エアーコンバット (システムソフト) エアーコンバット (システムソフト)の概要

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エアーコンバット (システムソフト)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/15 20:52 UTC 版)

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シリーズ

立体版遊撃王(1985年発売)

ステレオ表示切替により、添付されているアナグリフ方式(赤青セロファン)3D眼鏡で立体視出来る。

  • 対応機種:PC-9801シリーズ
  • 解像度:640×400ドット、16色

操縦できる航空機

  • DOGFIGHT(架空機)

AIRCOMBAT 遊撃王II(1989年発売)

本作より、シリーズ名が「エアーコンバット」となる。

  • 対応機種:PC-9801シリーズ、X68000シリーズ
  • 解像度・表現色数:640×400ドット・16色

操縦できる航空機

  • F-04 MI-C.A.D.O.(架空機)

エアーコンバットII(1991年発売)

  • 対応機種:PC-9801シリーズ、FM-TOWNSシリーズ(「エアーコンバットII シナリオ集」、及び「エアーコンバットII シナリオ集vol.2」を標準添付させ、「エアーコンバットIIスペシャル」として発売)
  • 解像度・表現色数:640×400ドット・16色

操縦できる航空機

アドオンソフト

エアーコンバットII シナリオ集(1991年発売)
操縦できる航空機、及び選択可能な僚機

操縦出来る航空機に下記が加わる代わりに、F/A-18、YF-23A、F-117、JAS39、F-4、MIG-21、MIG-31が操縦可能機体ラインナップから外される。

エアーコンバットII シナリオ集vol.2(1992年発売)
操縦できる航空機、及び選択可能な僚機

エアーコンバットIII(1992年発売)

PC-98シリーズでは最終作となった作品。本作発売の同年4月1日、ネット対戦型フライトシミュレータの先駆けとも言える「Air Warrior」の日本語版「富士通Air Warrior」が大手商用パソコン通信「ニフティサーブ」を介して開始される(対象プラットフォームは、対応クライアントソフトを導入済みのFM TOWNS(富士通)およびPC-9801シリーズNEC))。1993年に、ナムコより同名のアーケード用フライトシューティングゲーム「エアーコンバット」が登場し、一見、画面も似ていたので、本作の移植と勘違いする者も続出した。1992年には、ノヴァロジック社より、ボクセル技術を用いたコマンチシリーズ(w:Comanche series)の第1作、「コマンチマキシマムオーバーキル」が登場、翌1993年に日本版が発売されている。「コマンチマキシマムオーバーキル」は、プレイに当時のハイエンドPCを要求したが、フライトシムマニアから「カジュアル系フライト・シミュレーション」と呼称される程、時代水準を突出した鮮やかで美しい画面は、本作に限らず他社製品を軒並み見劣りさせる程であった。

  • 対応機種:PC-9801シリーズ
  • 解像度・表現色数:640×400ドット・16色

操縦できる航空機

  • A-7E、AV-8B、A-10A、B-2A、F-4E、F-5E、F-14A、F-15E、F-16C、F/A-18A、F-20、YF-22A、F-22A、YF-23A 、F-86F、F-117A、MiG-15、MiG-21、MiG-25、MiG-29、MiG-31、Su-24、Su-27、Su-33、Su-37、TORNADO IDS、MIRAGE III、RAFALE A、RAFALE M、SUPER ETENDARD、JAS39、J7W2(震電改)、F-2、T-4

スーパーエアーコンバット 蒼空の覇者(1997年発売)

本作より、シリーズ名が「スーパーエアーコンバット」となる。本作発売の前年1月、先代シリーズ「エアーコンバット」でも操縦コントローラー接続インターフェースとして採用されてきたゲームポート規格に代わるUSB規格が発表されている。本作では初期出荷版はゲームポート対応を外されていたが、同年2月13日にゲームポート対応可能となる修正パッチを公式HPにて無償公開・配布(「SUPER AIR COMBAT」アップデートプログラム(Internet Archive保管版。要:表示画面内「Impatient?」クリック)を開始。のちにMediaKiteより発売された価格改定版(ULTRA2000シリーズ。収納パッケージもCDケースに変更)では最初から同パッチ適用版となっている。なお、システムソフト初期販売版については、Windows XP(32bit版)へのインストールおよび起動こそ可能ではあるが、動作速度全般が異常に高速(機体解説・選択画面で、当該機体CGの自動回転表示が扇風機の羽の様に高速で描かれたり、操縦操作に対する反応が非常にシビアである等)である等、問題が存在している。メディアカイト販売版についても、64bit版OS全般のPCではインストーラーは起動出来ない(Windows MEおよびWindows XP以降OS(32bit版)搭載PCでのインストーラー起動可否およびゲーム本体運用上の問題有無については不明)。

