のうみん‐ぶんがく【農民文学】
読み方:のうみんぶんがく
1 農村や農民の生活・習俗を素材にした文学。明治30年代以後、自然主義文学から派生。真山青果「南小泉村」、長塚節(ながつかたかし)「土」など。
2 農民の立場に立って自覚的に展開された文学。大正末期から昭和初年にかけて文学運動として発展。小林多喜二「不在地主」など。
のうみんぶんがく【農民文学】
農民文学
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/03 05:53 UTC 版)
農民文学(のうみんぶんがく)は、農民に関連する文学の総称。特に、農民の生活を題材とした文学をいう。農民による文学そのものを指す場合もある。「都市文学」に対する語[1]。自然主義文学から派生した[2]。1920年代からプロレタリア文学が興隆した頃には、プロレタリア文学運動の影響を受け、小作争議などの地主とのたたかいを題材にした作品もあらわれた。
作品の例
日本の近代文学における農民文学の主な作品は以下の通りである[1]。
日本農民文学会
1954年、和田伝や伊藤永之介らを中心として「日本農民文学会」が結成された[2]。日本農民文学会は1955年に『農民文学』という機関誌(文芸雑誌)を創刊し[3]、翌年に「農民文学賞」が創設された。農民文学賞の受賞者は宗谷真爾、草野比佐男などである[1]。
出典
外部リンク
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