URM-1: 1段目と補助ロケット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/18 01:40 UTC 版)
「アンガラ・ロケット」の記事における「URM-1: 1段目と補助ロケット」の解説
ユニバーサル・ロケット・モジュール (URM) はアンガラのどのモデルでも共通するコアである。アンガラ A5は4基のURM-1を補助ロケットとして追加する。それぞれのURM-1は液体酸素とRP-1(ケロシン)を燃焼する1基のNPO エネゴマシュRD-191を装備する。 RD-191は元はエネルギアのブースターの動力として開発された4基の燃焼室を備えるRD-170から派生した単燃焼室式のエンジンである。ゼニットに採用されている4燃焼室式のRD-171や、ULAのアトラス Vに採用されている2燃焼室式のRD-180も同様にRD-170の派生型である。ソユーズ 2-1vの1段目には1970年代に設計されたNK-33が採用されており、この代替としてRD-193が検討されている。RD-191は出力を30%まで下げることが可能で、中央のURM-1はURM-1補助ロケットの分離時まで推進剤を温存することができる。 URM-1は液体酸素タンクが上部にありタンク内構造は飛行制御とテレメトリの機器と下にケロシンのタンクで構成される。モジュールの底部の推進装置はピッチとヨーの制御のためのジンバル機構とロールの制御のための推進器を備える。
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