gotoの現在
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 01:22 UTC 版)
現在C言語を除く主流派の言語では、そのままのgoto文はほとんど見られなくなった。替わりにbreak文、continue文、もしくは例外処理のような特殊脱出をサポートし、単純な制御構造だけでは弱いと考えられる部分を補っている。さらにクロージャやコードブロック、継続のような強力な制御機構を使い、抽象度の低いgoto文を使う必要性を低くした言語もある。例えばHaskellにおいてはモナドを利用して例外や非決定性計算などの様々な制御構造を表現できる。またSmalltalkやIoにおいても制御構造はブロックを扱うメソッドとして表現している。Scheme等でサポートされている継続は「引数付きgoto」と呼ばれることもある。 一方で、例えば1999年から設計が開始されたD言語はgoto文を含んでいる。2000年に最初のバージョンがリリースされたC#もgoto文を持っている。PHPにも2009年にリリースされた5.3において制限された形ではあるがgoto文が追加された。
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