直積ガソリンエンジン
燃料を直接シリンダー内に噴射し、火花点火により燃焼させるエンジン。ダイレクト噴射エンジンとも呼ばれる。圧縮行程後期に燃料を噴射する場合と、吸入行程に燃料を噴射する場合とがあるが、いずれも直噴エンジンの範疇に入る。成層燃焼においては、噴射された燃料がシリンダー壁に付着したり、均一に混合されないよう直接噴射する方式となっている。燃料を圧縮行程の後半に噴射することによって、点火プラグ近傍にのみ、着火の容易な可燃混合気を供給する層状給気による運転が可能となり、全体としては超希薄な空燃比による運転により、20%近くの熱効率の改善が実現されている。一方、高負荷運転域では吸入行程で噴射。成層燃焼領域と高負荷域をつなぐ中間領域で吸入行程と圧縮行程で少量ずつわけて噴射することもある。日本の自動車メーカーでは三菱、トヨタ、日産、スズキが量産車に用いている。ディーゼルエンジンにおいては、副室内に燃料を噴射するIDI方式と、副室をもたず、直接シリンダー内に燃料を噴射するDI方式があるが、ともに筒内噴射方式である。
「direct injection type gasoline engine」の例文・使い方・用例・文例
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