カニカマ
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概要
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この種の製品の名称は、日本農林規格等に関する法律の品質表示基準で「風味かまぼこ」または「風味かまぼこ(かに風味)」と記載しなければならないため、カニ肉は入っていない。
海外ですり身に加工され、冷凍すり身として輸入されたスケトウダラを主原料とする場合が多い。冷凍すり身を急速に解凍し、もう一度冷凍すると、カニの足と同じような繊維ができる。すり身に含まれた水分が、一定の方向に向かって流れるようにすると、よりカニに似る。最外層の赤色は食品添加物の食用色素である天然着色料のモナスカス色素(紅麹色素)、コチニール色素、トマト色素などで、カニの香りと味は、同じく食品添加物の香料(フレーバー)とカニ抽出物(かにエキス)でつけられている。
食品スーパーや回転寿司店などで見かける大量生産型のカニ風味かまぼこは、切れ目を入れたシート状のかまぼこを、ロール状に巻くことで製造しているものが多い。
また、消費者の本物志向や高級志向もあるため、本物のカニ肉が使用されたカニカマも少数ながら見受けられる[9]。
インスタントラーメン、レトルトカレーと合わせて「戦後の食品の三大発明」と呼ばれることもある[2]。
- ^ a b c d “蟹蒲”. 小学館『デジタル大辞泉』. コトバンク. 2019年5月4日閲覧。
- ^ a b 【くらし探検隊】健康食材カニカマ レシピに挑戦/和洋中OK 筋肉再生も?『日本経済新聞』土曜朝刊別刷り「日経+1」11面(2020年4月11日)
- ^ “地理:ヨーロッパ「surimi」事情 | 練りもの教室 | 紀文アカデミー | 紀文食品”. www.kibun.co.jp. 紀文食品. 2022年8月27日閲覧。
- ^ a b 檜木正博、「W003003 カニカマの誕生と成長」『年次大会』 2012年 2012巻、セッションID:W003003、p. _W003003-1-_W003003-3、日本機械学会、doi:10.1299/jsmemecj.2012._W003003-1。
- ^ a b 鈴木博晶(全国かまぼこ水産加工業協同組合連合会 代表理事会長) (20160107). “〜900年前から元祖ファスト・フィッシュ〜” (PDF). 魚の国のしあわせ(公式ウェブサイト). 水産庁. 2019年5月4日閲覧。
- ^ 水産ハンドブック, p. 434.
- ^ a b c d e f g h 全国水産加工品総覧, pp. 308–310.
- ^ a b “誕生50周年「日本のカニカマ」が世界へ広がり”. 東洋経済オンライン (2022年8月9日). 2024年4月1日閲覧。
- ^ “海からサラダ | 商品ブランド | 商品情報 | ニッスイ”. ニッスイ公式サイト. 2021年4月11日閲覧。
- ^ “スギヨヒストリー”. スギヨ. 2014年11月24日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t 『週刊文春』「エリザベス女王も賞味した? 練り製品の一大革命に特許大戦争『カニカマボコの考案者は誰だ』」(1983年7月14日号、文藝春秋社)pp.173-176
- ^ a b c d e フィッシュスチック誕生秘話 - 大崎水産
- ^ a b “日食産業功労賞表彰式”. Biglobe. (2013年11月6日). オリジナルの2015年12月27日時点におけるアーカイブ。 2015年12月27日閲覧。
- ^ 衣笠プラス | 知りため!プラス TSSテレビ新広島
- ^ オオサキブランド|株式会社大崎水産
- ^ Depuis quand : le surimi - CANAL+
- ^ a b c d 旬レポ中国地域 2015年1月号. 地域に根ざし、世界にはばたくものづくり企業 経済産業省 中国経済産業局 広報誌 p7-8
- ^ 米国ニューヨークを中心とした日本食品マーケティング調査 p15
- ^ 食品機械設計・開発・製造・販売 株式会社ヤナギヤ 製品開発 限りなき挑戦
- ^ a b ヤナギヤ 柳屋芳雄社長, マイタウン広島, (2011-07-07) 2011年12月29日閲覧。
- ^ 「国際情報 世界最大級のカニカマ工場(リトアニア)」『JAS情報』第41巻第11号、日本農林規格協会、2006年11月、28-30頁、NAID 40015205446。
- ^ 「食品 ナホトカでカニカマを : 日本製機械がロシアで活躍」『ボストーク通信 : ロシアの週刊経済情報誌』第979号、JSN、2013年1月、2-3頁、NAID 40019549235。
- ^ フジテレビトリビア普及委員会『トリビアの泉〜へぇの本〜 5』講談社、2004年。
- ^ 「カニカマ消費量世界一は日本じゃなかった 生産量の1位は意外すぎるあの国」 AERA dot. 2020.1.8
- ^ 宇都宮由佳「タイにおける外来食文化の受容実態:日本食に着目して」『一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集』69回大会(2017)セッションID: P-055、日本家政学会、2017年、169頁、doi:10.11428/kasei.69.0_169、NAID 130006958465。
- ^ a b c d e テレビ東京『和風総本家』「ニッポンの縁日屋台 2017夏」2017年8月3日放送回。[1][2]
- ^ 【商標】ずわい天 築地にぎわい屋【和風_japan_tsukiji】
- ^ 【商標】ずわい天 築地にぎわい屋【和風_japan_tsukiji】 - ツイプロ
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