【テイルストライク】(ているすとらいく)
tail strike.
航空機の離着陸時に、迎え角を取りすぎて尾部を滑走路に接触、「しりもち」させてしまうこと。
1985年の「日本航空123便墜落事故」では、当該事故機がかつてこの事故を起こした際、損傷した圧力隔壁の点検・修理が不完全であったとして事故発生の遠因とされた。
ドラケンやハリアーなど、前輪式でありながらテイルストライクの懸念から補助の尾輪を備えた機種が存在する。
シングルローター式ヘリコプターの場合はテイルローターを損傷したり、逆にテイルローターが周囲物を破壊するなど、即座に重大事故の原因となりうる。
対策として、テイルブームにバンパーやベントラルフィンを設けてテイルローターが直接接触しないようにした機種が多い。
尻もち事故
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尻もち事故(しりもちじこ)とは、航空機が離陸時や着陸時に後方部分を滑走路等に接触させる事故。テールストライク(英:Tailstrike)ともいい、国土交通省運輸安全委員会の事故報告書ではこの呼び方が使用されている[1]。テールスキッドを装着することで、航空機への破損を防止する効果がある。
主な尻もち事故
離陸時や着陸時に起きた事故
- エミレーツ航空407便事故
- テネリフェ空港ジャンボ機衝突事故(KLM4805便)[2]
- 日本航空115便しりもち事故
- シンガポール航空286便[3]
- ベック・エア2100便墜落事故
- チャイナエアライン009便
尻もち事故後の不適切な整備によって起きた事故
脚注
- ^ “2012年3月31日 日本航空機事故概要”. 運輸安全委員会 (2014年12月18日). 2016年5月6日閲覧。
- ^ Accident description - Aviation Safety Network
- ^ Accident description singapore 286 - Aviation Safety Network
「tail strike」の例文・使い方・用例・文例
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