Yumの後継パッケージ管理システム「Dandified Yum」
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「Dandified Yum」の記事における「Yumの後継パッケージ管理システム「Dandified Yum」」の解説
DNFは、Yumに替わる後継パッケージ管理システムを期待され、最先端のSATベースの依存関係リゾルバを搭載して、2015年5月26日にリリースされたFedora 22の標準パッケージマネージャとして採用された。Python 3にも対応した。 Yumの問題点は下記のように対処された。 API ドキュメントの整備。テスト環境の改善。 より堅固なアルゴリズムと効率的なメモリ消費を兼ね備えた(openSUSEのZYppのために開発された) libsolv によって、依存性を解決する。 Pythonに大きく依存していた点を、 (C言語およびPythonのラッパーである) hawkey ライブラリによるPythonとC言語との包括的なAPIに改めて、他言語からも扱いやすくした。 メモリ消費量低減やメタデータ同期の効率化。 DNFは、RPMに加えlibsolvとhawkeyのライブラリを用いるパッケージ管理システムとなった。 librepo を利用して、メタデータやパッケージダウンロードの操作をする。 libcomps によって、comps dataの処理や効果的な操作を行う。 パフォーマンス面でも、Yumと比較して速度が改善したとの報告がある。 2016年12月20日、Yumとの互換性の改善を重視した「 DNF-2.0 」がリリースされた。 2018年6月27日、バージョン3の安定版である「DNF-3.0.1」がリリースされた。 2018年12月17日、バージョン4の安定版である「DNF-4.0.9.1」がリリースされた。
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