Windows Embedded CE 6.0
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 01:41 UTC 版)
「Microsoft Windows Embedded CE」の記事における「Windows Embedded CE 6.0」の解説
次世代バージョンとして、Version 6.0が開発された。5.0までは、プロセス数は最大32個に制限され、そして各プロセスの仮想アドレス空間は32MBに制限されていた。6.0ではプロセス数制限は最大32000個までに拡張され、各プロセスの仮想アドレス空間は2GBまでに広げられる。これにより大量のメモリを消費するアプリケーションが実現可能になる。またカーネルは上位2GBのアドレス空間に置かれ、従来ユーザープロセスだったGWES、ファイルシステム、デバイスドライバはカーネル空間に統合される。これにより従来プロセス切り替えオーバーヘッドがAPI呼び出しに伴っていたが、これもシステムコールという形になり高速化される。特にネットワークへのアクセス速度は大幅に高速化されるとしている。
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