WN型とは? わかりやすく解説

WN型

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 00:49 UTC 版)

ウォルフ・ライエ星」の記事における「WN型」の解説

WN型のスペクトル系列は、さらにWN2 - WN9へと拡張され、その定義もN III線における463.4 - 464.1 nmと531.4 nm、N IV線における347.9 - 348.4 nmと405.8 nm、および V線における460.3 nm、461.9 nm、493.3-494.4 nmの、相対的な強さ基づいて洗練された。これらの線はヘリウム輝線強くまた変動している波長領域から外れており、線の強度温度とよく相関している。WN2 - WN5の星は「早期型 (early) 、WNE」、WN7 - WN9の星は「晩期型 (late) 、WNL」に分けられる。WN6は早期晩期両方に跨っている。WN型とOfpe型との中間的なスペクトルを持つ恒星はOfpe/WN9と分類されてきたが、WN10やWN11というクラス使われることもある。水素輝線存在するWN星には h、水素輝線吸収線が共に存在するWN星には ha接尾辞使われることもある。 WN型スペクトル分類スペクトル型旧基準改訂後の基準その他の特徴WN2 N Vは弱いか無い N VとN IVは無い He II強く、He Iはない WN2.5 N Vはあるが、N IVを欠く 廃止されクラス WN3 N IV ≪ N V、N IIIは弱いか無い He II/He I > 10, He II/C IV > 5 特異なプロファイル予測不可能なN Vの強さ WN4 N IV ≈ N V、N IIIは弱いか無い 4 < He II/He I < 10, N V/N III > 2 CIV存在 WN4.5 N IV > N V、N IIIは弱いか無い 廃止されクラス WN5 N III ≈ N IV ≈ N V 1.25 < He II/He I < 8, 0.5 < N V/N III < 2 N IV または C IV > He I WN6 N III ≈ N IV、N Vは弱い 1.25 < He II/He I < 8, 0.2 < N V/N III < 0.5 C IV ≈ He I WN7 N III > N IV 0.65 < He II/He I < 1.25 弱いP-CygプロファイルのHe I、He II > N III、C IV > He I WN8 N III ≫ N IV He II/He I < 0.65 強いP-CygプロファイルのHe I、He II ≈ N III、C IVは弱い WN9 N III > N II、N IVは無い N III > N II、N IVは無い P-CygプロファイルのHe I WN10 N III ≈ N II NIII ≈ N II バルマー線P-CygプロファイルのHe I WN11 N IIIは弱いか無い、N II存在 N III ≈ He II、N IIIは弱いか無い バルマー線P-CygプロファイルのHe I、FeIII存在

※この「WN型」の解説は、「ウォルフ・ライエ星」の解説の一部です。
「WN型」を含む「ウォルフ・ライエ星」の記事については、「ウォルフ・ライエ星」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「WN型」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「WN型」の関連用語

WN型のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



WN型のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのウォルフ・ライエ星 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS