野戦装備
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 14:37 UTC 版)
1915年時点で特攻隊は歩兵と同様に標準型の野戦服を用いていたが、ヘルメットにおいては、いち早くピッケルハウベ型から1916年型ヘルメットに変更されていた。1915年から化学兵器の登場によりゴム製のフェイスマスクと予備の着脱可能なフィルター付きガスマスクが装備された。 特攻隊を他の一般兵と区別する特徴的なものは1916年初頭に登場した鋼板カバー付きのヘルメットであった。これは1915年からドイツ軍が試験開発していた一連の試製防護服の一つであり、重さ1.20キロのニッケルシリコン鋼製のヘルメットで当時の連合軍のヘルメットより優れた防護性を発揮していた。 特攻隊では一般の兵と異なり迅速に行動するため、装備品類を支える革製のサスペンダーベルトを廃して軽装で重武装化していた。小銃用のマガジンポーチは革製の標準装備に加え、70発分の布で包まれた弾帯(Bandolier)が使用された。また、手榴弾も同様に肩にかける麻袋に携帯されていた。
※この「野戦装備」の解説は、「突撃大隊」の解説の一部です。
「野戦装備」を含む「突撃大隊」の記事については、「突撃大隊」の概要を参照ください。
- 野戰裝備のページへのリンク