アデノシン一リン酸
英訳・(英)同義/類義語:adenosine monophosphate, adenosine-mono-phosphate
プリン塩基であるアデニンに、五炭糖のリボースがグルコシル結合したアデノシンの5位がモノリン酸エステル化した分子。ATPの加水分解には、ADPと無機リン酸が生じる場合と、AMPとPPi(ピロリン酸)が生じさらに無機リン酸に加水分解される場合とがある。後者の方が大きなエネルギーを利用できる。
化合物名や化合物に関係する事項: | アデニン環 アデノシン5'-三リン酸 アデノシン アデノシン一リン酸 アデノシン三リン酸 アデノシン二リン酸 アドレナリン |
アデニル酸
(adenosine monophosphate から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/14 10:01 UTC 版)
アデニル酸(アデニルさん、adenylic acid)は別称をアデノシン一リン酸(Adenosine monophosphate)ともいう有機化合物で、RNA中に見られるヌクレオチドの一種である。AMPと略される。AMPは核酸塩基のアデニン、五炭糖のリボース、1つのリン酸より構成されており、リン酸とアデノシン(ヌクレオシド)の間でリン酸エステルを形成している。リン酸部位の結合位置により 2'-体、3'-体、5'-体の構造異性体があるが、RNA中に部品として見られるのは 5'-アデニル酸 である。
- 1 アデニル酸とは
- 2 アデニル酸の概要
- 3 生産と分解
- 4 環状AMP
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