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meviy

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/01/03 03:34 UTC 版)

meviy(メビー)は、株式会社ミスミグループ本社(ミスミグループほんしゃ、: MISUMI Group Inc.)が提供する機械部品製造をインターネット上で受け付けるプラットフォーム。国内シェアNo.1(2023年オンライン機械部品調達サービス国内ユーザー数シェア テクノ・システム・リサーチ調べ)[1]。2023年1月には第9回「ものづくり日本大賞 内閣総理大臣賞」を受賞した。[2]

概要

ユーザーが設計データ(3D CADデータ)をクラウドアップロードするとAI が即時に価格と納期を提示する。注文後はデジタルマニュファクチュアリングシステムにより製造プログラムが自動生成され工場での加工が自動開始され、最短1日での出荷を実現している。これにより、これまで通常数週間かかるとされてきた部品調達の時間が90%以上短縮される。

ブラウザのみで利用可能で、ソフトウェアなどのインストールの必要もない。ユーザーは24時間365日インターネット環境があればどこからでも利用可能。利用にはミスミ会員ID(無料)が必要。

メビーで提供されるのは、板金加工、板金溶接加工、切削加工(角物・丸物)など。材料は鉄、アルミ、ステンレス、樹脂など幅広く用意されており、表面処理や塗装も可能。

ブラウザ上で寸法公差、幾何公差、表面粗さが設定でき、精度部品も簡単に手配が可能となる。さらに、数量割引、納期割引などの割引きサービスも用意されている。

2024年9月、製造業マーケットプレイス「meviyマーケットプレイス(メビーマーケットプレイス)」を発表。[3] 設計データをアップロードすると条件に合致した製造パートナーがリコメンドされる。このサービス開始により、メビー全体では5軸加工、3Dプリント、射出成形、注型、製缶、架台など、提供される加工の種類が拡大している。

メビーはグローバルでもサービスを提供しており、現在は日本以外にも欧州、北米、中国、韓国で展開している。加工種類や材質は各国によって異なる。日本で発行した型番を海外から手配することも可能。

商品・サービス

加工種類
  • 板金加工、板金溶接加工
  • 切削加工(角物・丸物)
取り扱い材質
  • ステンレス
  • アルミニウム
  • 樹脂
表面処理
  • 無電解ニッケルメッキ
  • 電気亜鉛メッキ
  • 四三酸化鉄皮膜
  • 三価クロメート
  • アルマイト
  • アロジン処理相当
  • 塗装(粉体塗装、溶剤塗装)
  • パーカー処理
  • 窒化処理

関連サービス

meviyマーケットプレイス(メビーマーケットプレイス)
3Dもしくは2Dの設計データをアップロードし、加工方法・材質・表面処理などの見積条件を設定すると、条件に合った製造パートナー(加工会社)が提案されるプラットフォーム。複数の加工会社に個別に問い合わせる手間を削減できる。複雑形状や大型サイズなどにも対応。製品開発や設備設計の設計者が主な対象。
加工種類は、切削、旋盤、板金/板金溶接、製缶、架台、3Dプリント、注型、射出成形を提供。
meviy2D(メビー2D)
2D図面をアップロードすると、最短1日で見積もりの回答を得られるサービス。AIが加工条件に基づき最適な工場を選定する。
meviyファインダー(メビーファインダー)
無料で利用できる図面検索・共有クラウド。図面データをアップロードすると、AIが図面番号や部品名称、寸法などのテキスト、記号といった図面情報を自動的に認識し、データベース化する。AIが認識したテキストや記号で図面検索ができるほか、AIが解析したデータを基に形状や構造などが類似した図面を探せる。

海外サービス提供エリア

  • 日本
  • 欧州
  • 北米
  • 中国
  • 韓国

沿革

  • 2016年
    • 初のオンライン機械部品調達サービス、メビーのサービスを開始(金型部品)[4]
  • 2018年
    • アップロードデータ100万点を突破
  • 2019年
    • 切削加工、板金加工サービスを開始、meviy事業本格展開開始
    • 超短納期サービス1日目出荷を開始
  • 2020年
    • 製造業の中小企業を対象に装置・設備部品を無償提供
  • 2021年
    • トヨタ自動車株式会社と共同開発を行い、3DCADデータ上の製造情報をmeviyに自動反映する機能を提供
    • 欧州でのサービス提供を開始
  • 2022年
    • 8月8日を「meviyの日」に制定
    • 製造業の創造性解放を目指し単独イベントである「Creative Manufacturing Summit 2022」を開催
    • 長納期割引(30%OFF)サービスを開始
    • 幾何公差サービスを開始
    • meviyの開発専門子会社である株式会社DTダイナミクスを設立
    • ヤマザキマザック株式会社と共同開発を行い、旋盤加工サービスの提供を開始
    • 北米でのサービス提供を開始
  • 2023年
    • 利用ユーザー10万ユーザー、アップロードデータ1000万点を突破[4]
    • 国内シェア3年連続No.1を獲得
    • 製造業で権威のある第9回ものづくり日本大賞において「内閣総理大臣賞受賞」を受賞
    • 中国でのサービス提供を開始
    • 「meviy2D(メビー2D)」を提供開始
    • 教育機関向け支援プログラム「meviy for Education」を開始
  • 2024年
    • 韓国でのサービス提供を開始
    • 「meviy Finder(メビーファインダー)」を提供開始
    • 「meviyマーケットプレイス(メビーマーケットプレイス)」を提供開始
  • 2025年
    • 株式会社ミスミグループ本社が、米国でオンライン調達サービスを展開するFictiv Inc.の買収を発表。meviyなどのデジタルサービスの強化、顧客ドメインの拡大を狙う[5]

