VQHRエンジン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/26 05:06 UTC 版)
「日産・VQエンジン」の記事における「VQHRエンジン」の解説
2006年にデビューのV36スカイラインでデビューした新世代VQエンジン。VQ型と名乗っているものの、ブロックデッキの高さを延長する等の変更がなされており80%以上を新設計した事実上の新開発エンジンであり、「HR」とはハイレスポンス、ハイレボリューションを意味する。これまでのVQ35DEでは高回転域で吸気が追いつかなくなる欠点の見直しと、ブロックデッキ寸法の変更でコンロッドを長くし、連桿比の改善によりピストン横圧の低減を図った。従来型比で1,200回転のレブリミットの引き上げとなり、高回転まで胸のすくふけ上がりを実現した。出力・トルクだけでなく、環境性能や燃費性能も大幅に向上している。また世界初となる水素フリーDLCコーティングバルブリフターを採用し、専用オイルとの組み合わせでカム-バルブリフター間のフリクションを従来比で約40%低減している。
※この「VQHRエンジン」の解説は、「日産・VQエンジン」の解説の一部です。
「VQHRエンジン」を含む「日産・VQエンジン」の記事については、「日産・VQエンジン」の概要を参照ください。
- VQHRエンジンのページへのリンク