Toccata Op.11とは? わかりやすく解説

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プロコフィエフ:トッカータ ニ短調

英語表記/番号出版情報
プロコフィエフトッカータ ニ短調Toccata Op.11作曲年1912年  出版年1913年  初版出版地/出版社: Jurgenson 

作品解説

2009年7月 執筆者: PTNA編集部

調性表記で、「ハ長調となっている資料が多いとのご指摘コメント欄いただきました事典編集部では本曲ニ短調少なくとも「ハ調」ではない)であるという見解でしたが、複数資料あたってハ長調」という表記が多い状況確認しましたので、この件についての調査行いました調査報告下記です。
http://www.piano.or.jp/enc/news/2009/07/30_9112.html

2009年7月 執筆者: 岡田 安樹浩

トッカータ」は、おもにバロック期において、ファンタジープレリュードなどと同様に好んで作曲されジャンルであり、鍵盤楽器用のトッカータ即興的な速いパッセージ特徴とする。バロック期以後、このジャンル他の楽曲ジャンル中に取り込まれ次第にその名は影を薄めていった。シューマンは『トッカータOp.7リストは『トッカータ』S.197aをそれぞれ残しているが、これらは19世紀代表的なピアノ作品においては数少ない例である。
プロコフィエフシューマンの『トッカータ』に触発されて、1912年にこの『トッカータ』Op.11を作曲したという。プロコフィエフの『トッカータ』は、同音連打によって特徴づけられた楽曲のように思われるが、オクターヴ重音によるパッセージ連続は、たしかにシューマンの『トッカータ』からの影響想起させる
左右の手重な音域や、跳躍して交差する音域選ばれ密集した音響によって特徴づけられた部分から、音域上下いっぱいに反行しながら拡大した開放的な音響へといたってクライマックス築き、5オクターヴグリッサンドによって楽曲締めくくられる。




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