mezzo‐sopranoとは? わかりやすく解説

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メゾ‐ソプラノ【(イタリア)mezzo soprano】

読み方:めぞそぷらの

《「メッツォソプラノ」とも》ソプラノアルトとの中間の女声音域また、その音域歌手


メッツォ‐ソプラノ【(イタリア)mezzo soprano】

読み方:めっつぉそぷらの

メゾソプラノ


メゾソプラノ

(mezzo‐soprano から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/25 07:40 UTC 版)

メゾソプラノ mezzosoprano)は、女声歌手で、概ね合唱ではA3F5、ソロや他パートとのユニゾンではF3~A5くらいの声域をもつ。略してメゾとも言う。

概要

メゾソプラノは一般にソプラノよりも暗めの声質をもち、声域はソプラノとコントラルトの中間にくる。メゾ(mezzo、正しくは「メッゾ ([mɛddzo])[1]」と発音される)とはイタリア語で「中間」(mid- )の意味である。

オペラでは、メゾソプラノは必ずしも声域の高低だけではなく、声の質が重要である。ロッシーニの『セビリアの理髪師』のロジーナや『チェネレントラ(シンデレラ)』のアンジェリーナのように、ソプラノ歌手並みの高音のコロラトゥーラ技法を要求されるレパートリーもあり、これらの役割を歌う歌手はやや軽い声を持つ。一方、ヴェルディのオペラの役柄、例えば『トロヴァトーレ』のアズチェーナや『ドン・カルロ』のエボリ姫などでは、よりドラマティックで力強い声質が要求される。

モーツァルトグルックなど18世紀以前のオペラでは、カストラートのために書かれた役柄があるが、今日ではメゾソプラノが歌うのが普通である。また、カストラートが衰退した後も、あえて若い男性の役にメゾソプラノの歌手を指定する例もある(ズボン役と呼ばれる)。この場合、女性歌手が男装して歌うことになり、中性的な独特の効果を生む。

メゾソプラノが主役となるオペラはビゼーカルメン』が最も有名であり、他にサン=サーンスの『サムソンとデリラ』などの例がある。

メゾソプラノに分類される歌手の例

日本以外

日本

他の声域

脚注

  1. ^ 小学館『伊和中辞典』1983年、1658頁。

関連項目



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