計画と連動した、強化人間用のマンマシンインターフェースの一種として開発されており、強力なサイコ・ウェーブにより各サイコミュ兵器との同調率を高めるほか、監視衛星「エレノア」とのサイコミュ・リンクや、EWACキハールとの連携も可能[15]。さらに、通常のV字アンテナより大きく左右に伸びた角が、敵味方双方にガンダムタイプであることを視認させる心理的効果を担う[15]
強化型ウィンチ・キャノン
アドバンスド・フライルーの強化パーツで、ウィンチ・キャノンのバレル延長タイプ。精度・威力が向上している。 
ウィンチ・キャノン
ヘイズル・アウスラの強化パーツ。ロースペックな形態での兵装や副兵装として本装備も使用される。
背部スラスター・ユニット
アドバンスド・フライルーの強化パーツで、背部スラスター兼下記の増加スラスターユニット保持用強化パーツ。前面にサイコガンダムの胸部に搭載されているものと同型の拡散メガ粒子砲を持つほか、上部にラッチがあるためウェポンカーゴを接続することもできる。ウーンドウォートの頭部オプションでもあり、ひさし部分が格納されている。
増加スラスター・ユニット
アドバンスド・フライルーの強化パーツで、高出力のスラスター。アタッチメントをかませたムーバブル・シールド・バインダーやコンポジット・シールド・ブースターに装着される。また、大腿部やフルドドIIを介して腰部に接続することで、スカートアーマー状に装着することも可能。
ウェポン・カーゴ
スラスター付き(増加スラスター・ユニットのスラスターと同型)のMS搭載用とファイバーII搭載用の2種類がある。カーゴに搭載される武器コンテナはカートリッジ化されており容易に交換でき、コンテナも規格化されているためさまざまなものを搭載可能。コンテナのサイズは大中小あり、MS用は小型のコンテナ、ファイバーII用は全種のサイズを搭載できる。コンテナ内に搭載されるのは対艦大型ミサイル、マイクロ・ミサイル、ビーム発振器、サブ・ジェネレーター、Iフィールド・ジェネレーター、TRシリーズの各種武装やオプション、サイコミュ・ユニット、ダイダロス・ユニットなどがある。また、MS用カーゴは、ハッチ内側はリフレクターとなっており、開放型のビーム収束バレルとしても利用できるほか、ラッチとの接続部がフレキシブルアームになっており、自由に稼動させることができる。
ハイメガ粒子砲(ハイメガ・キャノン)
アドバンスド・フライルーの強化パーツで、サイコガンダムと同型の拡散メガ粒子砲。カーゴ蓋との併用でリフレクター板をバレルにし、威力重視の収束型ハイメガ・キャノンにすることも可能。
ダイダロス・ユニット
ミノフスキー・クラフトと熱核ジェット、熱核ロケットなどの熱核推進を併用した重力下飛行用ユニット。球状のオプション型と、ファイバーIIのウェポン・カーゴに装備されているコンテナ型がある。
EWACユニット
Early Warning And Control:早期警戒管制ユニット。キハールII用の小型のタイプ、インレ用の巨大なタイプがある。
サイコミュ・ユニット
プロトタイプサイコガンダム のサイコミュバックパックをコンテナ化したタイプとサイコ・インレ頭部の武装サイロと一体化したタイプがある。
モビル・ビット
複数の可動肢(AMBACユニット)を持つ特殊なビット。コンポジット・シールド・ブースター搭載型(有線、ウィンチ・ユニットとクロー形態を利用)とサイコ・インレの武装サイロに搭載されたシールド・ブースター変形型(無線)がある。
他MSパーツ
サイコガンダムとサイコガンダムMk-IIの腕部と脚部、ギャプランハイザックの腕部、マラサイヘイズルガンダムMk-Vの脚部などがある。



注釈

  1. ^ ガンダムエース』2003年7月号に掲載された藤岡建機による短編作品。「3号作戦」と呼ばれる計画により、強化人間の少年の生命そのものをデータ化することで、次期量産機用の自己判断システムが完成するという内容で、少年がガンダムそのものになったような結末が描かれている。
  2. ^ ムック『アドバンス・オブ・Z ティターンズの旗のもとに Vol.6』72頁にOVER THE MINDの内容を含むメモがあるが、OSの存在を設定上明確にするか決めかねていることも書かれている。また、70頁以降の幾つかのメモについては、サンライズ公式設定ではないと異例の明記がある。
  3. ^ [ウーンドウォート・ラー2][20]や[ウーンドウォートラーII](中黒なし)[18]の表記も見られる。
  4. ^ 『ティターンズの旗のもとに vol.6』収録済みの設定画稿に大王形態との記述あり。

