地盤改良
【英】: soil stabilization
土木、建築工事が軟弱地盤において行われる場合、在来地盤をそのまま用いると安定上種々の問題を生じることが多い。そこで、地盤の性質を改善し安定性を増大させることを地盤改良と呼んでいる。一般に、土の力学的安定条件は、滑り破壊と沈下に対する問題と、水の浸透、排水にかかわる問題とに要約される。したがって地盤改良は、強度特性、圧縮特性、および透水性の改善を目的として行われる。その方法として土の置換、粒度の調整、締め固め、排水および安定剤の注入、添加など、対象とする地盤の深さや目的とする安定性の程度により種々の工法がある。現在は、締め固めあるいは排水による土の高密度化と、安定剤の注入、添加による土の固結化を目的としたものが主流となっている。 |

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