楕円ピストン
エンジンの運転中に真円になるよう、常温時にはわずかな楕円形をしたピストン。運転中はピストンボス方向に熱がたまり、膨張が直角方向より大きくなるため、製作時にはシリンダー列方向の径を直角方向より、例えば270分の1程度小さく設定する。この楕円度をオーバリティと呼ぶ。円形ピストンに対し楕円ピストンと呼ばれる。これとは別に、楕円形もしくは長円形のシリンダーに組み合わせるピストンがある。吸排気弁や点火プラグの数を増やしたり、バルブ系を大きくとるのに有利であるが、ピストンリングの張力を、シリンダーの全域にわたって均一に加工するのは困難で実用化は難しい。クランク軸に対して、シリンダーの長軸を直角方向に配置するとエンジン全長を短縮することができ、また長手方向に配列すれば多バルブ化、大径バルブ化、多点着火に有利である。
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