流れの可視化(室外気流)
見えない空気の流れを、可視化技術を用いて観察できるようにすること。クルマの空力特性は気流の変動によってもたらされるため、流れの可視化はその解析や改善手段の考察を容易にする。可視化技術には煙タフト、油膜を使うものがあるが、最近ではコンピューターを風洞のように用いて、数値流体力学CFDによって、流れをCG表示する技術が実用化されている。煙は軽油、パラフィンなどからつくり、上流の細い穴から気流中に注入し流れを観察する。タフトは短い糸(または毛糸)で、一端を車体に貼り付け、タフトがなびく方向から、油膜法は油と塗料の混合物を車体に塗布し、気流でできた油の跡から流れを観察する。前者はクルマ周囲の流れを、あとの2つは車体表面上の流れを可視化できる。
参照 自動車用風洞- flow visualizationのページへのリンク