Bagger 288
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/04 17:48 UTC 版)
「バケットホイールエクスカベーター」の記事における「Bagger 288」の解説
Bagger 288はその素性がよく知られており、簡単にその特徴を示す。Bagger288はドイツのクルップ社が開発製造し、建造に5年の歳月をかけ1978年に完成した。全長220m、全高96m、総重量1万2340トンであり、規模において当時世界一だったNASAのロケット運搬装置を超えた(クルップと別に製造された1976年に完成したBagger 287が長さと重量で上だが、名目出力と高さの場合、288が上である。Bagger 293の場合、これらを全て兼ね備えている)。動力は全て外部電力で、定常運転時は16MWもの電力が必要である。操作には5人が必要で、そのためトイレや台所も完備している。直径21.6mのホイールには18個のバケットが付いており、一つのバケットあたり6.6立方メートルの容積がある。これによって一日に24万トンもの採掘が可能。移動速度は最大分速10mであり、12本の無限軌道で動く。 2001年2月にドイツ西部の褐炭露天掘り鉱山・ハンバッハ炭鉱から、3週間かけて22km先のガァツワイラー炭鉱まで移動した。移動には1500万マルクと70人の作業員を要した。
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