  • 対応機種
    • システムソフト初期販売版:Windows 95起動PC全般
    • メディアカイト販売版:Windows 95、Windows 98、Windows 98SE
  • 解像度・表現色数:640x480・256色

操縦できる航空機

  • A-7、AV-8B、A-10A、B-2A、F-4E、F-5E、F-14A、F-15E、F-16C、F/A-18A、F-20、YF-22A、F-22A、YF-23A、F-86F、F-117A、MiG-15、MiG-21、MiG-25、MiG-29、MiG-31、Su-24、Su-27、Su-33、Su-37、TORNADO IDS、MIRAGE III、RAFALE A、RAFALE M、SUPER ETENDARD、JAS39、J7W2、F-2、T-4、MI-C.A.D.O.(架空機)、MI-C.A.D.O. II(架空機)、MI-C.A.D.O. III(架空機)

スーパーエアーコンバットII(1997年発売)

前作10ヶ月後に発売された。ちなみに本作登場の翌年11月、後々エアーコンバット・シリーズ・ファンの多くを奪う事となる「Microsoft Combat Flight Simulator」シリーズ第1作がマイクロソフトにより発売され、翌々年にはフリーソフト「YS FLIGHT SIMULATOR」の無償公開が開始されている。下記の通り、販売形態によりインストールできるOSが異なっている(例えば、Windows XPではシステムソフト初期販売版インストーラーは起動できない。NECインターチャネル価格改定版についても、64bit版OS全般のPCではインストーラーは起動出来ない(Windows XP以降OS(32bit版)搭載PCでのインストーラー起動可否およびゲーム本体運用上の問題有無については不明)。システムソフトアルファ公式HPダウンロード販売版については、Windows 8以降OSは非対応と公式アナウンスがされている)。

  • 対応機種
    • システムソフト初期販売版:Windows 95が動作しているPC/AT互換機、もしくはWindows 95が動作しているPC-9821シリーズPC。他のWindows 95動作PC(FM TOWNSシリーズHR以降など)対応については、特に公式アナウンスは無い。
    • NECインターチャネル(現:インターチャネル・ホロン)価格改定版:Windows 95、Windows 98、Windows Me、Windows XP(32bit版)、これらのいずれか起動PC全般(Windows 98SE、およびWindows 2000については、パッケージ印刷での動作OSでは記載が見られず)。
    • システムソフトアルファ 公式HPダウンロード販売版:Windows 98、Windows Me、Windows 2000、Windows XP(32bit版)、Windows Vista(32bit版)、Windows 7(32bit版)、これらのいずれか起動PC全般。
  • 解像度・表現色数:320x240ドット・256色、640x480ドット・256色、640x480ドット・High Colorのいずれかを選択。

操縦できる航空機

  • A-7E、AV-8B、A-10A、B-2A、F-4E、F-5E、F-14A、F-15E、F-16C、F/A-18A、F-20、YF-22A、F-22A、YF-23A、F-86F、F-117A、X-29、MiG-15、MiG-21、MiG-25、MiG-29、MiG-31、Su-24、Su-27、Su-33、Su-35、Su-37、EUROFIGHTER、TORNADO IDS、MIRAGE III、MIRAGE 2000、RAFALE A、RAFALE M、SUPER ETENDARD、JAS39、J7W2、F-2、T-4、MI-C.A.D.O.(架空機)、MI-C.A.D.O. II(架空機)、MI-C.A.D.O. III(架空機)

スーパーエアーコンバットIII(2000年発売)

翌年発売開始となるWindows XPでは動作せず(前作「スーパーエアーコンバットII」は動作可)、その後も(現在に至るまで)何も処置を採らなかった為に、結果的に商機へ背を向けた不幸な商品となった。「Windows 2000で動作するのであれば、概ねWindows XP以降のWindows系OSでも動作可」という(まんざら過ちでも無い)流布・伝聞を信じ込み、中古購入して動作せず落胆する購入者は今でも時折発生するなど、Windows XP以降のWindows系OS利用者にとっては、シリーズ中欠番同然の作品となっている。

