Windowsにおける実装
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/12 09:40 UTC 版)
「Layer 2 Tunneling Protocol」の記事における「Windowsにおける実装」の解説
Windows Vista以前のバージョンではL2TPなしのIPsecの設定が非常に難しかった。マイクロソフトはIPsec VPN接続の設定を、Windows 2000/XP ではマウスをクリックする回数を100回以上からVistaでは15回にまで容易にした。XPと比較してVistaでは、「VPNとは何か?」のように一般的でとても基礎的な情報ではあるが、少しだけ多いヘルプ情報もある。そのヘルプ情報では、L2TPなしのIPsecはモバイルリモートアクセスには不向きであるとされている。ヘルプ情報は、この用途にはL2TP/IPsecまたはPPTPを使用するように勧めている。 Windows VistaはL2TPを使用しないIPsecをより簡単に作成することを目的とする2つの新しい設定機能を提供する。両方の説明を以下のセクションに述べた。 Windows Firewall with Advanced Security (WFwAS)と呼ばれるMMCスナップインで、コントロールパネル>管理ツールの中にある。 netsh advfirewall コマンドラインツール これらの設定ユーティリティには問題がない訳ではなく、また不運にも、netsh advfirewallについてもWFwASのIPsecクライアントについても資料はほとんどない。上記の問題のひとつにNATに対応しない点がある。もう一つの問題は、新しいVistaの設定ユーティリティにおいて、サーバがIPアドレスによって一意に明確でなければならない。サーバのホスト名は使われていては困り、そのため、もしIPsecサーバのIPアドレスが変わるなら、すべてのクライアントはこの新しいIPアドレスを知らされなければならない。(en:DynDNSの様なユーティリティによるアドレスもまた、サーバを除外する)
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