二点之繞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/03 01:12 UTC 版)
筆記の楷書であっても「丶丶フフヘ」(二点之繞)で書く者もいる。一部の漢和辞典では筆記であるにもかかわらず、二点之繞を掲げている。例えば「漢字源」(学研)では人名用漢字の二点之繞の筆順(教科書体)で「丶丶フフヘ」を示している。「新漢語林」(大修館書店)では二点之繞の漢字の一部に筆順として「丶丶フヘ」の教科書体を示している。 但し、改定常用漢字表では、「どちらの印刷文字字形であっても,手書き字形としては同じ「辶」の形で書くことが一般的である,という認識を社会全般に普及していく必要がある」と規定している。 表外漢字字体表では「印刷文字字形(明朝体字形)と筆写の楷書字形との関係」において、「楷書字形としては一般的でないという判断に基づいたもの」として、一点之繞のみを示し「『明朝体字形に倣った例』を省略」した。 市販のフォントは毛筆風や手書き風のフォントでも表外字は之繞が二点にフフの形が多いが、Microsoft OfficeにバンドルされているHGフォントの教科書体および毛筆系のフォントは之繞は一点に統一されている。
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