オオクサアジサイ オオクサアジサイの概要

オオクサアジサイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/15 14:15 UTC 版)

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オオクサアジサイ
筑波実験植物園鉢植 2012年10月
分類APG IV
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 Eudicots
階級なし : キク上類 Superasterids
階級なし : キク類 Asterids
: ミズキ目 Cornales
: アジサイ科 Hydrangeaceae
: クサアジサイ属 Cardiandra
: オオクサアジサイ
C. moellendorffii
学名
Cardiandra moellendorffii (Hance) Migo[1]
シノニム

特徴

多年草。草丈は30–60センチで、およびに微毛を生やす。は互生、長楕円状披針形から長卵状楕円形で、長さ10–18センチ、先端は尖る。花序円錐花序で、茎の頂端につく。両性花と、その周りに2枚のがく片からなる中性花(装飾花)を持ち、色は淡紅色。

分布と生育環境

日本では西表島のみに、日本国外では台湾中国(南東部)に分布する。山地の河川沿いに生育する。

近縁種

クサアジサイ属は、オオクサアジサイを含めて4種が確認されている。アマミクサアジサイ(C. amamioshimensis)は奄美大島に分布し、中性花を持たないで区別できる。クサアジサイC. alternifolia)は本州から九州に分布し、中性花は3枚のがく片からなる。台湾、中国にシマクサアジサイ(C. formosana)がある。

保護上の位置づけ

(2017年、環境省)

生育地である下記の地方公共団体が作成したレッドデータブックに掲載されている。

脚注

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参考文献

  • 沖縄県文化環境部自然保護課編 『改訂・沖縄県の絶滅のおそれのある野生生物(菌類編・植物編)-レッドデータおきなわ-』、2006年。
  • 島袋敬一編著 『琉球列島維管束植物集覧』 九州大学出版会、1997年。
  • 初島住彦・天野鉄夫 『増補訂正 琉球植物目録』 沖縄生物学会、1994年。

外部リンク


  1. ^ オオクサアジサイ 「BG Plants 和名-学名インデックス」(YList)
  2. ^ オオクサアジサイ(シノニム) 「BG Plants 和名-学名インデックス」(YList)


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