  • 対応機種:Windows 95、Windows 98、Windows Me、Windows 2000 Professional、これらのいずれか起動PC全般。
  • 解像度・表現色数:640x480・32bitカラー

操縦できる航空機

  • A-7E、AV-8B、A-10A、B-2A、F-4E、F-5E、F-14A、F-15E、F-16C、F/A-18A、F-20、YF-22A、F-22A、YF-23A、F-86F、F-117A、X-29、MiG-15、MiG-21、MiG-25、MiG-29、MiG-31、Su-24、Su-27、Su-33、Su-35、Su-37、EUROFIGHTER、TORNADO IDS、MIRAGE III、MIRAGE 2000、RAFALE A、RAFALE M、SUPER ETENDARD、JAS39、J7W2、F-2、T-4、MI-C.A.D.O. (架空機)、MI-C.A.D.O. II(架空機)、MI-C.A.D.O. III(架空機)

留意事項

  • Windows XPには非対応。

スーパーエアーコンバット4(2006年発売)

開発はアクアシステム。コンシューマ機で人気定着していたフライトシューティングゲーム・ジャンルエースコンバットシリーズエアロダンシングシリーズなど)を意識し、操縦操作や機体運用上の制約を簡素化した「アーケード・モード」も新たに搭載した。本作登場の約2年3ヵ月後、競合企業ながらもフライトシミュレーター・ソフト業界を牽引してきたMicrosoftが当該ジャンル開発部門「ACE Studio」閉鎖(フライトシミュレーター・ソフトからの撤退)を断行、同ジャンルの市場規模冷え込みを伺わせる世相となっている。

  • 対応機種:Windows 98、Windows Me、Windows 2000、Windows XP、これらのいずれか起動PC全般。
  • 解像度:800x600~1600x1200の中より選択可能。DirectX 9.0c以上。

操縦できる航空機

スーパーエアーコンバット The mobile mission(2006年3月20日 有償配信開始)

iアプリNTTドコモ一部携帯電話機種用Javaアプリケーション)として、開発され、「スーパーエアーコンバット4」発売と同年に配信開始。同じく開発されたiアプリ版「大戦略ONLINE」、およびiアプリ版「マスターオブモンスターズ」との一括3本セット「システムソフトSLG総合」を月額利用料(¥315円)支払いで利用という形をとっている。他、追加機体や追加シナリオも配信されている。「超低空飛行シューティングモード」が新たに設けられ、シナリオミッションも従来のPC版とは別個のオリジナルになっている。他社フライトシミュレーション(もしくはフライトシューティング携帯電話アプリ移植・配信サービスの動きとしては、翌年暮れにコナミよりiアプリ「エアフォースデルタ オルタナティブ」が、3年後暮れにはバンダイナムコゲームスよりiPhone用・iPod touch用・iPad用アプリ「エースコンバットXi スカイズ・オブ・インカージョン」が配信開始され、「スーパーエアーコンバット The mobile mission」が先駆け的製品となっている事が分かる。

  • 対応機種:FOMA900iシリーズ以降専用
  • 解像度:QVGA(240×320)

操縦できる航空機

  • F-15、ラファール

F-04 MI-C.A.D.O.

本シリーズに登場する架空の戦闘機。機体名称のMI-C.A.D.O.はMulti purpose Intercepter-Computer Assisted Direct Operationの略称だが、日本語の「帝」にも掛けていると思われる。本機が最初に登場した『AIRCOMBAT 遊撃王II』の舞台である20XX年時点での、環太平洋経済連合の主力戦闘機である。

全長16.8mという軽戦闘機の部類に入る機体だが、大気圏外で製造された新素材と、陸奥菱重工製のM-21-ML-004Dエンジンを組み合わせる事によって、高い運動性と豊富なペイロードを実現している。主翼の翼型は前進翼で、水平尾翼は無く、外側に傾いた双垂直尾翼と、後退角のついたカナードを有する。エンジンは単発。最高速度はマッハ2.4で、固定武装として30mmUD弾レールキャノンを2門装備している。

基本型のF-04Bを始めとして、性能を向上させたF-04C MI-C.A.D.O. IIやF-04D MI-C.A.D.O. IIIなどの複数のバリエーションが存在する。また、明確に繋がりは語られていないが、シリーズ第一作『立体版遊撃王』に登場する「DOGFIGHT I」とも形状が類似しており、何らかの関連性があると思われる。

その他の詳細や各型のスペックは外部リンクを参照の事。




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