V2500セレクトワン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/13 15:38 UTC 版)
「V2500 (エンジン)」の記事における「V2500セレクトワン」の解説
2005年10月20日、IAEはV2500セレクトがIndiGoより100機のA320シリーズに搭載するためのエンジンとして選択されたと発表した。後にV2500セレクトワンと称されるこのエンジンは性能増強パッケージとアフターマーケットを組み合わせる。2007年12月に認証を取得。2008年9月に本エンジンを搭載したA320が出荷され、同年10月よりローンチカスタマーであるIndiGoにより運用が開始された。 セレクトワンでは高圧圧縮機に最新の3次元空気力学を導入し、コア温度を下げて取り扱いと効率を改善しており、また高圧タービンに最新の材料と冷却技術を導入して効率と部品寿命が向上、低圧タービンの調整も行われている。これにより、1%の燃費削減や最大20%の飛行時間の改善、追加のEGT(Exhaust Gas Temperature 排気ガス温度)マージンなどの利点が得られた。レトロフィットキットを使用することで運用中の既存のエンジンをセレクトワン規格にアップグレードすることができ、プラットアンドホイットニーは2009年2月17日、USエアウェイズが1998年以来運用しているV2500-A5から改造する初めての顧客となったことを発表した。
※この「V2500セレクトワン」の解説は、「V2500 (エンジン)」の解説の一部です。
「V2500セレクトワン」を含む「V2500 (エンジン)」の記事については、「V2500 (エンジン)」の概要を参照ください。
- V2500セレクトワンのページへのリンク