選択公理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/02 13:16 UTC 版)
「ケーニヒの定理 (集合論)」の記事における「選択公理」の解説
選択公理は"任意の空でない集合の直積は空でない"という命題とも言える。I の要素i に対しBiを空でない集合、Ai = {}とする。ケーニヒの定理から、: ∀ i ∈ I ( { } < B i ) {\displaystyle \forall i\in I(\{\}<B_{i})} ならば { } < ∏ i ∈ I B i . {\displaystyle \{\}<\prod _{i\in I}B_{i}.} となる。すなわち、与えられた空でない集合Biの直積は空集合の和より大きい濃度を持ち、空でないから、これは選択公理の主張に他ならない。つまり、ケーニヒの定理から選択公理が導かれる。ケーニヒの定理からの帰結について議論するときは暗黙の内に、選択公理を仮定することになる。
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