トマス・ヴィリアーズ (初代クラレンドン伯爵)とは? わかりやすく解説

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トマス・ヴィリアーズ (初代クラレンドン伯爵)

(Thomas Villiers, 1st Earl of Clarendon から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/08 16:11 UTC 版)

初代クラレンドン伯爵
トマス・ヴィリアーズ
Thomas Villiers
1st Earl of Clarendon
生年月日 1709年
没年月日 1786年12月11日
死没地 グレートブリテン王国イングランドハートフォードシャーワトフォード
出身校 ケンブリッジ大学クイーンズ・カレッジ英語版
前職 外交官
所属政党 ホイッグ党
称号 初代クラレンドン伯爵枢密顧問官(PC)
配偶者 シャーロッテ(旧姓カペル)
親族 初代ジャージー伯爵(祖父)
第4代クラレンドン伯爵(孫)

郵政長官英語版
内閣 グレンヴィル内閣
小ピット内閣
在任期間 1763年 - 1765年
1786年9月 - 1786年12月11日

内閣 ノース卿内閣
小ピット内閣
在任期間 1771年 - 1782年
1783年 - 1786年

庶民院議員
選挙区 タムワース選挙区英語版
在任期間 1747年 - 1756年

貴族院議員
在任期間 1756年6月3日 - 1786年12月11日
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初代クラレンドン伯爵トマス・ヴィリアーズ英語:Thomas Villiers, 1st Earl of Clarendon, PC1709年 - 1786年12月11日)は、イギリス政治家外交官貴族

経歴

1709年に第2代ジャージー伯爵ウィリアム・ヴィリアーズとその妻ジュディスの間の次男として生まれる[1][2]

イートン校を経てケンブリッジ大学クイーンズ・カレッジ英語版へ進学したが、学位をえずに退学し、外交官となった。1737年にはポーランド王・ザクセン選帝侯アウグスト3世の宮廷に特命使節(envoy extraordinary)として派遣され、1740年には全権公使(minister-plenipotentiary)となる[1]。1742年から1743年にはウィーン公使となり、その後、オーストリア継承戦争の進展を報告するためにポーランドへ送られた[1]1745年から1746年にかけてはプロイセン王国ベルリンに弁理公使 (minister resident)として駐在[1]

1748年にはプロイセン王国から男爵位を贈られた[2]。1748年2月に外交官職を退任し、以降は本国政界に専念。1747年から1756年までタムワース選挙区英語版から選出されてホイッグ党庶民院議員を勤める[1][2]1756年6月3日にはグレートブリテン貴族ウィルトシャー州におけるヒンドンのハイド男爵(Baron Hyde of Hindon in the County of Wiltshire)」に叙され、貴族院議員に列した[1][2]

1763年9月9日には枢密顧問官(PC)に列した。1763年から1765年までグレンヴィル内閣で郵政長官英語版を務め、ついで1771年から1782年までノース卿内閣でランカスター公領大臣を務めた[2]

1776年6月14日にグレートブリテン貴族「クラレンドン伯爵」に叙せられた。1773年から1786年まで小ピット内閣でランカスター公領担当大臣を務める。1786年9月からは郵政長官に転じるが、同年12月11日ハートフォードシャーワトフォードで死去し、同地に埋葬された[1][2]

爵位

1756年6月3日に以下の爵位を新規に叙される[2][3]

1776年6月14日に以下の爵位を新規に叙される[2][3]

家族

1752年3月30日に第3代エセックス伯爵ウィリアム・カペルの娘シャーロッテと結婚し、以下の4人の子を儲けた[2]

  • 第1子(長男)トマス・ヴィリアーズ英語版 (1753–1824):第2代クラレンドン伯位を継承
  • 第2子(次男)ジョン・ヴィリアーズ英語版 (1757–1838):第3代クラレンドン伯位を継承
  • 第3子(三男)ジョージ・ヴィリアーズ英語版 (1759–1827):第4代クラレンドン伯爵ジョージ・ヴィリアーズの父
  • 第4子(長女)シャーロッテ・バーバラ・ヴィリアーズ (1761–1810)

脚注

註釈

出典

  1. ^ a b c d e f g "Villiers, Thomas (1709-1786)" . Dictionary of National Biography (英語). London: Smith, Elder & Co. 1885–1900.
  2. ^ a b c d e f g h i Lundy, Darryl. “Thomas Villiers, 1st Earl of Clarendon” (英語). thepeerage.com. 2015年3月31日閲覧。
  3. ^ a b Heraldic Media Limited. “Clarendon, Earl of (GB, 1776)” (英語). Cracroft's Peerage The Complete Guide to the British Peerage & Baronetage. 2016年8月3日閲覧。
公職
先代
第2代エグモント伯爵英語版
第4代トレヴァー男爵
郵政長官英語版
1763年 – 1765年
同職:トレヴァー男爵
次代
第2代ベスボロー伯爵英語版
第4代トレヴァー男爵
先代
ストレンジ卿
ランカスター公領大臣
1771年 – 1782年
次代
初代アシュバートン男爵
先代
第12代ダービー伯爵
ランカスター公領大臣
1783年–1786年
次代
初代ハークスベリー男爵英語版
先代
第4代タンカーヴィル伯爵英語版
初代カータレット男爵英語版
郵政長官英語版
1786年
同職:初代カータレット男爵英語版
次代
第2代ウォルシンガム男爵英語版
初代カータレット男爵英語版
グレートブリテンの爵位
新設 初代クラレンドン伯爵
1776年–1786年
次代
トマス・ヴィリアーズ英語版
初代ハイド男爵
1756年–1786年



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