n端子対回路網の定義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/04/22 07:25 UTC 版)
「Sパラメータ」の記事における「n端子対回路網の定義」の解説
n対の端子を持つ電気回路において、入力方向に進む波の振幅をa1・・・an 、出力方向に進む波の振幅をb1・・・bnとしたとき、次のように記述する。 b1 = S11a1 + S12a2 + ・・・ + S1nan b2 = S21a1 + S22a2 + ・・・ + S2nan・・・ bn = Sn1a1 + Sn2a2 + ・・・ + Snnan このS11・・・Snnを要素とする行列が散乱行列であり、行列の要素がSパラメータである。Sパラメータの各要素は複素数表現であり、回路の振幅に対する影響に加えて位相に対する影響も内包する。 進行波の振幅 , は、電力の平方根の次元を持つように定義されることが多い.しかし,, が実際に電力になるとは限らない.また,, を電圧進行波や電流進行波とする流儀もある.
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