受賞歴

  • 2015年
  • 2019年
    • 経済産業省・厚生労働省・文部科学省発行「2019年版ものづくり白書」掲載『顧客の新たなニーズに対応したサービス提供型のビジネスモデルを確立している代表事例』[7]
    • 「CEATEC AWARD 2019」スマートX部門グランプリ[8]
    • 「情報化促進貢献個人等表彰」経済産業大臣賞[9]
  • 2020年
    • 「第62回十大新製品賞」本賞[10]
    • 「第49回日本産業技術大賞」文部科学大臣賞[11]
    • 「Impress DX Awards 2019」アプリケーション部門グランプリ[12]
    • 「第3回日本サービス大賞」JETRO理事長賞[13]
    • 「第36回素形材産業技術賞」経済産業省製造産業局長賞[14]
    • オンライン機械部品調達サービス 国内シェアNo.1獲得 (株式会社テクノ・システム・リサーチ調べ)[1]
  • 2021年
    • 「第9回技術経営・イノベーション大賞」科学技術と経済の会会長賞[15]
    • 「第9回ロボット大賞」 日本機械工業連合会会長賞
    • オンライン機械部品調達サービス 国内シェア2年連続No.1獲得 (株式会社テクノ・システム・リサーチ調べ)
  • 2022年
    • オンライン機械部品調達サービス 国内シェア3年連続No.1獲得 (株式会社テクノ・システム・リサーチ調べ)
  • 2023年
    • 「第9回ものづくり日本大賞」内閣総理大臣賞[2]

脚注

  1. ^ a b オンライン機械部品調達サービスの市場規模、市場動向を発表』(プレスリリース)株式会社テクノ・システム・リサーチ調査、2024年2月28日https://www.t-s-r.co.jp/notice/6085/2025年12月17日閲覧 
  2. ^ a b 第9回ものづくり日本大賞 『内閣総理大臣賞』を受賞 – meviy.”. MISUMI Corporation.. 2023年1月18日閲覧。
  3. ^ 機械部品調達のAIプラットフォーム「meviy」日本最大級の製造業マーケットプレイス「meviyマーケットプレイス」を発表~切削・旋盤・板金・3Dプリント・射出成型・溶接・注型などあらゆる機械加工部品がワンストップで手配できる新たなものづくりマーケットプレイスが誕生~”. 株式会社ミスミグループ本社. 2025年12月17日閲覧。
  4. ^ a b ミスミ「meviy(メビー)」始動 | MISUMI-VONA【ミスミ】”. MISUMI Corporation. 2016年6月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年2月18日閲覧。
  5. ^ Fictiv Inc.の買収に関するお知らせ”. 株式会社ミスミグループ本社. 2025年12月17日閲覧。
  6. ^ 3DCADで部品手配する為のもの作り基盤 [meviy (メヴィー)]”. 公益財団法人日本デザイン振興会. 2021年2月18日閲覧。
  7. ^ 2019年版ものづくり白書(PDF版)”. 経済産業省. 2021年2月18日閲覧。
  8. ^ 部門賞 スマートX部門 | CEATEC AWARD 2019”. CEATEC 2019. 2020年10月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年2月18日閲覧。
  9. ^ 令和元年度「情報化促進貢献個人等表彰」を決定しました”. 経済産業省. 2019年12月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年2月18日閲覧。
  10. ^ 十大新製品賞 過去の受賞製品 第61回~”. 日刊工業新聞社. 2021年2月18日閲覧。
  11. ^ 顕彰事業 日本産業技術大賞 過去の受賞 第41回~第49回”. 日刊工業新聞社. 2021年2月18日閲覧。
  12. ^ デジタルトランスフォーメーションのリーダは誰だ? Impress DX(デジタル変革)”. Awards 株式会社インプレス. 2021年2月18日閲覧。
  13. ^ 第3回 日本サービス大賞”. サービス産業生産性協議会(SPRING). 2021年2月18日閲覧。
  14. ^ 経済産業省本館ロビーにて「素形材産業技術賞」の展示を行います”. 経済産業省. 2020年11月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年2月18日閲覧。
  15. ^ 第9回 技術経営・イノベーション賞 決定 |”. 一般社団法人 科学技術と経済の会. 2021年2月18日閲覧。

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