エンサイン・N174 エンサイン・N174の概要

エンサイン・N174

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/02 23:55 UTC 版)

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エンサイン・N174
カテゴリー F1
コンストラクター エンサイン
デザイナー モーリス・ナン
先代 エンサイン・N173
後継 エンサイン・N175
主要諸元
シャシー  アルミニウム製モノコック
エンジン フォード・コスワースDFV V8 N/A
タイヤ ファイアストン, グッドイヤー
主要成績
通算獲得ポイント 0
初戦 1974年ベルギーグランプリ
優勝表彰台ポールFラップ
0000
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概要

設計はモーリス・ナン。N174は前作のN173の発展型であり、N173で特徴的な後部カウルを延長したリアウィング翼端板から、一般的な別体式のリアウィングを装着していた。

デビュー戦は1974年アルゼンチングランプリであった。リッキー・フォン・オペルがドライブしたが、予選通過したもののハンドリングの異常で決勝には出走しなかった。その後オペルはブラバムに移籍。ヴァーン・シュパンが加入し、再び出走したのは第5戦ベルギーグランプリであった。ここでは予選14位、決勝15位であった。第6戦モナコはアクシデントのためリタイア、第7戦スウェーデンはスタートの違反で失格、第8戦オランダはピット外でのタイヤ交換で失格、フランスとイギリスは予選落ち、ドイツではギアボックスのトラブルでリタイアとなった。ドイツグランプリ後にシュパンがチームを離脱、マイク・ワイルズがドライブしたが、予選落ち3回に非完走扱い1回であった。

1975年は新車のN175と共に使用された。資金難からチームが初めて参戦したのは第4戦のスペイングランプリで、ロエロフ・ヴンデリンクがドライブした。N175はフランスグランプリでデビューしたが、クリス・エイモンがドライブしたため、ヴンデリンクはN174をドライブした。この年の最高位はオランダグランプリでジィズ・ヴァン・レネップが達成した10位であった。

1976年は前年にメインスポンサーであったHBビウェイキングが独自のチームを立ち上げ、N175を使用したため、エンサインは新車の完成までN174を使用しなければならなかった。エイモンが南アフリカとアメリカ西でドライブし、それぞれ14位と8位で決勝を終えた。

F1における全成績

(key) (太字ポールポジション

シャシー エンジン タイヤ ドライバー 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 ポイント 順位
1974年 N174 フォード-コスワース
DFV 3.0 V8
F ARG
BRA
RSA
ESP
BEL
MON
SWE
NED
FRA
GBR
GER
AUT
ITA
CAN
USA
0 NC
リッキー・フォン・オペル DNS
ヴァーン・シュパン 15 Ret DSQ DSQ DNQ DNQ Ret
マイク・ワイルズ DNQ DNQ DNQ NC
1975年 N174 フォード-コスワース
DFV 3.0 V8
G ARG
BRA
RSA
ESP
MON
BEL
SWE
NED
FRA
GBR
GER
AUT
ITA
USA
11 12位
ロエロフ・ヴンデリンク Ret DNQ NC DNQ
ジィズ・ヴァン・レネップ 10
1976年 N174 フォード-コスワース
DFV 3.0 V8
G BRA
RSA
USW
ESP
BEL
MON
SWE
FRA
GBR
GER
AUT
NED
ITA
CAN
USA
JPN
21 12位
クリス・エイモン 14 8

1 N175で獲得したポイントを含む。

参照






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