アメトリン(Ametrine)


Anahi mine,Santa Cruz,Bolivia
SiO2 標本の幅約10cm、画像の幅約3cm
紫水晶(アメシスト)と黄水晶(シトリン)が双晶により一つになった結晶です。
標本全体がガサガサした状態で色が判別し難いですが、アップの写真では色の境目がよく観察できます。
ブラジル式双晶が観察し易いように輪切りになった標本が多いですが、こだわりで未加工の標本を入手しました。
アメトリン
(ametrine から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/25 10:00 UTC 版)


アメトリン(英語:Ametrine、trystine、bolivianite)は、紫水晶アメシストと黄水晶シトリンが混ざり合った希少な宝石である。 アメトリンが生成される理由としては、シトリンは元来アメシストがマグマなどの天然の熱により色彩変化したものであり、アメシストがシトリンに変わるその過程において 何らかの理由で熱が加わらなくなり、変化が途中で止まってしまうとのこと。
産出地
希少な宝石であるため産出地も限られている。
- ボリビア、サンタクルス県のアナイ鉱山
- ブラジル、ミナスジェライス州
- カナダ、オンタリオ州サンダーベイのオンタリオ宝石鉱山
- アメリカ、ネバダ州ワショー郡Crystal Tips No. 2 pit[1]
- インド、アーンドラ・プラデーシュ州ハイデラバード県
性質・特徴
人工的な製造
アメシストに熱や放射線を照射する宝石のトリートメントを行う事で、シトリンを製造できることから人工的な製造も行われている。
出典
- ^ Rocks & Minerals 82:415-418
- ^ Vasconcelos, Paolo; Wenk, Hanz-Rudolf; Rossman, George. "The Anahí Ametrine Mine, Bolivia," Gems and Gemology, Spring 1994, p. 4-23
関連項目
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