出典

  1. ^ れじおん編2 1」『A.O.Z Re-Boot ガンダム・インレ-くろうさぎのみた夢-
  2. ^ a b c d e 「A.O.Z Re-Boot Vol.34」『電撃ホビーウェブ』KADOKAWA
  3. ^ 「A.O.Z Re-Boot Vol.32」『電撃ホビーウェブ』KADOKAWA
  4. ^ 第2章 双極のアルカディア 11」『A.O.Z Re-Boot ガンダム・インレ-くろうさぎのみた夢-
  5. ^ プラモデル『HGUC RX-124 ガンダムTR-6[ウーンドウォート]』パッケージ、プレミアムバンダイ、2018年6月。
  6. ^ a b c d e f 「A.O.Z Re-Boot Vol.13」『電撃ホビーマガジン』2015年1月号、KADOKAWA。
  7. ^ a b c d e f g h i j k 「A.O.Z Re-Boot Vol.11」『電撃ホビーマガジン』2014年11月号、KADOKAWA。
  8. ^ 「A.O.Z Re-Boot Vol.52」『電撃ホビーウェブ』KADOKAWA
  9. ^ a b c d e f g h i 「A.O.Z Re-Boot Vol.62」『電撃ホビーウェブ』KADOKAWA
  10. ^ 「A.O.Z Re-Boot Vol.02」『電撃ホビーマガジン』2014年2月号、KADOKAWA。
  11. ^ 『電撃ホビーマガジン』2014年6月号表紙、KADOKAWA。
  12. ^ 「A.O.Z Re-Boot Vol.37」『電撃ホビーウェブ』KADOKAWA
  13. ^ a b c 「A.O.Z Re-Boot Vol.39」『電撃ホビーウェブ』KADOKAWA
  14. ^ a b 「A.O.Z Re-Boot Vol.43」『電撃ホビーウェブ』KADOKAWA
  15. ^ a b c d 「A.O.Z Re-Boot Vol.61」『電撃ホビーウェブ』KADOKAWA
  16. ^ a b 藤岡建機『A.O.Z Re-Boot ガンダム・インレ-くろうさぎのみた夢-』第1巻、KADOKAWA、2018年12月27日、145頁。
  17. ^ 「A.O.Z Re-Boot Vol.60」『電撃ホビーウェブ』KADOKAWA
  18. ^ a b c d e 「A.O.Z Re-Boot Vol.50」『電撃ホビーウェブ』KADOKAWA
  19. ^ 「A.O.Z Re-Boot Vol.54」『電撃ホビーウェブ』KADOKAWA
  20. ^ a b c d e f g h 「A.O.Z Re-Boot Vol.35」『電撃ホビーウェブ』KADOKAWA
  21. ^ 「A.O.Z Re-Boot Vol.55」『電撃ホビーウェブ』KADOKAWA
  22. ^ a b 「A.O.Z Re-Boot Vol.51」『電撃ホビーウェブ』KADOKAWA
  23. ^ a b c d e 「A.O.Z Re-Boot Vol.48」『電撃ホビーウェブ』KADOKAWA
  24. ^ a b c d e 「A.O.Z Re-Boot Vol.17」『電撃ホビーマガジン』2015年5月号、KADOKAWA。
  25. ^ a b c d e f g h 「A.O.Z Re-Boot Vol.64」『電撃ホビーウェブ』KADOKAWA
  26. ^ a b c d e f 「A.O.Z Re-Boot Vol.63」『電撃ホビーウェブ』KADOKAWA
  27. ^ 『電撃ホビーマガジン』2010年1月号、アスキー・メディアワークス、142-143頁。
  28. ^ a b 「A.O.Z Re-Boot Vol.08」『電撃ホビーマガジン』2014年8月号、KADOKAWA。
  29. ^ a b 「A.O.Z Re-Boot Vol.49」『電撃ホビーウェブ』KADOKAWA
  30. ^ a b 「A.O.Z Re-Boot Vol.46」『電撃ホビーウェブ』KADOKAWA
  31. ^ 「A.O.Z Re-Boot Vol.19」『電撃ホビーマガジン』2015年7月号、KADOKAWA。
  32. ^ 「A.O.Z Re-Boot Vol.45」『電撃ホビーウェブ』KADOKAWA
  33. ^ 『電撃ホビーマガジン』2014年5月号、KADOKAWA、16頁。
  34. ^ a b c 「A.O.Z Re-Boot Vol.47」『電撃ホビーウェブ』KADOKAWA
  35. ^ a b c d 「A.O.Z Re-Boot Vol.18」『電撃ホビーマガジン』2015年6月号、KADOKAWA。
  36. ^ 「A.O.Z Re-Boot Vol.09」『電撃ホビーマガジン』2014年9月号、KADOKAWA。
  37. ^ a b 『電撃ホビーマガジン』2014年6月号、KADOKAWA、22-23頁。
  38. ^ a b c d e f 「A.O.Z Re-Boot Vol.33」『電撃ホビーウェブ』KADOKAWA
  39. ^ 「A.O.Z Re-Boot Vol.02」『電撃ホビーマガジン』2014年2月号、KADOKAWA。





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