RTMP と RTMFPの違い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/15 05:32 UTC 版)
「Real Time Media Flow Protocol」の記事における「RTMP と RTMFPの違い」の解説
主な違いは、それぞれのプロトコルがどのネットワークを使うかにある。RTMFP は User Datagram Protocol (UDP) を利用するのに対して、RTMP は Transmission Control Protocol (TCP) を利用する。ライブストリーミングメディアを配信する際、レイテンシやオーバーヘッドを減らしたり、信頼性を犠牲にしてもパケット損失により大きな耐性があるなど、UDP を利用するプロトコルはTCP を利用するプロトコルに比べていくつかの利点がある。無線インターネット接続など、パケットロスの多い通信環境では、TCP を利用すると再送のためレイテンシが大きくなる。 UDP であるにもかかわらず、TCP のような信頼性のある通信にも Flash Player 10.1 から対応しており、クライアント側の flash.net.NetStream の dataReliable などで設定する。 サーバーからの UDP ユニキャストにも使えるが、RTMPとは異なり、RTMFP はデータをサーバーを経由せずに直接他の Adobe Flash プレーヤーに送ることもできる。ただし、最初の P2P コネクションを確立するために、サーバーサイドの接続は必要となる。
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