虚像表示メーター
運転者の視野内のフロントガラス前方に、重要なメーターや警告灯の虚像を表示する装置。開発目的は、焦点距離の変動を減らし、視線を動かさずに計器表示の読み取りができ、重要な情報の見落とし防止にある。構造は計器盤の下方にある蛍光表示管などを使ったプロジェクターで、計器盤上付近に設置されたコンパイナーと呼ばれるガラスに、酸化金属膜を蒸着してつくられた半透過ミラーに計器などの情報を投影し、半透過ミラーを反射方向と反対側に透過した光がフロントガラス前方で虚像を結び、運転者に情報を提供する。この装置は運転のための直接視界の妨げにならず、しかも表示情報が明確に見える必要があり、その兼ね合いが難しく、まだ一部の車両にしか採用されていない。
参照 ヘッドアップディスプレイ「virtual image display instrument」の例文・使い方・用例・文例
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